参院民主党は1日、参院本会議の採決で隣席の議員の投票ボタンを押したとして、自民党の若林正俊元農水相の懲罰を求める動議を江田五月議長に提出した。

 若林氏は、3月31日の参院本会議でNHK予算案の採決の際、隣席の青木幹雄前参院議員会長の「賛成」ボタンを押した。青木氏は途中退席していて、席にはいなかった。

 この事実を確認した民主党は「前代未聞の不正行為を働いた。国会の議決を不正行為によってゆがめた恐ろしい事案だ」として、動議提出に踏み切った。

 若林氏の行為に対しては自民党内からも「立法府として許されない」などの厳しい声があがっており、進退問題に発展する可能性がある。

【関連記事】
異例の職員異動 原口総務相が釈明「更迭ではない」
自民・松浪氏、「確認書は偽物」 小沢氏側の不動産取引で挑発
「知事は与党と談合」民主・保母議員が栃木県議会で発言 
「かゆ強制は人権侵害」大阪弁護士会が大阪刑務所に勧告
懲罰委員長に河村氏 自公、衆院委員長を内定
「けむりの行方は? 受動喫煙論争」

<茨城18歳死亡>死体遺棄容疑で新たに2人逮捕(毎日新聞)
発電用風車から健康に影響する低周波音(読売新聞)
フィルム紛失3千万円賠償、財団法人が写真家に(読売新聞)
<金星探査機>「あかつき」打ち上げのH2Aロケットを公開(毎日新聞)
<年金監視委>権限を強化…政令に基づく組織に(毎日新聞)