昨日は、父と兄とたくさん話した。

解決策は見えないままだけど、気持ちは落ち着いた。

色んなことを受け入れてやっていくしかない。

それが帰省の結論。


特に父とは母について話した。


私だって40数年生きていると、人に笑っていえる話と

絶対人に言えない話だってある。みんなそうだよね。


だから母だって、そんな母の人生があっても不思議じゃない。

でも、子供の立場からすると、「母である母」以外の母を

あまり想像したことがなかった。


つい父がポロッといってしまった母の内緒の話。


「私は大人だ。動揺しちゃいけない」と自分でとっさに判断したのか

ものすごく冷静に「そんなことがあったんや」と父に言ってみた。


ま、考え方を変えると笑える話でもあり、

意外に私平気だわ・・・なんて思ってた。


でも時間が経つごとに、その話があまりに意外だったので

池に小石を落としたら、輪になって広がってく水面のように

まだ揺れてる。

やっぱり、それだけ衝撃的だったということ。


父も「やってしまった!」と思ったようで、

昨日はちょっと眠れなかったらしい。

今朝、一番に「昨日言ったことだけど誰にも言ってない」と

後悔の念を私に告げてた。


子供はしらなくていい母の顔だった。


でもそれですら母の一部でしかなくて、

私が知らない母の顔はもっとたくさんあるんだろうなと思う。

私だって親には半分も見せてないだろうし(笑)


人生は深い。

そうやって人は形成されていく。

その積み重ねの結果が今の自分。


だから人はそんなに簡単に変わらないし

他人が人を変えられる訳もない。

唯一、自分で自分を変えようと思えばできる。


私たちに出来るのは、その環境を作ることだけ。

そのために私たちも変わらないといけない。


長いつきあいになりそうな心の病です。