※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 

 

(24.6.24.月)曇り

 今日は、お昼から『エル・スポーツ』のプールに行ってきた。

 プールには、出来れば週2回ぐらいは行きたいと思っている。現在はカンバックしたてなので  水深の浅いコースが比較的空いている  昼食後の時間帯に行くようにしている。午後3時頃からは、浅めのコースは子供のスクールで利用するので、我々は深い方のコースしか利用できなくなる。以前はこの深い方のコースを利用していたが、今は脚の状態が十分ではないこともあり、もっぱら途中でも立ち止まれる、浅めのコースを利用している。

 再々入会して、今日で4回目ぐらいになるのかな、泳ぎにも徐々に慣れてきて、クロールと平泳はとりあえず25メートルは泳げるようになってきた。しかしなかなか息が続かない。

 ヨメさんなんかは、最初は、それこそ水に顔もつけられないほどの初心者だったのに、『ホリディ・イン京都』のスイミング・スクール  プール自体はかなり以前になくなり、スクールが現在のエル・スポーツに移管され、同時に生徒も移った  に通い出してから、100メートルや200メートルは、なんということなく泳げるようになったようだ。

 だから、ヨメさんに言わすと、私が25メートルぐらいで息が続かないのは「なんでなん?」という感じだ。「なんでなん?」と言われても困るが、以前は「気管がん」で気道が圧迫されていたこともあったんだろうが、現在はその影響はないはずなので、多分、太り過ぎが原因かもしれない。

 背泳は、脚がすぐにツリそうになるので泳ぎづらい。それと逆バタ足を強く蹴れないので、下半身が浮いてこないためにすぐに失速してしまう。

 バタフライは、腕を水面から上に持ち上げることができない。いかに筋力が低下したかを実感する。

 まあ、コンスタントに行くようにして、徐々に筋力を取り戻していくより仕方がないだろう。

 

(24.6.25.火)曇り

 朝、起きるなりヨメさんが、またまたお腹が痛いと言い出した。今日はスイミング・スクールの日、ついつい「またかいな」と思って、「プール、休むんか?」と言うと、もうあかん、キレてしまった。すぐ不機嫌になるのは病気からくる症状だと分かっていても、怒って頑な態度に、こちらも「そんなにいく気がないんやったら、もう、スイミング・スクールを辞めたら?」と皮肉っぽく言ってしまった。そのまま顔を突き合わせていても、ますますエスカレートするだけなので、私は自室に入って『ヘミングウェイで学ぶ英文法2  実は午前中は、普通の読書とは違って、スキルの維持・アップやボケ防止のためなどに、本書の他に『英語のハノン』『数学が生まれる物語』などを読み進めている  などを開げていた。

 昼食の時間になったので居間に顔を出すと、ヨメさんが、水着などを揃えてスイミング・スクールへ行く準備をしているではないか。時間が経つとともに腹痛も治り、行く気になったようだ。ヘタに声をかけて、また気分を変えられてもなんなんで、ただただ自然に装い、(出かけるのに)「まだ1時間ほどあるなぁ」とか、普通に、普通に振る舞っておいたが、いつもの時間になって、とりあえず出かけて行ってくれた。

 いつもは、午後1時半頃に出発して、ドラッグストア『ユタカ』や自然派スーパー『HELP』に立ち寄って、午後5時頃に帰ってくる。その間、いつもならNHK-BSのプレミアムシネマの録画溜めビデオを観るんだが、最近は朝ドラ『虎に翼』を録画したのを観たりしている。今日はその他に、ヨメさんのいない間にということで、先日、放映されたNHKクローズアップ現代『“誤診”多い!?認知症』を録画しておいたビデオを観た。

 放映中にテレビ画面のQRコードから追加情報を得たが、そこに載っていたチェックリストを見たりしていたが、視聴者からの番組後の「みんなのコメント」欄を読んでいたら、70歳以上の女性のコメントで「私も、2年前にアルツハイマーと診断され服薬をはじめました。様々な検査を受けた後、新薬を服薬しています。抵抗も有りますが、現状維持を大切に日々向き合っています」というのが目に留まった。この方は「病識」があって、真正面から病気に立ち向かわれている。ヨメさんの場合は、薄々、自分の病気を認識しているんだろうと思っているが、本人自身が「アルツハイマー」というものに  昔の「痴呆」というイメージを持っていて  偏見を抱いているようで、自分がそうだということを認めたくないように感じる。

 チェックリストなどで  ある程度共通する要素や一般化できる特性などを把握して  病気を初期に発見することは出来るが、個々の症状は人それぞれ、家族関係や配偶者との関係、これまでの職歴や境遇などによっても異なってくるので、何でもかんでも一般化して対処しない方がいいだろうと思う。実際はそんな「症状」はないにも関わらず、一般的な「症状」という知識を得て、逆に当てはめて見てしまうこともあり得るんなじゃないだろう。

 

(24.6.26.水)曇り時々晴れ

 先週の金曜日に、ヨメさんがA病院の「物忘れ外来」を受診した際に、12月末に受けたMRIの結果を知らされ、小さな左内頸動脈瘤があるので血圧管理を行うように指導された。

 それでお昼からヨメさんが買い物に出かけた時間を見計らって、MRIのDVD画像を受け取りに出かけた。

 金曜日に受け取ったのは、ヨメさんが、現在、「下肢静脈瘤」で血圧管理してもらっているS医院への情報提供書だけだったが、念のためにと思ってMRIのDVD画像ももらっておくことにした。数日前に電話で申し込んでおいたので、本人確認や委任状を渡して、DVDを受け取った。

 

 昨日の娘からのLINEに、孫のS君が先日受けた英検準1級の結果が貼り付けてあった。惜しくも不合格だったが、合格基準点の9割以上取れているので、本人もかなり残念がっていたようだ。

 それで、今日、ヨメさんと二人、S君の健闘を労うのとネコの様子も見がてらクルマで娘宅に行くことにした。

 途中、河原町蛸薬師の行きつけの薬局で毛髪薬品?を買って、四条通りから川端通りを戻って娘宅に行った。

 4時ごろに娘宅に着くと、ちょうど娘も仕事を終えて、帰宅したところに出会した。S君もちょうど学校から帰ったところで、ネコちゃん  一応「メロン」と名前が決まったようだ  をジャラしていた。S君の親子携帯に「4時ごろに行くでぇ。なんか欲しいもんあるか?」とショートメールしたら、「メロンのかき氷」と返事があったので、すぐにS君と近くのローソンに出かけ買いに出た。

 5時前になったのでS君は近くの塾へ、娘は保育園にK君を迎えに行くので、我々も帰宅した。

 

(24.6.27.木)曇り時々晴れ

 今日も、昼食を食べてからすぐに『エル・スポーツ』へ出かけた。

 プールに入ると、まず水中ウォークキングでスタートする。前向き、左右横向き、後ろ向きで、それぞれ25mプールを往復した後に、隣のコースでクロールと平泳で25mを4本ずつ泳ぐ。この後にまた水中ウォーキングに戻って同じメニューをこなし、その後はクロールと平泳で25mを2本ずつ泳いだ後に背泳とバタフライの練習をする。

 杓子定規というか、融通がきかないというか、そんな性格なので、まだ数回しか来ていないのに、すでにルーティンが固まってしまった。以上をすべて終えてからは、ジャグジーで筋肉をほぐして、後はシャワーで身体を洗って帰宅する。これでトータルで約1時間程度。

 

 2時半頃に帰宅して、5時半頃まで自室で読書した後、今日は、ひと月ぶりに『是酔庵』へ行くことになっている。

 自転車で『大原街道  少し上り勾配  を、えっちらおっちらとゆっくり修学院まで遡り、左折して、川端通りの一つ手前の脇道沿いに『是酔庵』がある。店に入ると、カウンター席は、我々分の二席だけが空いていた。

 まずアルコールはいつものとおりの「黒生ジョッキ」、これと茄子の煮物の「突き出し  関東では「お通し」  でスタート。

 この後、お造りは、金目鯛と太刀魚を注文  どちらも普通の会席料理のお造りで出ることはあまりないが、しかもここではほぼ半身分のお造りが出てくる。

 この後、アルコールは日本酒を二種類  新潟の「根知男山」と奈良の「春鹿」をそれぞれ一合ずつ  注文した。

 料理は他に、揚げ物は「おまかせ三種」、煮物は「うめいろ鴨なすの揚げ出し」を、ご飯は、久しぶりに「釜飯」を、ついでに漬物盛り合わせを注文した。

 今日は、平日のせいか、客さんは、ご近所のおっさんとおばはん  私らもそうだが  という感じ。前回来た時は土曜日だったので、東京から来て太秦に滞在しているという脚本家が来ていて面白い話ができた。土曜日には、やはり少し遠方からの客が来るようだ。もっとも、早く混むので早めに予約しておかなければならないが……。

 

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【今日の読書492※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-44『明治大正史 下』

③-56『人間の由来(上)』

③-57『すごい物理学入門』

④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』

⑥-25 『文庫の読書』

⑦-94『S・フィッツジェラルド・ブック』

⑦-95『アメリカン・スクール』

⑨-6『夢・アフォリズム・詩』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑩-44『自炊者になるための26週』

⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』

⑫-30『小説作法』

⑬-11『こころ』(Kindle)

コメント:今回も、③-55『ありえない138億年史』から、私が印象に残ってマーカーを引いた箇所を引用しておく。

p.233「光合成は、地球の生態系に深刻な影響を及ぼした。というのは、光合成はその副産物として、酸素を放出するからだ。酸素は一般的に、生命に不可欠なものと考えられているが、初期の微生物から見れば猛毒でしかなかった。人間は、進化により酸素への耐性を獲得した微生物の子孫なのである。」

p.234「地球上に存在する鉄は、主に二つの化学形態をとっている。『還元鉄』(第一鉄)と『酸化鉄』(第二鉄)である。初期の地球の大気には酸化鉄がなかったため、表面にある鉄の大半は還元鉄だった。鉄は地球を構成する四大元素の一つだったことからもわかるとおり、当時の地球には膨大な量の還元鉄が存在した。しかし、光合成ををする微生物の登場により、酸素が大気中に放出されると、還元鉄が酸化されて酸化鉄になった。こうして原生代の間に、地球の表面はゆっくりとさびていった。実際、地球上で大量に産出される赤鉄鉱という鉱物は、酸化鉄でできたサビである。ここで重要なのは、還元鉄は海水に溶けるが、酸化鉄は溶けないということだ。還元鉄が徐々に酸化されて酸化鉄になると、これまで海水に溶けていた鉄が沈下して海底に積もり、鉄を豊富に含む堆積層となる。これが、縞状鉄鋼層と呼ばれる巨大な赤鉄鉱の鉱層を生み出したのだ。」

 

今日の映画492】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『張込み(U-NEXTで視聴)

原題:Chase

製作年:1958年

製作国:日本

監督:野村芳太郎

出演:宮口精二/大木実/高峰秀子/田村高廣/菅井きん/浦辺粂子

ストーリー:警視庁捜査第一課の下岡(宮口精二)と柚木(大木実)は、質屋殺しの共犯石井(田村高廣)を追って佐賀へ発った。主犯の自供によると、石井は兇行に使った拳銃を持っていて、三年前上京の時別れた女さだ子(高峰秀子)に会いたがっていた。さだ子は今は佐賀の銀行員横川の後妻になっていた。石井の立寄った形跡はまだなかった。両刑事はその家の前の木賃宿然とした旅館で張込みを開始した。猛暑の中で昼夜の別なく張込みが続けられたが石井は現れなかった。一週間が過ぎ、柚木が一人で見張っていた時、突然さだ子が裏口から外出した。あちこち探した末、やっと柚木は温泉場の森の中でさだ子と石井が楽しげに話し合っているのを発見した。彼が応援を待っていると・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは4.3、TSUTAYAは3.43、Filmarksは3.6で、私の評価は3.5とした。

 U-NEXTで配信されている松本清張原作映画作品で1958年制作の『張込み』。本作品も後にリメイクされたものがあるようなので、本作品と観比べるのも楽しみのひとつ。いろんな風景や風俗が懐かしい。洗濯物を戸外で干す光景が懐かしい。母親が地面から突き出た棒に物干し竿(もはや死語!)を掛け、洗濯物を干している光景を思い出した。

 

【今日のジャズ492※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:Crystal Silence

アーティスト:Chick Corea・Gary Burton

レーベル・品番:ECM・1024//ポリドール・POCJ 2705/・J33J 20095/・POCJ 2011//Polygram・831331-2//ユニバーサル・UCCE 9133

録音年月日:1972.11.6

曲名:①Senor Mouse/②Arise Her Eyes/③I'm Your Pal/④Desert Air/⑤Crystal Silence/⑥Falling Grace/⑦Feelings And Things/⑧Children's Song/⑨What Game Shall We Play Today

ミュージシャン:Chick Corea (p)/Gary Burton (vib)

コメント:チック・コリア」ほど才能に恵まれた音楽家はいない。フリー・ジャズをやるかと思えば、ソロ・ピアノも演奏する。エレクトリックを多用したフュージョンでも突出した演奏を聴かせてくれる。ゲイリー・バートンとのデュオでは、対話をするが如くのシチュエーションで、見事なコミュニケーションを図る。これは器用というのではなく、チックがいかに音楽を熟知しているかの証拠だ。奥の深い演奏がそのことを物語っている。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

 下記のYouTubeにアップされた画像のうち、①は27年ぶりのチック・コリアとゲイリー・バートンとのデュオのコンサートで2時間以上の長尺ビデオ。②はオーソドックスなピアノ・トリオのコンサートだが、観客との関係が非常にフレンドリー。③は、チック・コリアとゲイリー・バートンとのデュオのミニ・コンサートで、『Crystal Silence』の録音以来44年ぶりだそうだ。②と③は画像も非常に鮮明で、特に③では、チック・コリアの指遣いやゲイリー・バートンのバチ遣いが目の当たりにできる。

<YouTubeライブ映像>

①<Chick Corea & Gary Burton - Live in Saint Petersburg 2008

②<The Chick Corea Trio Featuring Brian Blade and Christian McBride

③<Chick Corea & Gary Burton: Tiny Desk Concert