私がアシスタントをしている研修講師が、昨日のブログで、人財育成について「人は育てたようにしか育たない」ということを書いていました。

これは、子育てにおいてもよく言われていることですね。

我が家の息子は、この春に高校3年生になります。

私は息子を育てるのに、2つのことを目標にしていました。

「どこでもうまくやっていける子」

「一人で食っていける大人」

 

「どこでもうまくやっていける子」にするため、1歳くらいから、双方の実家に預けたり、お泊りさせたりしました。

近所の幼稚園や保育園の園庭解放や、子育てサークルに積極的に参加しました。

よく児童館にも行きました。

3歳くらいまでは、知らない子ども同士が自分でかかわることはありませんが、それでも、たくさんのお友達が周囲にいる雰囲気は息子にとって刺激になっていたと思います。

息子はひとりっ子で、年の近い従妹もいないため、ついつい祖父母や両親、、伯母の子守りが多く、大人の中で育っていましたから。

おかげで、幼稚園には機嫌よく通いましたし、幼稚園年中さん、小学校3年生の時の転校でも、すぐに転校先に馴染むことができて、助かりました。

 

「一人で食っていける大人」にするためには、できるだけ自立や積極性を促すように努力しました。

具体的には、選ばせるということです。

外食時のメニューや、文房具など、本人が選んでも問題のないものは、選ばせました。

また、散髪屋さんでは、幼稚園ごろから、自分でどんな髪型にしたいかを言わせました。

と、いっても行きつけの美容院だったので、美容師さんは要望を理解してくれています。

「刈上げにしようか?」とふざけて聞かれて「しない」と答えていました。

小学生になると「刈上げにしないけど、短めで」と自分で説明できるようになっていました。

観光地では、知らない人に「撮りましょうか?」と声をかけて、カメラのシャッターを押すことをさせたりもしました。

 

「子どもは育てたように育つ」

我が家はまだ、子育て中なので、育てたように育っているかは、途中経過ではあります。

ただ、ここまでの子育ての中で思ったことは、「どう育ってほしいか?」という子育方針(ビジョン)がなければ、子どもにどのような働きかけをすればいいのかわかりません。

また、お稽古ごとや塾を選ぶ基準がありません。

そういう意味では、子育方針は、あったほうがいいと思います。

 

みなさんは、自分のビジョンをお持ちですか?