※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 

 

(24.5.20.月)晴れ

 今日もまた孫のS君の小学校がお休みということで、我が家で面倒見ることになった。

 ほぼ一日、面倒を見なければならないので、『京都植物園』に行ってから、昼食は『北山通り』のS君の大好きな『くら寿司  昨年の秋に新しくオープンした北山店

  でとることにした。

 10時過ぎに迎えに行こうと思ったら、S君から「今、どのへん?」と電話、それで「今、これから出るとこや」と返事をしておいたが、なんか気忙しい感じになって、娘宅までいちばん早く行けるルート  高野川と鴨川の河川敷の道  を行くことにした。このルートだと信号がないので10分ちょっとで川端丸太町までいくことができる。

 「今、どのへん?」と気忙しく電話をかけてきたのなら、普通ならもう外へ出て待っているんだろうと思う。しかしS君はおっとりしているので、娘宅に着いて、インターホンを鳴らしたら、それを聞いて2階から降りてきた。

 「帽子は?自転車やろヘルメットは?二階の電気消したか?」と念のため確認して、出発した。『丸田町橋』の東詰北側から河川敷に降りたが、平日の午前中なのでそれほど人出はない。ただ途中、『鴨川デルタ』の『亀石』の辺りには学生がたむろして、写真撮影なんかをしていた。

 我が家に着いて、しばらくしてから『植物園』に向かって出発。ヨメさんと行くときと同じルート、『下鴨の高級住宅街』を巡っている『白川疏水通り』を『松ヶ崎浄水場』からスタートする。途中、『下鴨本通り』を横断し、『下鴨中通り』を、『京都府立大学』や『コンサートホール』を左に見つつ北へ進み、『北山通り』を左折して『京都植物園北山門』に至る。

 今日の『植物園』は、これまでは開花時期のタイミングの合わなかった『バラ園』がちょうど満開だった。

 

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 1時間ほどで植物園を出て、北山通りを東へ行った『宝池通り』を過ぎた辺りに『くら寿司北山店』がある。この店は昨年の11月にオープンしたが、行くのは今日が初めて。これで植物園に行くときの昼食をとる場所の選択肢  これまでは『キャピタル東洋亭』のハンバーグ、『コーヒーハウス・ナカガワ』のカレーライス、植物園内に持ち込んで食べる『進々堂北山店』の菓子パン  が一つ増えた。

 いつものとおり、S君はタブレットで、中トロやイクラなど自分の好きなネタをどんどん注文していく。私も同じように自分の好きなネタを注文したが、個人的には中トロもいいが、イワシがいちばん美味しかったように思う。

 帰路は北山通りをさらに東の修学院まで行って、『大原街道』を高野まで一直線で帰り着いた。この道は、南行の一方通行だが、交通量も少なめで、道幅が広く、アスハルト舗装もきれいに整備されているため、自転車で非常に走りやすい。さらに少し勾配があるので南行の場合は、自転車をほぼ漕がないでも走行できる。『東寺』の高さは、街中の北山通りと標高がほぼ同じなので、街中から立ちションをすると東寺まで流れていく、なんてよく冗談でいったりするが……。

 

(24.5.21.火)曇り

 今日もまたヨメさんは、朝、起きるなり「お腹が痛い」と言っている。ついつい私も「またかいな」と言ってしまった。こうなるともうヨメさんの「不機嫌」のスイッチが入ってしまって、どうにもなだめようがない。スイミング・スクールへは行きたくなさそうだ。

 私も、変に説得しようとしても「売り言葉に買い言葉」という感じになるので、自室に閉じこもってパソコンなどをいじっていた。

 お昼になったので、昼食のために自室を出てLDKに顔を出すと、ヨメさんが、水着やゴーグルなどを揃えてスイミング・スクールへ行くための準備をしている。「お腹が痛い」のが治ったのか、気が向いてきたのか分からないが、まあどちらでもええけど、スイミング・スクールに行くのなら何よりだ。

 

 今朝、洗面の時に温水にしようとしたが、いっこうに暖かくならなかった。

 朝の洗面時の短時間だったので、その時はそれほど気にはかけなかったが、夜になって食後の洗い物をしようと思って温水を出そうと思ったが、お湯が出なかったので、朝の状況を思い出した。

 風呂の自動給湯のスイッチを押したが、コントロールパネルの表示がすぐに切れて、エラー・メッセージの数字が表示された。給湯器の「トリセツ」を見ても、そのエラー・メッセージに関する説明が掲載されていなかったので、Googleで検索してみた。すると、その表示は吸排気部に何かが塞がっている場合、との説明があった。何回か風呂や洗面所の温水を出そうとしたが、毎回、同じエラー・メッセージになるのであきらめて、明日、大阪ガスのサービス・センターに連絡することにした。

 

(24.5.22.水)曇り

 朝、日が変わって、ひょっとしたらと思って、一縷の望みで、洗面所の温水栓をまわしてみたがトラブルは解消していなかった。サービス・センターに連絡したら、明日、見に来てくれること。「トリセツ」に挟んであった領収書を見たら、平成22年に今の給湯器に交換しているので13年以上経過している。耐用年数は10年程度とあるので、交換どきではあったのかもしれない。

 

 これまでヨメさんには、日々の生活費を賄うため私のキャッシュカードを預けてあった。ところが、ATMの操作ミスでカードが無効になったことがあり、暗証番号の管理が心許ない。また、この口座からは光熱水料や団地の管理費などの固定経費を支払っているので、紛失したりすると厄介なため、私がキャッシュカードを所持するようにし、日々の生活費は毎月一定額をヨメさんに渡すように改めた。

 生活費はそれ用の財布に一定額を入れるようにしているが、ところが昨晩、いつもしまってある場所にその財布が見当たらない。この財布は、あくまで生活費を取り置いておくためのものなので、その場所から持ち出さないように言ってある。それで私が「財布あらへんで」というと、私が何かで持ち出したかのように言い出した。

 私も、最近は、ヨメさんの「物忘れ」「間違い」などは、先日の太川陽介さんのYouTube番組  蛭子さんと5年ぶりの再会』『蛭子さんと5年ぶりの再会(後編)』  

  の太川さんの「一瞬一瞬が幸せだったらそれでいいよ」や「忘れてもいいんだよ」という言葉を教訓にして、「忘れてもいいんだ」「間違ってもいいんだ」と思うように心がけている。しかし今回は、「忘れてもいいんだ」と見過ごすわけにいかない。「私が持ち出したかのよう」にヨメさんが言い張るので、ついつい嗜めるような口調になってしまった。

 それで昨晩は仲違いした状態のまま就寝した。普段は、一晩過ぎると機嫌も直るんだが、今朝は、私が朝食のために食卓についても機嫌が悪くダンマリ。そのうち、ほとぼりもさめるだろうと思って、私もとくに声はかけずにダンマリを決め込んだ。

 今日は、クルマでヨメさんを四条烏丸近くの美容院へ送っていくことになっていたが、車内で同乗して、お互いにダンマリというわけにもいかず、それとなく話を始めて、結局、冷戦は終結した。

 

(24.5.23.木)

 今日のお昼過ぎに大阪ガスのサービス・センターの担当者が給湯器のトラブルの点検に来てくれた。

 一通り点検して、やはり一時的なトラブルではなく、経年劣化で給湯器を交換しなければならないとのことだった。旧住宅公団タイプの特殊な型の給湯器で、受注生産のために時間がかかるし、値段も給湯器だけの交換にしてはかなり高額。 

 給湯器の交換がすむまでは、銭湯にでも行くか、娘宅でシャワーを借りるかしなければならない。ヨメさんは、エル・スポーツにシャワーや風呂もあるので、そこを利用できるが、スイミング・スクールの日しか利用できないらしい。

 ということで今日はシャワーを借りに、夕方に娘宅に行ってきた。ヨメさんは、一昨日、スイミング・スクールの際にシャワーをしたので、私だけが利用する。しかし、 ちょっとシャワーを借りるだけといっても、手ぶらというわけにもいかず、デザートにゼリーを持ってクルマで娘宅に行った。娘宅の駐車場はマイカーを置いてあって使えないので、娘宅の向かいのコインパーキングにクルマを駐めておいた。

 ちょうど娘宅では夕食の準備をしていたが、  ムコさんは勤務場所が大阪なのでまだ帰宅していない  私だけシャワーを借りた。孫たちが夕食をとっているのを見ながら、少しお喋りをしてから娘宅を出た。

 普段なら、帰路途中でどこなとに寄って、外食して帰るんだが、今日は期限切れ間近の『HELP』で買ってきたヒラメがあるし、今日もまた『HELP』でマグロのお刺身を買ってきているので、家で食事をしなければならない。だから今日は、期せずして、「ヒラメのムニエル」と「マグロのお刺身」という、まあ普段とは違う豪華なメニューになった。

 最近は、ヨメさんが買ってくる食材の賞味期限切れに注意しておかなければならない。『HELP』は自然食品系のスーパーなので保存料などが無添加の食材が多いので、特に賞味期限には注意しておかなければならない。食材を買って帰って冷蔵庫に入れておくのはいいが、翌日になると冷蔵庫に入れてあるのを忘れてしまって、また同じように食材を買って帰ったり、外食をしたりしてまう。

 最近はヨメさんが家で料理を作るの面倒がり、後片付けの時に足や腰が痛いといって、機嫌が悪くなるので、私が洗い物を手伝ったり、ヨメさんの料理の負担を軽減するために外食にすることも多い。ヨメさんは、食材を買ってきて、冷蔵庫に入れてあるのを失念して、機嫌切れが迫ると冷凍にまわしたりするが、若干、やばい感じがしないでもない。そんなことから最近は、私も冷蔵庫を覗いて、食材の賞味期限を確かめるようにして、不用意に外食を提案しないようにしている。 

 

【今日の読書482※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-44『明治大正史 下』

③-54『すごい実験』

③-55『ありえない138億年史』

④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』

⑥-25 『文庫の読書』

⑥-27『小説家の四季 2007-2015』

⑦-89『騎士団長殺し3』

⑦-90『フィッツジェラルド10』

⑨-6『夢・アフォリズム・詩』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑩-43『前人未到』

⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』

⑫-29『小説の読み書き』

⑬-11『こころ』(Kindle)

コメント:佐藤正午の⑥-27『小説家の四季 2007-2015』を読み終えた。同じような「作家の日記」風エッセーである大岡昇平の⑥-15『成城だより』には比ぶべくもないが、『小説家の四季』には、なにか作家らしい知的な営みが感じられない。

 さて、引き続いて、③-52『生命 最初の30億年』から、私が印象に残ってマーカーを引いた箇所を引用しておく。

p.346-347「左右相称動物の体は、ひとつの対称面によって、頭部(大多数の左右相称動物では程度の差はあれ分化している)から尾部まで左右に分かれる。また、発生の初期に、ふたつではなく三つの細胞層に分化を遂げる  皮膚や神経細胞になる外胚葉と、消化器系を作り出す内胚葉に加え、筋肉や生殖器系などに分化する中胚葉と呼ばれる中間層ができるのだ。刺胞動物と同様、左右相称動物も組織を形成する。だが、組織を結びつけて複雑な器官を作る点が異なる。これによってまたもや多様な機能が新たに生まれる可能性が広がる。」

p.365「歴史の古さにせよ、アプローチの仕方にせよ、古生物学と分子生物学は生命科学の両極端に位置している。ところが、一九九〇年代からの10年間で、そうした生命科学の系列は丸まって円をなし、古生物学者と分子生物学者を、相互の情報が役立つほど密接に結びつけた。(中略)古生物学者と発生生物学者がどちらも体制の進化に関心を向けると、結びつきはさらに強固なものとなる。というのも、化石が初期の動物の多様化にかかわる層序学的なパターンを確立するとしたら、発生遺伝学はその進化がどのようになし遂げられたのかを明らかにするからだ。」

p.365-366「細胞の分化の分化の最後に起きる遺伝子の発現でできるタンパク質群は、細胞骨格などの細胞質の諸要素を変化させ、ニューロンや筋肉繊維といった個別の機能をもつ細胞を形成する。(中略)個々の細胞の素性を最終的に決定する遺伝子の干渉は、実は発生の初期段階、それも受精卵が分裂しだす前に始まっている。」

p.372-373「生物の革命をうながすには、変異さえ起きればいいわけではない。変異体が生き残って繁栄しなければならず、その結果さらに多様な変異が生まれ、それに対して自然選択が作用するのだ。一般に、進化における多様化は、完成度の高い変異がいきなり起きて、一気に世界に広まるように思われている。だがそうではない。長い時間をかけて、自然選択が変異を研ぎ澄ますのである。生物の多様化は、許容性の高い生態系が機能性の低い新種を生き残らせたときに開始する。」

 

今日の映画482】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『イコライザー(Amazon Prime Videoで視聴)

原題:The Equalizer

製作年:2014年

製作国:アメリカ

監督:アントワン・フークア

出演:デンゼル・ワシントン/マートン・ソーカス/クロエ・グレース・モレッツ/デビッド・ハーバー/デヴィッド・ムニエ

ストーリー:マサチューセッツ州ボストンのホームセンターで働きながら平穏な日々を送るロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、誰からも慕われる好人物で、深夜は行きつけのダイナーでの読書が日課となっていた。その店には同じく常連で、テリーと名乗る少女娼婦のアリーナ(クロエ・グレース・モレッツ)がおり、言葉をかわす内に奇妙な友情が芽生えていく。歌手になる夢を持つアリーナは、娼婦の仕事に嫌気がさしていたが、やがてアリーナは自分に暴力を振るった客に反撃して傷つけてしまう。客の苦情を受け、元締めでロシアン・マフィアのスラヴィ(デヴィッド・ムニエ)は見せしめとしてアリーナに激しい暴力を行い、彼女はICU送りとなる。彼女の入院を知り、その悲惨な姿をガラス越しに見たマッコールはスラヴィらのいる一室に赴き、9,800ドルを提示して彼女を自由にするよう申し出るが、スラヴィは無下に断り、これからも彼女を搾取すると言い放つ。素直に引き下がるかに見えたマッコールだが、静かな怒りに燃える彼は、スラヴィ含め、その場にいたギャング5名を、その場にある物だけ用いて30秒足らずで殺害してしまう。

事件を受けてスラヴィのボスであるウラジミール・プーシキンは、部下で解決屋のテディ・レンセン(マートン・ソーカス)をボストンに派遣する。頭脳明晰で戦闘能力も高く、凶悪なテディは、暴力と情況証拠による推理ですぐにマッコールを割り出す。直接会っても尻尾を出さないマッコールを犯人だと確信するテディであったが、襲撃は失敗し、彼の経歴を洗っても正体もわからず、テディはますますマッコールに興味を持つが・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.7、TSUTAYAは3.59、Filmarksは3.8で、私の評価は3.7とした。

 主演のデンゼル・ワシントンは、若い頃はなんか“わけ知り顔”の感じがしてあまり好きではなかったが、このロバート・マッコール役は年齢を重ねた風貌もあって、“はまり役”の感じがする。本作品はたまたまAmazon Prime Video で『イコライザー THE FINAL』を見つけて視聴して、面白かったので本作品も観てしまった。。顎の下に突き刺さったドライバーが開けた口の中から見えていたりして、格闘シーンがなかなか迫力があり、今までなかったような映像だ。ちょっと行き過ぎの感もあるが、痛快は痛快で。

 

【今日のジャズ482※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:New York N. Y.

アーティスト:George Russell

レーベル・品番:Decca・DL 9216/・DL7 9216

録音年月日:1958.3.24/9.12/11.24

曲名:①Manhattan/②Big City Blues/③Manhattan Rico/④East Side Medley : Autumn In New York 〜 How About You/⑤A Helluva Town

ミュージシャン:George Russell (arr,cond)/Art Farmer (tp)/Carl "Doc" Severinsen (tp)/Ernie Royal (tp)/Bob Brookmeyer (tb)/Frank Rehak (tb)/Tom Mitchell (tb)/Hal McKusick (as)/John Coltrane (ts)/Sol Schlinger (bs)/Bill Evans (p)/Barry Galbraith (g)/Milt Hinton (b)/Charlie Pership (ds)/Jon Hendricks (vo,narrator)/Phil Woods (reeds)

コメント:独特の理論で個性を発揮するジョージ・ラッセル (arr)が、ニューヨークをテーマに吹き込んだコンセプト・アルバム。モード理論を駆使してのサウンド作りと演奏に充実を感じる。しかし、彼には悪いが、興味は参加したミュージシャンの顔ぶれに向かう。ビル・エヴァンス (p)、ジョン・コルトレーン (ts)、アード・ファーマー (tp)、マックス・ローチ (ds)といった精鋭を中心にしたオーケストラが素晴らしい。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

George Russell 1988/2/28 TOKYO