胸にはランクがあり、呼び名も様々だ。


爆乳、豊乳、貧乳、さらに酷くなると「ど貧乳」というあまりに失礼な呼び名もある。

この世ではサイズが大きいほどランクが高い。


私サイズで言うとBカップだ。

それが娘はAカップ。

私より身長が高くなったので、胸も私より大きくなるか、と思っていたが逆だった。

親として責任を感じるばかりである。笑


世界に女性しか存在しなければ、誰が大きくて、誰が小さかろうが、全く問題はなかった。

問題になるのは男性という生き物が存在するからだ。笑



この世には驚くほど胸の大きい女性がいる。

叶姉妹などは私からしたらメロンを通り越してスイカ級である。


昔の話であるが、付き合っていた彼に「〇〇ちゃんのオッパイはキウイサイズだね!」

と言われた事がある。

私は何とも絶妙な大きさの果物を出してきたな、と爆笑してしまった。

それでもブドウ、とか、さくらんぼと言われるよりはかなりレベルは高い、笑


胸、で思い出すのが、娘が高校生の時、娘と二人でTSUTAYAのレンタルビデオ屋さんで何を借りようかを悩み、歩き回っていた時の話だ。


カーテンのかかったアダルトコーナーの前を通った時、私はふざけて娘をカーテンの奥に突き飛ばした。


娘は「やめて〜!」と笑いながら慌てて出てきた。

誰もいなくて良かった、と。

笑いながらカーテンの奥を見た時、近くのビデオの題名が見えた。


その題名は「行け行けホルスタイン」

だった、笑

もう二人で大笑いが止まらなかった。

きっとホルスタインの牛ほど、胸の大きい女優さんが出演してるのだろう。


この世界では私達のような貧乳は、少しでも胸を大きく見せようと、ブラ選びは真剣だ。

色々な上げ底のブラを試したが、1番良かったのはブラデリスニューヨークのブラだ。

フカフカパッド内蔵で、それも胸とブラの間に隙間が出来ず浮かない。

ピッタリフィットして、さらに背中のお肉を逃さない。

何より最高なのは洋服を来た時の胸のフォルムが物凄く美しい。

胸の高さ、形が絶妙なのだ。


そしてまるでお菓子の国のように夢のある店内でのフィッティングでは、綺麗なお姉さんが背中側からこれでもか、とお肉を胸に集めてくれる。笑


そして私の弾力の無くなった胸を「柔らか胸さん」と何とも思いやりに満ちた呼び名を付けて下さり、綺麗な胸の作り方を丁寧に教えてくれるのだ、笑


ゴージャスなレース地で出来たブラは宝物のようだ。もちろんお値段は普通のブラよりは高いが、それだけの価値は十分にある。

今でも私はブラデリス一筋だ。



さらにもう一点、特筆すべき点がある。

そのブランドのサイズでは、いつもBカップの私が、何とDカップになるのである!!

D.、なんて全く縁のないアルファベットであったから、私は嬉しくなって当時、すぐさま主人に電話した。

返事は一言、「サバ読みすぎやろ〜。」だった、笑


先日、Eカップという、神ががったバストを持つ姪っ子に、「いいなぁ、胸大きくて〜。」と言ったら姪が、「でも駅の階段を降りる時とか、怖いよ、下の階段が見えないから。」と言われた。

そんなシチュエーションは私には皆無だし、感覚も分からない。


先日、駅の階段でその事を思い出し、階段を降りてみた。

スッキリと鮮明に、全ての階段が見下ろせた。笑