大原登山口(750m)1時35分出発 ~ 笠松山(1,271m)2時25分到着 標高差521m
所要時間 登り50分 下り1時間(下りは梅ヶ久保登山口に下り、そこから大原口までの林内遊歩道を歩く)
昨日の山歩きです。
本当は、今週末、土曜日か日曜日に登るつもりだったんだけど、週間天気予報を見ると週末の天気がなんとなく怪しい。
それに引き換え、昨日は良く晴れたいい天気。せっかく、仕事も早く終わり、時間もあったので、1時過ぎに家を飛び出しました。
飯田市の市街地後方には、北から座光寺富士、風越山、笠松山、高鳥屋山の4つの主だった里山があります。
風越山(1,535m)は飯田市のシンボル的な山で、元旦の初日の出登山や、風越登山マラソンなどが毎年行われ、市内の小学校は6年生時に、必ず風越山への登山をする、市民にもっとも親しまれている山です。
県外の山歩き愛好家にも良く知られた山です。
昨日、私が登った笠松山は標高もさほど高くはないし、見た目にも地味な山なので、地元の人意外にはあまり知られていません。
でも、南アルプスの山並と、伊那谷の景色を大パノラマで見渡すことの出来る山としては南信地方でもベスト3に入るほど、眺望の良い山です。
笠松山へのルートは大原登山口と梅ヶ久保登山口の2つがあります。
昨日は大原登山口から登りました。
この道は、笠松馬道と呼ばれ、かつては大平街道の脇道として、飯田と大平宿~木曽を結ぶ物流の大切な道だったそうです。そのためか、この登山口から山頂展望台までの道筋には馬頭観音像が33体置かれています。
大原登山口付近から。飯田市街地(450m前後)に比べ、750mのここはかなりの高台になります。そのため眺めもいい。

この登山口すぐ横には日本トレッキングという、乗馬クラブがあります。

この1番観音から登山道は始まります。

9月前半の長雨や、先日の台風による雨の影響で、登山道入り口付近はかなり道がえぐれて荒れていました。


少し奥まで進むと道も整備された歩きやすい道になります。ただし、山道ですから、傾斜は結構きつい・・・でも、元来、馬に荷物を積んで歩かせた道ですから、急登というほどではありません。


いつの間にか7番観音。大原口からの平均的な登山時間はおよそ2時間前後。ダッシュではぁはぁ、言いながら登ったので観音像を1体1体確認する余裕がなかった・・・

8番観音、見落とした・・・9番観音です。ちょっと、阿修羅っぽくていい感じ。
この辺りで、時計を見るとすでに20分経過、2時5分前。戻ろうか、どうしようか少し迷いました。
でも、“せっかく登り始めたんだで行かにゃ、しょうがねぇらよ!”と気持を入れ直し、さらにペースアップ。

ジグザグの辛い急傾斜を抜け、平坦な尾根筋に到着。ちょっと息が収まります。

まだまだ、登りは続きます。12番から15番観音。この辺りの登りが結構きつい。




少し、立ち止まり、振り返って樹間から下を覗くと、飯田の街は遥か眼下に。

17から29番観音まで。飛ばしまくりました。






この29番観音を過ぎるとようやく尾根筋に出ます。もう、あとわずかです。
尾根筋から西側の山並が西日を浴びて霞んで見えます。中央1番奥の一段高い山が先日登った蛇垰山です。


30番観音。あと3体だ。

33番観音、展望台に到着!

ここから東側に素晴らしい眺望が。
風越山から拡がる飯田の市街地。北から南に、天竜川に沿って狭い山間部に街が広がっています。
天竜川の東側には南アルプス前衛の伊那山脈。そして、さらにその奥に南アルプスが北から南に延びています。



飯田市です。



南アルプスの山々。これから気温が下がり、空気が澄んでくればもっと鮮明な写真が撮れるんだけどね。
写真ではわかりにくいけど、実際にはいい眺めなんですよ!
鋸岳と仙丈ケ岳

白鳳三山 北岳、間岳(あいのたけ)、農鳥岳

塩見岳

荒川岳と赤石岳

南アルプス南部最後の3,000m峰、聖岳(ひじりだけ)

南アルプス最南端の光岳(てかりだけ)と池口岳

11月後半にはこれら南アルプスの山々は雪化粧します。その頃、またこの景色を見に来たいと思います。
昨日山で出合った花です。
ミズヒキ タデ科タデ属 薄暗い山の中に有ってもこの紅い鮮やかな花は浮き出て見えます。


マツムシソウ マツムシソウ科マツムシソウ属


ツリガネニンジン キキョウ科ツリガネニンジン属


シラヤマギク キク科シオン属

ハコネギク(ミヤマコンギク) キク科シオン属

ハコネトリカブト キンポウゲ科トリカブト属 実際にはもっと濃い、赤紫っぽい色です。この花の塊根を乾燥させて、コーヒーに混ぜて家族に飲ませて・・・などと考えてはいけません!


カワラナデシコ ナデシコ科ナデシコ属 私の一番好きな花!花弁の切れ込みが綺麗です。




ハコネギクの蜜を吸うアサギマダラ
そろそろ冬越し為に南西諸島、台湾方面に南下を始めるんだろうね。

季節は紅葉の秋に向かって確実に進んでますね。

仕事をした後の、しかもダッシュ登山で結構足にきたけど、行ってよかったよ。
これから、秋が深まれば山々は華麗な姿に変身します。
どれだけ沢山の山を巡り、どれだけ綺麗な紅葉を目に出来るか、今から楽しみでワクワクしてます。
長野に生まれて育って幸せだよ。