サッカーっていうのは難しい。




僕がサッカーを始めたのは幼稚園の年中から。

最初はセンターバック(CB)っていうゴールーキーパー(GK)を除いたフィールドプレイヤーの中で1番最語尾、そしてディフェンダー(DF)が何人かいる中で1番真ん中のポジションからサッカーを初めた。


サッカーにはいくつもポジションがあって、ディフェンダー(DF)とかミッドフィールダー(MF)とかフォワード(FW)とか。


しかもチームのフォーメーションが変わればもっと細かい呼び方がある。


例えばDFで言ったらディフェンスラインの中央を守るセンターバック(CB)。
CBの横、ピッチのサイドを守るサイドバック(SB)。
基本はこれだけなんだけどこれがフォーメーションによって攻撃の時は攻撃のポジションに移るような選手もいてウィングバック(WB)なんてポジションもあるし。

てか、DFは比較的少ないと思う。
MFとFWとかちょっと位置が違うだけで名前が違ったりする。


つまり、呼び方いっぱいで大変ってこと。












じゃなくて、僕が話したいのはポジションの話じゃなくて。












サッカーっていうのは前後半それぞれ45分間+アディショナルタイムっていう追加時間がある。
だから合わせて90分ちょっと。


この90分ちょっとの時間の中で多くゴールを決めたチームが勝つっていうルール。









     



2024年6月8日(土)
九州サッカーリーグ第8節
vsヴェロスクロノス都農
2-2 引き分け




2024年6月9日(日)
九州サッカーリーグ第9節
vs板付FC
2-1 勝ち











8節の都農戦、残り約30秒。
2-1で勝っていた。
残り30秒。
たったの30秒。
同点ゴールを決められ2-2。

今まで練習試合を含めた試合で1度も勝ったことがなかった相手。
目の前まで勝利が来ていた。
けど、残り数秒で勝ちが手の中からするりとこぼれた。



9節の板付FC戦。
順位が下から2番目のチームに先制点を奪われ周りからみたらまさかの展開。
その後1点返し、残り4分のところで逆転。
そのまま試合終了。
都農戦とは逆でギリギリのところで勝利を掴んだ。













サッカーって難しい。

どれだけいい内容の試合をしていても、どれだけ相手の攻撃を耐え続けても、逆にどれだけ攻め続けても
残りの数秒でやられることもあれば残りの数秒で勝つことだってある。
89分いい試合をしていても残りの1分で全てが台無しにもなるし、89分最悪の試合をしていても残りの1分で最高の試合に変わることもある。


さっきのポジションの話。
僕はDF出身だからこの痛みがよく分かる。

決してFWを否定したり批判する訳じゃないけど
FWは89分悪くても残りの1分で点を取ってくれれば仕事完了、基本的に評価はプラス。
逆にDFは89分良くても残りの1分で失点すれば評価はマイナス。


サッカーはコスパが悪いってたまに言われる。
90分も苦しい思いしながら走り続けて結局1点だけ。
1回のゴールでは1点しか取れない。
野球とかバスケみたいに2点とかは取れないし、バレーボールとか卓球みたいに1点がすぐ決まったりはしない。


でも、だからこそ90分間集中をし続けなきゃいけない。



集中を切らした方が負け。
集中を切らさなかった方が勝ち。
一瞬の隙を作った方が負け。
一瞬の隙を突いた方が勝ち。



この2試合で両方を味わった。













でも、だからこそ面白いし見どころがたくさんあると思う。




どのスポーツでもそうだけど最後まで集中を切らさずに闘い続けるために僕は準備をしなきゃいけない。
何か不測の事態があっても選手達を動揺させたり、不便にさせないように準備しなきゃいけない。

今回の引き分け、勝ちはともに選手だけの結果じゃない。
どの試合もそうだけど良くも悪くもスタッフにも隙があったかもしれない。

もっといい準備ができたかもしれない。
もっといいサポートができたかもしれない。



きっと僕もどこか詰めが甘かった。







でもまだまだリーグは続くし目標はまだまだ先にある。
これを教訓にして次に向けてしっかり準備しようと思う。