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三重県鳥羽市菅島
海岸延長  13km
面積    4.52k㎡
人口   215世帯 828人(男416人、女412人)平成12年国調
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訪島印象
 広々とした離島という印象を抱いた。むろん神島、坂手島という小島を訊ねた直後だっ
たせいの印象。面積は神島の6倍、坂手島の9倍だから大きさが違う。浜に漁船がズラリ
と並び、大きな駐車場も造られている。正面に見える小学校の校舎も大きい。ホテルや旅
館もある。魚市場も整備されている。やはり神島や坂手島とはスケールが違うという印象
だった。
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平成19年9月15日(土)
  9:50 鳥羽市佐田浜港の渡船場より神島行きの市営定期連絡船に乗船。
10:06 菅島着。下船。
 菅島小学校 下船すると正面に菅島小学校の大きな校舎が聳えるように建っていた。やや黄色がかった古い校舎で、立て替え期が近いと思われた。向かって左手に白い建物が連なっていて、こちらは校舎より新しい。島の人にきくと体育館で、増築されたものらしい。
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冷泉寺 神島や坂手島の寺に比べると大きくて立派である。境内もまあまあ広く、地蔵堂も造られていた。ただ境内には樹木らしい樹木が見あたらず、少し殺風景な印象を受けた。
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菅島灯台 渡船場から灯台まで1.4キロ。オープン写真のような山道をひたすらのぼっていく。石段
も結構あった。前日、神島の階段を二千段近くも上下したので、足がばんばんに張っていたが、がんばって上っていった。すると草むらの中に白亜の灯台が建っていた。レンガ造りとしては我が国最古の灯台だという。
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 惜しむらくは高台が造られていないため、海を展望できないのが残念。草むらの先に見える島影と海を撮ったのがやっとだった。
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 菅島漁港 定期船乗り場に続いて魚の水揚場が整備され、おそらく競り市にやってくる人々が使うだろう広い駐車場もある。数十と見られる漁船も並んでいた。写真の背後が海。正面が小学校。左側に魚市場とおぼしき施設があった。
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中心集落に足を踏み入れてみると、狭い路地に、びっしりと家々が軒を並べていた。
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 住宅用地が限られているに相違なく、この狭い路地が島のメイン道路だと推察した。
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 そこには美容室、商店、さらに郵便局もあったのでメイン道路に相違ないと思った。

 定期船乗り場に戻って、待合室の前の椅子に座ってやすんでいたら屈強な体格の日に焼けた男が、近くにやってきて私の横に座った。そして話しかけてきた。75歳の漁師で、漁業を60年間やってるという。土曜日は市が休みなので、漁も休むということだった。私は、漁が休みで退屈になり、連絡船乗り場にやってきたのだろう、と推察した。老漁師の話はとても面白く、参考になった。海浪にさらわれて命を失った仲間が幾人もいた、という話を聞いて、漁業は命がけの仕事っであることを実感した。

 13:15 菅島発 市営定期連絡船で佐田浜へ。
  13:35 鳥羽市佐田浜着
夕方名古屋へ