トゲトゲが刺さる。
自分の毒には気付かないな。
そんなもんか。


血を流して、涙流して、

自分の存在を確かめる。


他人が決める命の重さ。
価値は
自分以外の誰か次第。

不安定でグラグラの心が、
揺るがない何かを知りたがって
どちらかが
壊れるまで見届けて
そこにあった、ことに安堵する。

過去形でしか語られない
真実だけが
本物だと感じる。

虚しさも切なさも、
同じみたいに、
腹の中に流れて留まる。
息苦しくなる。