※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 

 

(24.6.3.月)晴れ

 今日の午前中、大阪ガスのサービス・ショップの人が、先週の金曜日にしてもらった給湯器交換工事の費用の支払い手続きにやってきた。

 最初は口座から入金しようと思っていたが、なんせ数十万もかかったので、ポイントが付くクレジット払いに変更した。少々高くついたが、後々の補償のことを考えると、大阪ガス系列のサービス・ショップに工事をしてもらって良かった。

 支払い手続きが終わって、その担当者の人と立ち話をしていて、私が長年していたテニスで膝を痛めた話をしていたら、その人も「インカレ」に出たことがあるとのこと、私のようなシロウトとはレベルが違う。見かけは、がっしりとしていた感じだったが、ただの普通のオッサン(失礼!)と思っていたので、人は訊いてみな分からんもんだ。

 

(24.6.4.火)晴れ

 昨日、娘から連絡があって、今度、ネコを飼うことにしたらしい。それで、今日、そのネコを『亀岡』まで受け取りに行くので、途中の『二条駅』まで迎えに来てほしいとのことだった。『るり渓』という京都と兵庫の県境の山間部に住むブリーダーの方が、JRの『亀岡駅』までネコを連れてきてくれるので、受け取りに行くという。それなら亀岡駅までクルマで送ってやろうかと言ったが、亀岡までならJRの方が速いので、帰路に二条駅に出迎えに来てくれたらいいとのことだった。

 ところが今朝になって、S君が体調が悪くて学校を休んだと連絡があった。少しめまいがするだけで、熱などは特にないとのことだった  後から聞いたS君の話では、今日、猫が来るのでその名前を考えていて、夜、眠れなかったということらしい。そうなると、娘も忙しい、お昼から亀岡まで猫を受け取りに行って、3時頃にママチャリでK君を保育園に迎えに行き、河原町の『NOVA』に送り届けて、『NOVA』の授業(?)が終わる5時頃に、またママチェリでK君を迎えに行かなければならない。

 娘が『洛北阪急スクエア』の『肥後ペット』でベッドなどのペット用品を買い揃えたいとのことだったので、『洛北阪急スクエア』のオープン時間に合わせて9時前に娘宅に行き、娘と体調不良で学校を休んでいるS君を我が家に連れてきた。娘はそのまま『洛北阪急スクエア』でペット・グッズの買い物へ、S君は、我が家で  体調が悪いんだから寝とかなあかんねんけど  教育熱心なママ(娘)が持たせた、小学生用の日本歴史のDVDを観ていた。

 娘は、『肥後ペット』でなんやかんやペット・グッズを買ってきたが、その後、今日、Amazonから届いたネコ用のゲージを組み立てるというので、娘宅まで送っていってやった。12時半からブリーダーと亀岡駅で会うため、京阪で『神宮丸太町  娘宅は駅近も駅近で駅から1分  から京阪三条へ行って、そこで『地下鉄東西線』に乗り換えて、JR『二条駅』まで行くとのこと。

 昼食が終わった頃に、娘から電話で、13:26二条駅着のJRに亀岡駅から乗る、と連絡があったので、とりあえず Google Map に二条駅をセットして家を出た。

 『二条駅前』は、以前、『TOHOシネマズ二条』で『午前十時の映画祭』をやっていた頃によく行っていたが、あまり土地勘があるとはいえない。『千本通り  かつての平安京のメインストリートの『朱雀大路』でその南端に『羅生門』があった  というのは、左京区在住の者にとってはあまり馴染みのある通りではないが、とりあえず Google Map のナビの案内に従って二条駅前に着いた。

 駅正面は見通しが良いので反対側の道路に車を停め、娘の到着を待った。待機していた場所から、高架になっている駅の電車の発着状況が見え、13:26二条駅着の電車と思しき電車が京都駅方面に出ていったが、いっこうに娘が姿を現さない。携帯が鳴ったので話をしたら、どうも駅の反対側にいるような感じだったので、「駅の正面やで」と言って、娘の現れるのを待った。ほどなく、リュック式のペットケースを身体の前にかけた娘が現れた。ケースのネット越しに、ちょっと緊張した可愛い顔が見えた。ブリティッシュ・ショートヘアーという猫種だそうだ  結構、いい値段のようだが、日本に昔からいる「とら猫」とそう変わらんような感じがしないでもないが……。

 娘宅まで帰って、私がネコちゃんを抱っこしている間  私は子供の頃に猫を飼っていたことがあるので扱いには慣れている  娘は、組み立て途中になっていたゲージを組み立てていた。

 ゲージが完成してから、ヨメさんと(我が家で休んでいる)S君を、娘宅に連れもどった。S君も体調も戻ったようで、ネコじゃらしでネコの相手になっていたが、やはりネコの扱いには慣れていないので、どんなふうにダッコしていいのか分からないようだ。

 ペットを飼うのは、年寄りにはいいようだが、子供達にも情操  自分より弱いものに対して優しく接する気持ち  を養うのにもいいんじゃないかという気がした。

 

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 ヨメさんは、結局、今日もなんだかんだいって、スイミング・スクールをサボりよった。今日は、スイミング・スクールの水着などを入れるいつものバッグが見つからないとか、S君が来るからとか口実をもうけて休んでしまった。

 私は、ヨメさんがスイミング・スクールを辞めてしまったら、いろんなん意味で、「終わりの始まり」だと認識しているので、今回、絶対に辞めさせてはいけないと思っている。

 

(24.6.5.水)晴れ

 6月から、私も『エル・スポーツ』の会員になった。トレーニング・ジムなんかも利用できるが、私の場合はもっぱらスイミングのつもり。ヨメさんはスイミング・スクールの会員なので、毎週火曜日の月4回のスクールの時しか利用できないが、私は「デイタイム」会員で、月曜〜土曜(17:00までのチェックイン)の利用が可能だ。

 昼食をとった後、1時ごろにエル・スポーツに自転車で出かけた。この時間帯は、スクールなどもやっているが、全体的に空いていて泳ぎやすい。水中ウォーキングとスイミングを交互にやったが、クロールの時は、放射線治療の後遺症の右肩の拘縮部が、多少、動かしにくかったが、懸念していたバタ足の方はなんとかなった。平泳では、人工膝関節の左脚はどうもなかったが、右膝の変形性関節症  そのうちに左膝と同じように人工関節にしなければならないかも知れない  の痛みを少し感じた。背泳はふくろはぎが攣りそうになり、バタフライでは、まだ両腕を水面から出すことができない。いずれも使っていない筋力の衰えからくる症状だろうが、まあ、ひと月もすれば、徐々に慣れてくるだろう。

 

(24.6.6.木曇り

 昨晩、娘から、孫のS君とK君がネコちゃんと遊んでいる動画が送られてきた。一昨日はソファーの下に隠れていたが、徐々に娘たちにも慣れてきたようだ。 

 昨日の昼間は、娘も仕事に行っているのでネコちゃんだけで留守番(?)をしていたそうだ。人のいない昼間や夜間はゲージの中に入れているが、おとなしく寝ているそうだ。

 今日、ヨメさんとふたりで、昼間の誰もいない時間帯に少し様子を見に行った。二階の居間にゲージが置いてあるが、上がってみてゲージを覗いたら、こちらが行くまで寝ていたようで、少しボォーッとした感じ。ゲージから出して猫じゃらしで遊んでやったが、すぐソファーの下に入り込んでしまう。昨晩に送られてきた動画では、孫たちと一緒に遊んでいたんだが……。

 30分ほど遊んでいたが、またゲージに戻してやり、娘宅をあとにして、『丸太町通り』を東に進み、『天王町』から『白川通り』に出て、北上して『ライフ北白川店』に立ち寄った。ここは一階建の建屋の屋上が駐車場になっているが、平日の昼下がりということで空いていて、すんなりとクルマを駐めることができた。このライフに来ると、なぜかいつもヨメさんとケンカになって別々に帰ってしまうことが多い。だから今日は、ヨメさんがトンチンカンなことをしてもスルーすることを心がけた。まあ、なんとかケンカすることもなく無事に帰路に着くことができた。

 

【今日の読書486※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-44『明治大正史 下』

③-54『すごい実験』

③-55『ありえない138億年史』

④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』

⑥-25 『文庫の読書』

⑦-93『騎士団長殺し4』

⑦-94『S・フィッツジェラルド・ブック』

⑨-6『夢・アフォリズム・詩』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑩-44『自炊者になるための26週』

⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』

⑫-29『小説の読み書き』

⑬-11『こころ』(Kindle)

コメント:⑩-43『前人未到』の次の書として、⑩-44『自炊者になるための26週』を読み始めた。大垣書店の平積みで見かけてパラパラと立ち読みし、「自炊」をするつもりなどないが、「北大路魯山人」の書に通じるような、著者の「料理」に対する一貫した姿勢に惹かれて買ってしまった。ひょっとしたらこの書がきっかけになって「自炊」マニアになったりして……、ヨメさんが大歓迎することだろう。

引き続いて、③-52『生命 最初の30億年』から、私が印象に残ってマーカーを引いた箇所を引用しておく。

p.420「生命は、初期の地球の表面で物理的なプロセスが進行した結果として誕生し、その後四〇億年近くものあいだ、地殻変動や海洋・大気のプロセスが気候を調節し、生物に必要な物質を循環させたおかげで存続した。なにより重要かも知れないのは、時と主に増加し多様化した生物が、惑星規模の重要なプロセスをみずから生み出すようになったという事実だ。」

p.421「宇宙にはわれわれしかおらず、あとは不毛の空間が広がっているばかりなのか?それとも、われわれのいるこの一角は、宇宙にありふれた場所なのだろうか?そのような疑問は、人間ならではのものだ。われわれの祖父母も、そのまた祖父母もそれを問うた。しかし、この答えを見つけるのは、われわれの世代に与えられた特権かもしれない。(中略)この『われわれ』が生命を意味するのなら、われわれは宇宙にごまんといてもおかしくない。そのほとんどは細菌のような単純な微生物だろう。一方、『われわれ』がもっと狭い意味の自分(内観しテクノロジーを生み出す能力のある生命体)を指すのなら、われわれは稀有な存在、いや唯一の存在になるかも知れない。」

p.456「進化の物語にヒトが含まれているのは間違いないにしても、この物語はヒトについての話というわけではない。生命の長い歴史は、われわれの存在を説明するのに役立つ一方、生命の系統樹で特定のルートをたどった場合にのみ、ヒトの道のりと解釈できる。」

 

今日の映画486】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『彼女について知ることのすべて(U-NEXTで視聴)

原題:  

製作年:2012年

製作国:日本

監督:井土紀州

出演:笹峯愛/三浦誠己/パク・ソヒ/赤澤ムック

ストーリー:何不自由ない平凡な暮らしを送り、同僚の美千代(赤澤ムック)との結婚も考えていた教師の鵜川(三浦誠己)の前に、美千代の学生時代の後輩メイ(笹峯愛)が現れる。美千代はメイに対して嫌悪感をあらわにするが、逆に鵜川はメイに興味を抱く。しかし、何もかもが美千代とは正反対で、暗い影が付きまとい謎めいたメイにひかれたことから、鵜川の日常は狂い始めていく。メイには、かなりやっかいな男、真山(パク・ソヒ)がいた。そしてある日、その男が鵜川の前に現われ・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.0、TSUTAYAは3.08、Filmarksは2.5で、私の評価は2.5とした。

 観始めてしばらくの間、会話シーンに関して、役者がセリフをお互いに喋っているという感じ、いわば「学芸会」のような印象があった。役者が悪いのか、脚本が悪いのか、監督が悪いのかわからないが、「邦画の現代物」という要素もあるかもしれない。つまり、「洋画」の場合は空間性について、「時代劇」の場合は時間性について、我々の日常とは距離があるのでリアリティ感の判断が難しい。ところが「邦画の現代物」は、我々が日常的に生活している社会が舞台になっているだけにリアリティ感というもののハードルが高く、異和感があればすぐに感じ取ることができる。

 

【今日のジャズ486※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:Return To Forever

アーティスト:Chick Corea

レーベル・品番:ECM・1022//ポリドール・POCJ 2676/・25MJ 3220/・J28J 20210/・POCJ 2001//ユニバーサル・UCCE 9121

録音年月日:1972.2.2-3

曲名:①Return To Forever/②Crystal Silence/③What Game Shall We Play Today/④Sometime Ago 〜 La Fiesta

ミュージシャン:Chick Corea (elp)/Joe Farrell (fl,ss)/Flora Purim (vo,per)/Stanley Clarke (b)/Airto Moreira (per)

コメント:「カモメのチック」と呼ばれるジャケットで人気のこの作品は、ありきたりのフュージョンのベストセラーとはわけが違う。極めてコマーシャルな側面を持ち合わせながら、音楽的には近未来のサウンドを予言する内容が盛り込まれているからだ。この演奏には、現在に通じる斬新なリズム感覚と、ラテン風エスニック・ムードが横溢した、チック・コリアならではのフィーリングが表現されている。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

Chick Corea & Return To Forever - Molde Jazz Festival, Norway, August 1972

Chick Corea Trio @ Kongsberg Jazz Festival

RETURN TO FOREVER feat Chick Corea/Stanley Clarke/Airto Moreira/Joe Farrell/Bill Tragesser