住宅ローン不正融資 今後も拡大の見通し

住宅ローンとは自身が居住する事が条件となっている融資であり第三者に貸し出す行為は融資契約違反となるケースが多い。

 

これまでも多数の不正融資が表面化し大問題となってきたが今後もその不正件数は増える可能性がある。

 

住宅ローンが今後、消滅する事は考えにくいので不正利用も同じく消滅する事は考えにくいが、とある地銀が融資条件を大幅緩和に踏み切り、さらなる不正拡大が懸念されている。

 

緩和された内容は、信用情報上で「異動」「返済の遅れ」があっても融資が承認されるというものだ。


「異動」とは過去の返済実績で60日以上の返済がされていない状況を指し、一般的にこれまでは異動の履歴があるとほぼ100%融資が断られていた。

また、異動がある人には借入が残っている人も少なくなく、借入をおまとめする条件などを理由に不正利用するケースも懸念される。

 

年収300万円未満、勤続1年、借入あり、でも1500万円~2000万円の超割高な不動産の融資が承認されてしまうことが可能になる。

 

当然、融資を受けた人が破綻する可能性は高く、近い将来不動産業界と金融業界に大きな波が押し寄せてくることは間違いない。