なんでも、普通。Average White Band | You And The Night And The Music・・・Sometimes Audio^^♪

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なんでも、普通。
 
おそらくワシは、
食い物に関して
口が肥えていない。
 
よく奥さんに、「これ美味しいね!」とか言われても
「んー、普通やろ。」
と、大体答えてしまう。
「あんたって、なんでも普通やね。」
 
そうなのである。
私はなんでも、普通なのである。
毎日、毎日メシを食べているのに!である。
だから、ワシをもし接待するとすれば
普通の料理を出しておけば良いのである。
 
ところが!なのだが、
これが美味くないと、
「これ、不味いな!」と思ってしまう。
美味しいものは判らないくせに
不味いものは判ってしまう。
この感覚が「なんでも普通」なのだ。
普通未満は判ってしまうのだ。
 
そんな普通=平均点=averageをバンド名にしているグループがいる。
英国のホワイトファンク(ブルーアイドソウル)バンド
Average White Bandだ。
 
ワシ的には、David Fosterがプロデュースした
このアルバム「Shine」が、AORのパターンなのでGOODなんです。
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もちろん、
コレ以前のAWBのアルバムも所有しており、大好きなんだけど、
ライトメロウ感と、ファンキー感が、程よくブレンドされたサウンドがなかなか。
ちなみに、昔からのAWBのファンにすれば、
David Fosterめ、こんなに音を変えやがって!と思ったムキもいるのかなと、
しかし、David Fosterは、
もっと酷いほどのOverProduce作品もあるなかで、
このラインならオッケーでしょう。
 
しかし、Average(平均的な白人バンド)などと、名前を付けていながら、
このバンドの音ときたら、どこがAverageなのか…
もっとも、自分たちがAverageと思っていたら、デビューなぞしてないだろう…
まさに人を食ったネーミングである。
 
食ったと言えば、
子供の頃、給食をおかわりするために、
早食いした世代のワシは
いまでも、メシは早食いだ。
これが、美味いものを感じる部分を欠落させているのだろう。
それが、なんでも「ん、普通やな。」なのかもしれない。
 
しかし、音楽は早聴き出来ない。
じっくり味わうのみなのだ。
だから、そこに「普通」は存在しない。
 
今日も「極上」の音楽に身をゆだねるワシなのである。
 
KKD