問題
用途地域の異なる二つの土地に関する問題です。
次の文章のうち最も不適切なものを選んでください。
問11一部改め
(1)
建物の用途に関しては、敷地面積が第1種中高層住居専用地域が60%で、準工業地域が40%の場合、第1種中高層住居専用地域の規定が適用される。
(2)
防火地域と準防火地域にまたがる地域では、厳しい法の規制が適用されるため、その土地すべてが防火地域の適用を受ける。
(3)
その土地が建ぺい率が異なるにまたがる場合には、厳しい方の規制が適用されるため60%と40%の地域にまたがる場合には、40%が適用される。
解答
(3)
解説
(1)(2)が適切で(3)が不適切
用途地域、防火地域、建ぺい率、容積率などは都市計画法や建築基準法、国土利用計画法、農地法、宅地造成等規制法、土地区画整理法の他、多種多様な法律の制限を受けます。
これを法令上の制限といいます。
宅地建物取引業やFP1級、CFPなどで詳しく学ぶことが出来ます。
では、解説
(1)異なる用途地域にまたがる場合には、過半を占める用途地域に規制が適用される。
なお、用途地域には12種類あるので確認しておいてください。
(2)異なる防火地域にまたがる場合には厳しい方の規制が適用される。
なお、準防火地域と防火地域の規制が無い地域では準防火地域の規制が適用される。
(3)建ぺい率と容積率は、面積と率を掛け合わせた加重平均が適用されます。
用途地域、防火地域、建ぺい率、容積率とも学科・実技共に出題率の高いキーワードなので、何度も過去問などで復習してください。