※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。
(24.7.15.月)雨時々曇り
昨日から、娘一家が旅行に行っているので、ネコのメロンちゃんを預かっている。夜はゲージに入れてやったものの、我が家では慣れていないのでどうなることかと思っていた。最初はミャーミャーと鳴いていたが、ほどなく、鳴き声もおさまって、ゲージの中のネコ用ベッドの中で丸くなって眠ってくれた。
お盆に、娘一家は『セブ島』にいく予定なので、ネコのメロンちゃんを三、四日間預からなければならない。昨晩は、そのお試しのお泊まりだったが、どうやらなんとかなりそうだ。
一夜を過ごし、今日は、当初、夜の8時頃にネコ迎えに来るとのことだったが、少し遅れているようだ。行く先は『福井県の神子』ということだが詳細は聞いていない。
私も在職時には職場の連中と、年に数回、麻雀旅行やテニス合宿に出かけるのが恒例となっていた。『若狭』方面に行ったときには、帰路、『杇木』ルートをよく走ったことがある。
しばらくして、娘からLINEメールで「いま『白髭神社』のあたり」と連絡があった。この辺だと、まだこれから1時間近くかかるだろう。あまり夜間にこのルートを走った記憶はないが、走りやすい道ではなかったように思う。まあ、今はナビがあるから夜間でも道に迷うこともないのだろう。
結局、9時半頃にこちらに着き、娘とS君が我が家にネコを受け取りにやってきた。どこかで泳いだろう、S君も日に焼けて元気そうな感じだった。
(24.7.16.火)曇り時々雨
今朝もまた、ヨメさんが起きるなり「しんどい、お腹が痛い」と言っている。
先週に続いて今週もスイミング・スクールを休むような気配だったが、あえて何も言わなかった。
以前にも書いたが、最近は、スクールのメンバーの仲の良い同年代のオバチャンが辞めたので、エル・スポーツに行くのがあまり気乗りしないようだった。スクールで一緒に泳いでいると、二人だけがいつも遅れ気味だったが、その片割れが辞めて、自分一人だけが目立つため、あまり行く気がしないようだ。
「もう辞めるんか?」と訊くと、「なんで辞めなあかんねんなぁ」と反発するような返事が返ってくる。
今、辞めると「終わりの始まり」のような気がする。そうなると体力もどんどん衰えていくだろう。「なんで辞めなあかんねんなぁ」というような「意地」があるのなら、なんとか続けて欲しいのだが……。
今日は、久しぶりに、散歩がてら『恵文社』まで歩いて行った。その後、店の前の「曼殊院通り」を西に行き、「川端通り」を横断して「高野川」の河川敷に降りた。高野川の河川敷も、この辺りからさらに上流へ行くと河川敷もなくなってくる。一方、この辺り近くの『高野橋』から下流は、賀茂川と交わる『鴨川デルタ』辺りまで、何箇所かある堰の辺りを除いて、河川敷の道も整備され、ランニングやウォーキングのコースとなっている。
今日は『蓼倉橋』まで歩いて来て一般道に上がり、「東鞍馬口通り」を東進して「東大路通り」に出て、田中大久保町のバス停側の団地の入口から団地内に入って帰宅した。
(24.7.17.水)曇り時々雨
連休中に娘のところのネコちゃんを預かっていたが、一泊しただけなのに、なんか「ネコロス」の感じ。ヨメさんも、「ネコはこうたことがないし・・・」とくちぐせのように言っていて、あまり好きではないようだったが、「かわいかったなぁ」なんて言っている。
土曜日は、いつもムコさんが孫ふたりの相手をして、川端丸太町の娘宅から自転車で鴨川(賀茂川)を遡って『植物園』へ行くのが定番だったが、今週の土曜日は、S君を連れ、『淡路島』に釣りに出かけるので、K君を我が家で預かることになっている。
K君も一緒に淡路島に連れて行ってやったらいいのにと思うが、ムコさん一人でS君とK君をみるのは無理なようだ。特にK君の方がやんちゃで、ずっと見守っていないと何をするか、どこに行ってしまうかわからない。さらにS君とK君が一緒にいると、どちらがちょっかいを出すというわけではないが、すぐにケンカが始まってしまう。ママ(娘)が一緒にいるとなんとかなるようだが、土曜日はあいにくと仕事なので、我が家で預かることになった。
午後からは、近くの『イズミヤ高野店』内の『キッズ』にでも連れて行けばいいかと思っていたが、ネコのメロンちゃんも一緒に来ることになったため、 長時間、ゲージに入れておくのもかわいそうなので キッズへ行くのは無理だろう、ということになった。
とりあえず、これもK君のお気に入りの『サイゼリア』に行くことになった。サイゼリアなら『ギョーザの王将』以上に、おサイフ的には、こちらとしては大歓迎。クソ暑いので、ほんの近くだがクルマで行った。ここは、お昼時に行くと、いつもガキ(幼児)を連れた家族づれで満員だ。
注文をしようかと思ったら、テーブル席のQRコードをスマホで読み取り、読み込んだサイトから注文するようなシステムに変わっていた。
「オレ、ガラケーしか持ってへんねんけど」って言うたろうかと思ったが、「ジジイのタワゴト」、今はやりの「カスハラ」と思われるのもイヤなので、スンナリとメニュー表を見て注文することにした。するとウエイトレスが「メニューに表示されている番号で注文してください」だと、そんな客との応接ってあるか!?注文を聞いたら番号ぐらい覚えとけよ!と内心、思いつつ、おとなしくメニューに表示してある番号で注文した。
食事を終えて家に帰ったら、メロンちゃんは大人しくゲージの中のベッドに入って寝ていたが、我々を見てミャーと一言(一鳴き?)、ゲージから出してやったら、先日、一泊しただけなのに「かつて知ったる懐かしの我が家」てな感じで、室内をウロついていた。
お昼過ぎに娘からLINEメールがあり、「今日はダンナとSは淡路島で泊まりやし、そっちで晩ごはん食べてもええか?」とのこと。
食事をイチから用意するのはヨメさんのストレスが溜まるので、高野交差点近くの『キッチンとまと畑』でお弁当でも買うてきたらええわ、ということになり、娘も、「東洞院錦」を上がったところの職場から我が家までママチャリでやってくることになった。
夕方、娘がやってきて、ヨメさんとK君と三人で『洛北阪急スクエア』に出かけていったが、結局、地階の『京のお肉処 弘』の焼肉弁当を買って帰ってきた。
食事を終え、娘はママチャリで先に我が家を出て、10分ぐらいしてから、私がクルマでK君とメロンちゃんを送っていった。
(24.7.18.木)晴れ
今日は、「引越しのさかい」ではない、日本料理の『さかい』へ行くことになっている。
先月、行ったときに予約してあったが、朝からヨメさんが「お腹が痛いから行くのは無理」と言い出した。当日の朝にドタキャンするわけにもいかない、ということで、もともと、この店を最初に紹介してくれた友人のO氏に電話をして、ピンチヒッターの要請をした。食通のO氏のことなので、すんなりとOKの返事。
O氏の勤務先である『全国日本学士会事務局』の建物がある、「元田中の叡電交差点」近くで待ち合わせて、タクシーで『さかい』に向かった。
『さかい』に着くと、カウンター5席は満席で、6席しかないテーブル席も満席のようだ。こんなん、ドタキャンしたげんでよかった。人気店なので予約が取りにくいと言っても、さすがに、当日にキャンセルしてもすぐ席が埋まるということはないだろうし、食材も無駄になるだろう。
今日は、いつものように「6,600円のコース」を予約してある。以前はリーズナブルな「4,400」のコースを注文していたが、これに焼き魚とお造りが二品追加されるとのことで、前回、このコースを注文して大満足。
さらに上の「8,800」のコースや、夜のおまかせコース「16,500」なんて、どんなんやろと思うが、月1回、コンスタントに来たいので、お昼のおまかせ「6,600」のコースにしている。
ここの料理は、旬の食材を使っていて、薄味なので食材の持ち味が味わえ、季節感を感じられるのがいい。
炙り丹波牛(つけ合わせは毎回変わる)と最後に出る土鍋で炊いたご飯、だし巻き、お茶漬けセットは毎回変わらないが、お造り、吸い物、焼き物、炊き合わせなどの食材は毎月、旬のものを用いているので、月毎に変わる。そのため毎月中頃にカウンター席 料理を作る手際を見て楽しんだり、料理人との会話を楽しめる を予約している。ご主人は気さくな人で、土鍋でのご飯の炊き方なんかを尋ねると親切に教えてくれる。
O氏もピンチヒッターだったが、「やっぱり美味しいなぁ」とのこと。
食後に来月分の予約をして帰った。お母さん、今度はお腹いたあならんといてや……。
【今日の読書498】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
①-21『吉本隆明代表詩選』
①-25『心的現象論序説』
②-44『明治大正史 下』
③-56『人間の由来(上)』
③-58『すごい物理学講義』
④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』
⑥-25 『文庫の読書』
⑦-94『S・フィッツジェラルド・ブック』
⑦-95『アメリカン・スクール』
⑧-18『死の家の記録』(Kindle)
⑨-6『夢・アフォリズム・詩』
⑩-39『プルーストを読む生活』
⑩-44『自炊者になるための26週』
⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』
⑫-30『小説作法』
⑬ー『死の家の記録』(Kindle/⑧-18再掲)
コメント:③-57『すごい物理学入門』の第1回から第6回までの各講義はごく一般的な内容の講義だが、「最終講義」において、私たち人間という存在に注目し、物理学によってしだいに解き明かされてきたこの不思議な世界のなかで「私たち人間をどのように捉えることができるのか」について、著者の考えが示されている。その「最終講義」から印象に残った部分を引用しておく。
p.129-130「人間をめぐる疑問のなかでも、とりわけ私たちを戸惑わせるものがあります。それは、私たちの行動が自然の法則にただ従っているだけなのだとしたら、『私たちは自由に選択している』ということにどのような意味があるのかという疑問です。世界に存在するものは、厳格の法則に従っていることがわかってきています。それと、『自由だ』という私たちの感覚とのあいだには、矛盾があるのではないでしょうか。それとも、自然の規則性からまぬかれ、私たちの自由な思考により、それらをゆがめ、逸らすことのできる何かが私たちのなかにあるというのでしょうか。(中略)私たちを形づくっているものの何ひとつとして、自然の法則に従わないものはありません。もしも、自然の法則に従わないものが私たちの内部にあるとしたら、人類はかなり以前にそのことに気づいていたはずです。私たちの内部には、物質の自然なふるまいに背くものはひとつとしてありません。この見解は、物理学や化学、生物学、神経科学など、あらゆる現代科学によって、強まるばかりです。」
p.130-131「私たちは自由であるというとき(事実、私たちは自由であることが可能なわけですが)、それはつまり、私たちの内部にある、脳のなかで起こっていることによって私たちの行動が決定づけられており、外部から強要されたものではないということなのです。『自由である』とは、何も私たちの行動が自然の法則に左右されないということではなく、私たちの脳のなかで作用する自然の法則に従っているということなのです。私たちの自由な選択は、脳の内部にある無数のニューロンのあいだで瞬時におこなわれる盛んな相互作用の結果によって、『自由に』決定されています。意思を決定しているのがニューロンの相互作用であるという意味において自由と言えるのです。」
【今日の映画498】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『白と黒』(U-NEXTで視聴)
原題:Pressure of Guilt
製作年:1963年
製作国:日本
監督:堀川弘通
出演:小林桂樹/仲代達矢/井川比佐志/千田是也/淡島千景/大空真弓
ストーリー:目黒の高級住宅街で殺人事件が起った。被害者は城南弁護士会会長宗方治正(千田是也)の妻靖江(淡島千景)で、発見者は夜間学校から帰宅した女中だった。捜査一課の厳重な警戒網が布かれた結果、前科四犯脇田(井川比佐志)が現場附近の不審尋問に引っかかり、宗方邸へ強盗に押し入ったことを自供した。事件担当検事落合(小林桂樹)の尋問に脇田は殺人を自白した。死刑廃止論者の宗方は、助手の浜野(仲代達矢)とともに脇田の弁護をかってでた。浜野は新進気鋭の弁護士で学生時代から宗方夫妻の世話をうけていた。この浜野と靖江の間には、彼が書生として住みこんでいた頃から関係があった。しかし、その浜野には、製鋼会社会長村松の娘由紀(大空真弓)との縁談が起った。嫉妬に狂った靖江は由紀に二人の関係を告げると言い出したため、浜野は夢中で靖江の首をしめた。浜野は脇田が捕まってはじめはよろこんだが、日がたつにつれて良心の呵責に苦しみ、落合に必要以上に脇田の無罪を主張した。落合は浜野の妙にからんだ言葉に疑問を持ち、極秘裡に補充捜査をすることになった。その間、脇田は法廷で死刑の論告を言い渡されていた。そんな頃、浜野が真犯人であるという証拠物件の数々が捜査一課に集った。その証拠の前に浜野は、殺人事件を自白した。落合のメンツを捨てた再調査の、勇気と信念に対して、マスコミは一斉に拍手を送ったが・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.7、TSUTAYAは 、Filmarksは4.0で、私の評価は3.5とした。
「二転三転」とは、まさにこの作品を評するための言葉という感じ。「二転」というが、映画を観ている者は、それまでの作品の流れの中で「真犯人」は分かっているのだが、映画を観ている者も、いつ、その真犯人が担当検事等に明らかになるのかという興味がポイントとなり、ある意味「余談を持たされて」観てしまうことになる。そして、その後の「三転」は、突然、まさに“ドンデン返し”という形で明らかになる。
【今日のジャズ498】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Clifford Brown And Max Roach
アーティスト:Clifford Brown And Max Roach
レーベル・品番:EmArcy・MG 36036/ユニバーサル クラシックス&ジャズ・PHCE 3056/日本 フォノグラム・EJD 3006/・195J 9/ユニバーサル・UCCU 5782
録音年月日:1954.8.2-3/8.6/1955.2.24-25
曲名:①Delilah/②Parisian Thoroughfare/③Daahoud/④Joy Spring/⑤Jordu/⑥The Blues Walk/⑦What Am I Here For?/⑧These Foolish Things/⑨The Blues Walk (alt take)/⑩Daahoud (alt take)/⑪Joy Spring (alt take)
ミュージシャン:Clifford Brown (tp)/Harold Land (ts)/Richie Powell (p)/George Morrow (b)/Max Roach (ds)
コメント:新興レーベル、エマーシーで残した初レコーディングを含む初期のセッション集。〈ジョードゥ〉〈ジョイ・スプリング〉〈ダフード〉など、クインテットの名声を高めた快演が網羅されている。クリフォード・ブラウンのプレイはひたすら激しい。穏やかな曲調のナンバーでも、ソロが始まると徐々に熱気を帯び、彼ならではの世界が展開される。マックス・ローチの好サポートと共に、その迫力と創造性が圧巻の傑作。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)
<YouTubeライブ映像>
<Max Roach Quartet Live at the Jazz Alley Bandstand, Washington DC>