※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 

 

(24.5.27.月)曇り時々雨

 今日は4時前頃に、シャワーを借りに娘宅に行ったが、ヨメさんも、孫の顔が見たいと言うので同行することになった。

 娘宅の家の鍵を預かっているので、家に誰もいない平日の昼間の時間帯にシャワーをしに行ってもいいんだが、どうせ行くなら孫の顔を見れればということでこの時間帯になった。クルマで行って4時頃に娘宅に着いたが、もうS君は帰宅していた。

 娘宅前のコインパーキングにクルマを駐車して、家に上がって、私はすぐにシャワーを始めたが、ヨメさんはS君の相手をしていた。慣れない風呂場のシャワーなので要領を得なかったため、椅子に座らず、立ったままシャワーをしていた。シャワーを終え、そうこうしている間に娘の帰宅する時間になったので、それまで待っていることにした。

 S君は何をするでもなく、つまらなそうにYouTube番組を観ていた。なんか、することがないので、YouTubeを観てムダに時間を費やしているという感じがしないでもない。4年間の滞独で培った英語のスキルを伸ばすために、私学の附属小学校の国際コースに通わしているが、唯一の“難”は近所に友達がいないこと。まあかわいそうちゃかわいそうな感じがしないでもないが、我々が口を出すことでもないだろう。まあ、サポートだけはしっかりとしてやりたいと思うが……。

 ほどなく娘が帰ってきたので、我々も帰宅することにした。途中、ちょっとした言葉で、ヨメさんの“ブチギレ”の地雷を踏んでしまい、口喧嘩をしながら帰宅することになった。

 

(24.5.28.火)雨

 娘は、普段は自転車で、次男のK君を保育園に送り届け、そのまま四条烏丸近くの職場へ行っている。今日は雨が激しいため、自転車で行くのも大変かと思って「クルマで送ったろか」とメールしたら、娘は今日は仕事が休みなので、ゆっくり歩いて保育園にK君を送っていくとのことだった。

 その後、お昼からさらに雨が激しくなってきたので、娘の方からメールがあり、今日は保育園を3時過ぎに早退するので、そのあとクルマでK君を四条河原町の『NOVA』に送っていってほしいとのこと。

 娘一家は、昨年3月にドイツから帰国し、長男のS君は私学の附属小学校の国際コースに3年生から編入学し、4年間の滞独中に身につけた英語のスキルを中断させずにすんだ。K君も滞独中はインターナショナル・スクールに通っていたが、帰国後は普通の保育園の年中組に通い、英語スキル(というほどのものでもないだろうが・・・)の維持のために、土曜日と火曜日に『NOVA』に通っている。

 今日、ヨメさんはスイミング・スクールに行ったついでに『エル・スポーツ』でシャワー  給湯器の故障で金曜日まで風呂もシャワーも使えない  をしてくる予定だった。ところが風雨が激しくなって、スイミング・スクールに行けないと言うので(なんでかようわからんけど・・・)、娘宅でヨメさんがシャワーをして、その間に、K君を保育園に迎えにいって、その足で『NOVA』に送り届けることになった。

 3時前に娘宅に行って、ヨメさんは娘宅でシャワーをするために降車、代わって娘を乗せて保育園にK君を迎えに行き、そのまま河原町の『NOVA』に向かった。『NOVA』の入っているビルの前側の道路に車を停めたかったので、『御池通り』から『御幸町通』を通って四条通りに出て、『四条河原町』の交差点を左折して、『NOVA』の入っているビルの前に着いた。K君を『NOVA』へ送り届け、娘はK君の授業?が終わるまで四条河原町界隈を適当にブラついておくとのことだった。

 この後、ヨメさんがシャワーを使っている娘宅に向かった。娘宅前のコインパーキングに車を駐車して、娘宅に上がったら、ヨメさんはシャワーを終えて、手持ち無沙汰にしていた。コインパーキングの残時間があったのでゆっくりしていたが、そうこうしているうちに、S君が学校から帰ってくる時刻が近づいてきた。娘にメールで問い合わせると、S君は4時半ごろに帰宅だろうとのことだったので、そのまま娘宅にいることにした。

 この後、風雨がキツくなってきたので、結局、『NOVA』へ娘とK君を迎えに行ってやることになった。5時前に娘宅を出て、先刻と同じルートで『NOVA』前に行って娘とK君を乗せて娘宅へ戻り、娘宅の玄関で待っていたヨメさんを乗せて、(やっと)帰宅することができた。

 それで結局、ヨメさんは、スイミング・スクールを休んでしまった。

 

(24.5.29.水)晴れ

 ヨメさんが今朝も「お腹が痛い」というので近所の内科医院に行った。

 現在、「MCI(軽度認知障害)」で服用している「ドネペジル」の副作用として、嘔吐、下痢、腹痛などが明記されているので、それが原因かなとも思うが、下手に「ドネペジルの副作用」なんてことをヨメさんに言うと、服用を止められても困るので、黙っておいた。

 ヨメさんは、医院の午前中の診療が終わる15分前ぐらいに出かけて行った。1時間以上過ぎても帰ってこないが、帰りに院外薬局に行って、ついでに近くの『洛北阪急スクエア』か『イズミヤ』にでも立ち寄っているんだろう。

 ほどなく帰ってきたが、腹痛の薬を3日分処方されただけで、特にどうということはなかったらしい。まあなによりだが、相関的に機嫌が悪い時やスイミング・スクールの日の朝などに腹痛をよく訴えているので、心因性  子供が学校でテストなど嫌なことがある日の朝にお腹が痛くなる症状のような  のものではないかと思っている。

 

(24.5.30.木)晴れ

 給湯器の故障で明日まで風呂やシャワーが使えないが、月曜日に娘宅でシャワーをしたきりなので、今日で3日、風呂やシャワーをしていない。毎日、寝る前に体を拭いているが、暑くもなく寒くもない気候のいい時期でよかった。なんとか水の濡れタオルで体を拭いてもそんなに寒くはない。

 5年半前に気管がんで2ヶ月入院していたときや、2年前に人工膝関節置換術で3週間入院していたときには、しばらくの間は濡れタオルで体を拭くだけだったので、こういうのにはある程度は慣れている。現在は、本来ならウォーキングなどもしたいところだが、かなりの“汗かき”なので、汗をかいて、さすがに頭髪だけは水で洗うわけにもいかないため、外出はなるだけ控えている。

 

【今日の読書484※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-44『明治大正史 下』

③-54『すごい実験』

③-55『ありえない138億年史』

④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』

⑥-25 『文庫の読書』

⑦-90『フィッツジェラルド10』

⑦-93『騎士団長殺し4』

⑨-6『夢・アフォリズム・詩』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑩-43『前人未到』

⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』

⑫-29『小説の読み書き』

⑬-11『こころ』(Kindle)

コメント:⑦-90『フィッツジェラルド10』を読了した。全短編が村上春樹訳だったが、すべて味わい深い、いい短編だった。サリンジャー、カポーティに続いて、今回はフィッツジェラルドの全作品を制覇する予定。

 引き続いて、③-52『生命 最初の30億年』から、私が印象に残ってマーカーを引いた箇所を引用しておく。

p.404「地球規模の氷河時代は、どのシナリオを採用するにしても、生態系に重要な影響を及ぼしたにちがいない。(中略)地球全体を覆う氷床の成長によって、おそらく地表の多くの部分から生物が消えたはずだ。その後、氷河が退くと、膨大な面積の土地が生息可能になった。首尾よく棲みついた者は、ほとんど競争相手もなく、ひょっとしたら機能的に劣るかもしれない新種が生まれても生き残れた。遺伝子変異は、生物の多様化の必要条件だが、十分条件ではない。個体群を形成するには、生まれたての新種が生存し繁殖できる行動圏が必要なのだ。まさにそれを、原生代後期の氷河時代の終結が提供したわけである。」

p.408「光合成をするシアノバクテリアや藻類は、二酸化炭素と水を使って有機分子と酸素を作り出す。一方で、呼吸をする生物が、有機物と酸素を反応させて再び二酸化炭素と水に戻す。このため、光合成と呼吸が均衡を保っているかぎり、環境は変化しない。ところが有機物が埋没すると、ふたつの代謝のバランスが崩れ、酸素が大気や海洋に蓄積されるようになる。そして酸素動体比が高いということは、原生代後期の海洋で、有機物が異常に速く埋没したことを意味するのだ。(中略)原生代後期の地球において、前の氷河時代とあとの氷河時代とで、直後の生命に及んだ影響がなぜ異なるのかとという疑問に対しては、これが答えを提供してくれる。」

p.411-412「三畳紀の末ごろに登場した恐竜は、一億五千万年近くにわたり、陸の生態系を支配した。哺乳類もほぼ同じ期間、同じ環境にいたが、体が小さく単純なままだった。やがて、白亜紀ー第三紀境界にあたる六千五百万年前に巨大な隕石が地球に衝突し、その結果、恐竜は(その流れを汲むが生態の異なる鳥類を除いて)滅びたが、哺乳類は全滅を免れた。その後の許容性の高い環境の世界で、生き残った哺乳類は急速に多様化し、いくつも大きなグループが生まれて、以後平原や森林を彩った。」

 

今日の映画484】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『鳩の撃退法(U-NEXTで視聴)

原題:  

製作年:2021年

製作国:日本

監督:タカハタ秀太

出演:藤原竜也/土屋太鳳/風間俊介/西野七瀬/豊川悦司

ストーリー:かつては直木賞も受賞した天才作家だったが、現在は東京の場末でバーテンダーをしている津田伸一(藤原竜也)は、担当編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)に執筆中の新作小説を読ませていた。それは、津田本人が主人公の物語で、富山で送迎ドライバーとして働く津田が巻き込まれていく、いくつかの不可解な事件が描かれていた。その内容に心を踊らせる鳥飼だったが、津田の話を聞けば聞くほど小説の中だけの話とは思えなかった。小説が本当にフィクションなのか検証を始めた鳥飼は、やがて驚きの真実にたどり着くが・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.3、TSUTAYAは2.91、Filmarksは3.3で、私の評価は3.3とした。

 直木賞作家・佐藤正午の同名ベストセラーを藤原竜也主演で映画化した作品。佐藤正午の原作ということで、どうしても話が一捻りしたものになってしまう感じだが、それはそれでエンターテイメントとしての面白さに繋がっている。佐藤正午に関しては、『小説家の四季』と『小説の読み書き』を読んで、原作の映画作品を観たくなった次第。

 

【今日のジャズ484※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:Piano Improvisations Vol. 1 ( チック・コリア・ソロ Vol. 1 )

アーティスト:Chick Corea

レーベル・品番:ECM・1014//ポリドール・POCJ 2703/・J33J 20111/・POCJ 2016//Polygram・811979-2//ユニバーサル・UCCE 9138/・UCCU 5725

録音年月日:1971.4.21-22

曲名:①Noon Song/②Song For Sally/③Ballad For Anna/④Song Of The Wind/⑤Sometime Ago/⑥Where Are You Now? - A Suite Of Eight Pictures - Picture 1/⑦(The same)Picture 2/⑧(The same)Picture 3/⑨(The same)Picture 4/⑩(The same)Picture 5/⑪(The same)Picture 6/⑫(The same)Picture 7/⑬(The same)Picture 8

ミュージシャン:Chick Corea (p)

コメント:この作品がきっかけとなって70年台のソロ・ピアノ・ブームが始まった。チック・コリアの演奏は原盤タイトル(Piano Imrrovisation)が示すように、全編で即興演奏を綴ったものだ。その中からいかにクリエイティヴな世界を披露するかが聴きどころ。キース・ジャレットのソロ・ピアノと同様、ここではジャズの伝統とは別次元で、いかにも彼のピアノの世界が展開される。これぞ、奔放なる演奏の極みだ。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

Chick Corea (solo piano). San Sebastian. Spain-2002.

Chick COREA and Jazz in MARCIAC (solo piano 2015)MEMI

Live with Chick Corea - 4/9/2020