総括 ~中体連県大会を終えて~ | “あ”のブログ

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19日の団体戦の後、20日に個人戦、表彰式、閉会式が行われ、今年の中体連県大会が終了しました。

今思い返しても心が震える戦いの連続でした。


県内4地区の予選を勝ち上がってきた16校が4つのブロックに分かれて対戦する1次リーグ。
緑中は優勝候補筆頭である中信地区1位の豊科南中と同じブロックでした。
2位以内に入れば次のステージ、2次リーグに進めるので豊科南以外の2チームに勝つことが絶対条件でしたが、ここはなんとか無難に2勝1敗の2位で通過しました。

2次リーグは4つの1次リーグを勝ち上がった8校がふたつのリーグに分かれて行われます。そこでまた2位以内に残ればいよいよ決勝トーナメント、準決勝です。


2次リーグの組み合わせは4つの1次リーグで1位になった学校がくじ引きをする抽選で決まるのでどのチームが入ってくるかは運次第でした。
緑中の入ったリーグには同じ下伊那代表で今までず~っと負け続けている天敵、高陵中も入りました。
試合順から高陵とは最後に対戦することになっていたので、先ずは他の2校に勝ち高陵との戦いに臨む必要がありました。

2次リーグ初戦は何とか3-2で勝利。
次の対戦相手に勝てば最終戦で高陵に負けたとしても2位以内が確定するので決勝トーナメントに進めます。


運命の第2試合が始まりました。
手に汗握る大接戦となりました。1番で緑のエースが3-1で勝利。が、2番手はフルセットの末逆転負け。
3番ダブルスもフルセットの大接戦になりましたが、何とか勝利しました。
あと1人勝てば2次リーグ突破!
でも、4番手はやはりフルセットの接戦となりましたが、残念ながら負けてしまい、勝負は最後の5番に掛ることに。
しかし、5番の子は1,2セット目を取りあと1セットで勝ちと言う場面から相手の粘りにあい、フルセットのジュースの末に逆転負けを喫してしまいました。
普段から弱気の試合をして顧問の先生から叱責される子でしたが、この時、自分に決勝トーナメント進出が掛っているというとてつもなく重いプレッシャーの中、ジュースの場面でも自分から積極的に攻めに行っての負けでした。


負けた瞬間、これで決勝トーナメント、北信越の夢が絶たれたとみんなが感じたようでした。
負けた子は責任を感じ顔を覆い尽くして泣き崩れましたが、仲間全員がその子を抱きしめながら「大丈夫、大丈夫! ユウの責任じゃないよ! ユウは最後までよく攻めてたよ!」と、慰めていました。
私も顧問の先生もその子をきつく抱いて肩をたたきながら
「よく頑張ったね、よく最後まで攻めたね、ユウは悪くないから」と声をかけました。
目頭が熱くなり、心が痛くてしかたありませんでした。


2次リーグ最後の対戦相手は今まで何度となく対戦し、その度に負けてきた高陵中。
顧問と私で子供たちにこんな言葉をかけました。
「もしかしたら次の高陵戦があんたたち3年生の引退試合になるかもしれない。でもず~っと負け続けてきた高陵が相手なら悔いはないよね。
絶対に勝てない相手じゃないんだし、最後に1度ぐらい高陵に勝ってやろうよ!」


高陵戦に臨むメンバー10人の気合いは今まで見たことがないほど強いものでした。

1ポイント取るごとにベンチを振り返り、大きな声を上げる姿を見るとその都度涙が溢れそうになりました。
戦う選手を応援するベンチの子供たち、ギャラリーの1,2年生の応援も今までにない迫力を感じました。

1番で今まで1度も勝ったことがない相手エースのボールを鬼気迫る気合いで拾いまくる緑のエース、カットマンのマヨの姿は本当に凄かった。
昨秋の新人戦地区予選、その後の南信大会、数々の練習試合、今年の地区予選、南信ブロック予選などで12連敗中だった高陵中に、最後の最後、県大会の大舞台でとうとう3-1で勝利しました。
4番の子は、フルセットの苦しい戦いを勝利した瞬間、大きな声で泣きながらベンチに戻ってきました。
全員がその子の周りに集まり、みんなで抱き合い涙を流しながら高陵戦に勝った喜びを分かち合いました。
まるで筋書きのあるドラマの1場面を見ているようでした。

この結果、3チームが2勝1敗で並ぶことになり、決勝トーナメント進出はセット数の集計によることに。
本部でセット数の集計が行われマイクを通して発表がありました。
「Yリーグの順位はセット数の関係で1位緑ヶ丘中、2位高陵中・・・」

その瞬間、ベンチの子供たちもギャラリーの子供たちも、応援に訪れていた保護者も、みんなが抱き合いながら涙を流し喜んでいました。
苦しい、苦しい戦いが続き、震えが止まらなくなるような瞬間でした。


迎えた決勝トーナメント、準決勝の相手はXリーグ2位で勝ち上がってきた、北信地区1位のチーム。
緑中の子供たちは高陵戦の勢いを持ったまま気合いの入ったプレーを見せ、3-0で完勝しました。
3番ダブルスが勝利した瞬間、夢だった北信越出場が決まった瞬間、また全員が抱き合って、涙、涙、涙、笑顔で喜びを爆発させました。
私も顧問の先生と固く握手をした後、子供たちと一緒に喜びの輪に入りました。
本当に、ほんとうに、しびれました。


苦しい、苦しい戦いを勝ち抜いた団体戦メンバーの子供たち。


決勝の相手は昨年も北信越に出場し、更には全国大会にも出場した豊科南中。1次リーグでも対戦していました。
子供たちは持てる力を出し切って戦いましたが、力の差は歴然で0-3で敗れました。
でも、笑顔の敗戦、堂々の2位でした。



決勝と同時に始まっていた3位決定戦、北信越出場決定戦を戦う高陵中の試合が長引いていたので全員で高陵中の応援に回りました。


高陵中が3位決定戦に勝ち、北信越出場を決めた瞬間。



試合ではライバル同士ですが、試合以外では普段から仲の良い子供たち。
試合後、高陵の子供たちと一緒に記念撮影しました。








みんないい顔してるね。


表彰式の後、3年生16人でパチリ。






北信越大会出場は本当にみんなの夢でした。
中学生になり初めてラケットを持った子供たちばかりが集まったチームが、わずか2年半ほどの期間で、小学生低学年から卓球を始めた子供たちが集まるチームと対等に戦い、勝つことができるようになったなんて、本当にすごい事だと改めて思います。

子供たちには普段から「北信越出場は決してかなわない夢じゃないよ、あきらめないで頑張っていればかならず行けるからね」とは言っていましたが、本当に実現できるとは正直、思っていませんでした。

南信ブロック予選では2次リーグでまさかの負けを喫し、1度は県大会出場すら諦めかける場面に出会ったり、今回の2次リーグでも決勝トーナメント進出を1度は諦めかけたり。
何とも不思議な、目に見えない力が緑中を助けてくれたとしか思えないようなドラマチックな展開続きでした。
緑ヶ丘中には勝利の女神がついていたんでしょうね。

ただ、どんなに頑張っても、必ず結果が伴うわけではありません。今回、この素晴らしい結果を迎えることができたのにはいろんな巡り合わせがあっての事だと思います。
熱い指導をしてくれた先生方、熱心にサポートしてくれた保護者のみなさん、そして卓球が好きで好きで、大好きで毎回夜の練習に訪れた子供たち。
この素敵な仲間のためにアタシも少しは役に立てたと思うと本当にうれしいです。

夢を叶えた子供たち、本当に立派です。
一緒に練習で来て本当にうれしかった。

みんな、ありがとうね。 あと少しだけど一緒に頑張ろうね。