昨日、家業を継ぐ2代目さん、3代目さんとお話をしました。

父親がなかなか世代交代をしてくれないというお悩みでした。

「せっかく別の仕事でがんばっていたのに、何のために家の仕事に戻ってこいと言われたのかわからない」ということでした。

確かに、家業を継ぐために家の仕事に戻ったのに、なかなか事業継承してくれないと悶々としますよね。

 

私の父も自営業でした。

父は、63歳で他界しました。

幸い受注して途中になっていた仕事がなかったので、お取引先様に迷惑をかけることはなかったのですが、仕事場の片づけは母と私がして、廃業届を出しました。

その作業をしながら、父は自分で店じまいをするのが嫌で、このタイミングで逝ってしまったのだろうかと考えたりもしました。

 

勤め人の場合は、職場の規定による「定年退職」があります。

自営業や経営者には定年退職がないので、退く時は自分で決めるしかありません。

事業継承のタイミングの難しさは、よく耳にします。

経営者、自営業の方々は、どのようなきっかけで退任を決断されるのでしょうね。

継承させる我が子が、どうなれば「大丈夫!」と安心できるのでしょうね。

事業継承されて引退された経営者、自営業の方にも話を聞いてみたいと思いました。

 

みなさんは、自分が仕事をしない日を想像したことはありますか?