日々、原爆・水爆による放射能の恐怖におびえる町工場の経営者。


最初は秋田県へ移住して地下家屋で暮らそうとするが、それでは満足できず、ブラジルへの移住を家族や妾に“提案”する。

ついには裁判所に駆け込む家族。次第に精神が崩壊していく主人公の老人。

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ヴィト・コルレオーネを演じたブランドが当時、40代であったと知った時は驚いたが、本作で老人を演じた三船はなんと30代である。


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“内容が内容だけに”、日本でのリメイクは不可能であろう。

「死ぬのは仕方ないが、殺されるの嫌だ!」



主人公が秋田をチョイスしたのでニヤリとしてしまった。

ブラジルのくだりではこんな絵が脳裏に。

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生と死、若さと老いの対比。


強迫神経症で苦しんだことがある人ならより共感できるかもしれない。




以下、【ネタバレ注意】


ラストで精神病院に入れられる主人公。

登場シーンの表情からして普通ではない。

見事である。


志村喬(微妙な役どころ)演じる医師に「ところで、その後、地球はどうなりましたかな?」などと聞いたり、太陽を見て「地球が燃えている」などと取り乱す。


“狂っているのはあの患者なのか、こんな時世に正気でいられる我々なのか…”。




さぶらう