【初心、初心、初心にかえれ!】blog〈第一部〉
人間生きている時に、好きなものに夢中になるものを見つけ出す。
それにたいしては、ものすごいエネルギーを使っても疲れないし、楽しくて仕方がない。
ところが、その楽しさが【マンネリ】や【飽きる】といった罠にはまる。
それを捨てて、また新しい好きなものを探す人、
マンネリだがもっと深く追及していって、楽しみを見出だす。
飽きるけど、もっと違うアプローチをして、楽しいものにしていく。
小森は当然に占いである。
最初は、いろんな知識が入ってきて、さまざまな現象が起きて、時には、文献の著者と喧嘩したり、逆に仲良くなったり。
なんといっても飽きる寸前に、
日本式でない【台湾、中国式】観点から占術を観ることが、できたことだ。
これも、文献の著者に手紙を出したら、たまたま近くリアで、お会いして話したことから始まる。
そしてまた楽しくなる。
マンネリにいろんな要素が、加わるにつけ、楽しくて仕方がない。況してや、占術がぐんぐんと高度になる。
次!ここで、自らを【占術家】として名乗る。鑑定料金もいただくわけだから、プロになる。
それを有効的に活用してもらう為に、鑑定して喜んでいただくと、なんとも嬉しい。
ここまでで、だいたい10年ほど。楽しくて嬉しくて仕方なかったけど、
東洋占術は、奥深くなっていき、楽しいというよりは、學ばなければならない。これもあれもと焦っていたように思う。
辛い、飽きる、苦しい、解釈がわからない、流派がこんなにあるのか?偽占い師に騙されてる方が多い。しかし、こちらからは、あの人は違うなどと言えない。聞かれれば僕との違いをいう。偽というのは、私が既に學んで人間を幸せにするものでない、【根拠】を知って捨てた術を高額鑑定してる連中だ。
だんだん占術界の世界を知る。ハッキリいって、金銭面では努力等は報われにくい世界。
テレビや本を出してる占い師が、儲ける世界。
難しい?と思われる台湾、中国流が報われない世界。
ここで小森は情熱を失いかける。
【この業界は偽者でも、占いとは言えないような脅しばかりの占い師と名乗る人間のほうが、稼げるという眼前にある現実。
【ふざけるな!懸命に偽術に騙され痛い目にあいながら、學んで、學んでそして學んでも認められない】
占術界はそういうとこなんだな。
そこで、好きなものが、マンネリでもなく、飽きる訳でもなく、【嫌になる】
占い師と独立は辞めて、普通に仕事を始めたんだな。
これは、占いから逃げたともいえる。人は人で、自分は自分。
稼いでる人に
【なんで!なんであんな占術で、大きく稼げるんだ?】
自分の學んできた占術が、報われない。それより簡略で、人の為になる、活用できる占いでないのに稼げる。それも大きな額だ。
自分に自信が無くなる。なぜ、なぜ、なぜ、理解されないんだ。こんなに學んで學んで、余計なものを削ぎ落としても、認められない。つまり、稼げない。
この世界を金だけで図ってるのではなく、努力もろくにしてない占い師が報われるパラドックス。
これが、どうしても人は人、自分は自分と考えられない、今思えば幼稚な人間だった。
そしてまた楽しくなることがあるのか?もう何年學んだか?
もういいだろう。疲れたわ。
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東洋占術家
小森憲一郎