PHPに、「重音」について書かれていました。

重音とは、同じ意味の言葉を重ねることです。

「違和感を感じる」

という言葉遣いが、間違っているのか、間違っていないかという論争があったそうです。

 

私が覆面調査員をしていた時、報告書のコメントで、重音はよく注意されました。

つい

「安心感を感じる話し方だった」

などと表現してしまうからです。

これは、書き方次第で

「話し方に安心感があった」

とすれば、重音になりません。

 

重音は、気なる人は気になるし、気ならない人は気にならないと思います(笑)

辞書編集者の飯間浩明さんは、PHP「なるほど!日本語術」で

「重音をタブー視せず、もっと楽に考えてはどうでしょう」

と提言さています。

 

言葉って難しいですよね。

どんな言葉を選ぶかで、その人のお人柄や人格が出ます。

また、言葉は文化ですから、時代によっても変わります。

正しい言葉を正しく遣いたいけど、堅苦しく考えると、堅苦しい人になってしまいそうです。