人生においてその人が重要とする価値は全く違う。
その人の中での大切なものや大事にしたいものの順序や優先度は全く違う。
これは以前も話したけど僕にとって大事なものは
「経験」
これに尽きる。
誰もが迎えるであろう「死」という瞬間に直面した時、「あんなことやったな」とか「あんな経験したな」とか、「こんな経験できないだろ?」
っていう、誰かに自慢話するような経験を沢山持って死にたい。
いや、まあ死なないのが1番なんだけどね。
そしてこの「経験」という言葉は、僕の中では
「財産」
という言葉に置き換わる。
5月26日。
また新しい「財産」を僕は手に入れた。
天皇杯 第104回全日本サッカー選手権大会 1回戦
vs FC徳島
@鳴門大塚ポカリスエットスタジアム
普段、Jリーグのチームが使うこれまでにない素晴らしいピッチでの試合。
今までの僕のサッカー・トレーナー人生で経験した事ないくらいキレイな芝生で素晴らしいスタンド、観客席で、圧倒された。
蹴ったボールがキレイに滑るのなんの。
サッカー下手くそな僕が数百倍サッカー上手くなった気になるくらいの芝生って。
もう1回選手やろっかなって錯覚したわ。
グラウンドキーパーの人達の魂とプライドを感じた。
そして、ここにたくさんのサポーターやファンが詰めかけて応援をして、選手がこのピッチで躍動する思うとゾクゾクする。
この感覚はこのピッチに立った人達にしか分からないんだろうなぁ…
あー、嬉しっ。
試合は1-0で勝利。
この結果を受けて2回戦進出。
次の相手はJ1に所属する「セレッソ大阪」
トレーナー人生において公式戦でJ1チームと対戦できるなんて夢にも思ってなかった。
自分がトレーナーを初めてから目指した世界がすぐ目の前で広がることが決まった。
ずっと立ってみたかった、Jリーグチームとの舞台。
いつか立つと決めたJリーグチームとの舞台。
いつか闘うと決めたJリーグのチーム。
いつかピッチの上で聞くと決めたJチームの応援。
いつか倒すと決めたJリーグのチーム。
そのチャンスが目の前に転がってる。
こんな素晴らしいチャンスをくれた選手・スタッフ、チーム、チームを応援してくれるサポーターの人達、このチームに関わってくれている全ての人に感謝したい。
ワクワクするチャンスをくれてありがとうございます。
トレーナーとしてピッチで闘うのはできないけど、支えることはできる。
相手が格上だからとかは関係ない。
自分達の準備をして自分達のやりたいことができればどこだって勝てる。
その最善の準備を選手達ができるように僕もしっかり準備したい。
楽しみだねー、大阪。
今からどんな景色が見られるのか。
その前にまずはしっかりリーグ戦を勝ち切って最高の状態で行きましょ。