高校3年生の息子は、片づけができません。

提出物を期限通りに出せません。

忘れ物が多いです。

 

これは、特性であり、なかなか直りません。

発達に偏りがあるのですね。

 

それに気がついたのは、息子が小学校2年生の時でした。

忘れ物が多いことを相談したら、担任の先生がヒントをくれました。

(専門の医師以外は、発達しょうがいかどうかの診断を出せません)

「叱っても直らない」

「そういう子」

「支援してあげて」

 

「直らない」という言葉にショックを受けましたが、それでも、原因がわかってほっとしました。

息子にどう向き合えばいいのかを考える機会になりました。

今まで、息子のできないこと、悪いところばかりに目を向けて叱っていましたが、よいところと悪いところを切り離して見てみると、息子にはたくさんのよいところがありました。

よいところが見えると、ほめることもできます。

ありのままの息子を受け止めることができるようになりました。

 

人には誰しも、得手不得手、好き嫌いがあります。

できること、できないことがあります。

その全部が、まるっと個性だということを、最近になってようやく頭だけの理解でなく、納得できるようになりました。

 

今から、10年前に、ショックを受けたあの日があったからこそ、おかげさまで息子は、楽しく学校に通っているし、自分の得意を生かして、お友達や学校に貢献しています。

私も、自分と人を認めるということができるようになりました。

 

みなさんには、どんな個性がありますか?