「う〜ん、完璧」😍😍🩷👏👏👏

鏡を見てそう思った。


私は美容外科を3軒、ハシゴをしている。

色々な美容外科の門を叩いたあげく、その三軒に落ち着いた。


整形はしていないが、お肌に良いと思われる治療はほぼ全て試してきた。

ボトックスに関してはアラフォーに差し掛かるくらいから続けている。


私は昔から、額にシワが入りやすい。

目を上に上げるとフッと3本のシワが入る。

気づいたのは20代の頃からなので、加齢によるものではない。

もっと若い頃からそのシワ癖はあったのだろうが、大学の時に友達から、「〇〇ちゃん、すごい額にシワが行くよね!」と言われてもの凄くショックだった。

あっけらかんと言われたので、恨むことは一切なかったし、逆に言ってくれて良かった!と思っている。自分では気づかなかったから‥。


誰に似たのかな、と両親をよく良く見てみると、父親がそうだった。

私はどうやら父の薄い皮膚感を遺伝で受け継いだらしい。


気づいたのは良いが、その頃は美容外科には行ったことすらなかったので、目を上に上げないように注意していたくらいだった。


初めてボトックスをしたのは高級住宅街に君臨していたバブリーな美容外科だった。


エステも併設しており、インディバなどをする前はバラの花びらが浮かんだジャグジーに入らされるようなゴージャスさだった。


が、問題はボトックスの技術だった。

施術3日後から瞼が下がり始め、なんとも人相の悪い顔になった。

7日たつと、さらに瞼が下がった。

クリニックに電話して、診てもらうことになった。

バブリーな院長が部屋に入ってきた。

言ったのは一言、「メイクで誤魔化して下さい」と。

メイクで誤魔化せる訳がない。

怖いほど、瞼が下がっているのだから。

つけまつ毛をつけると多少マシにはなったが、それでも人相の悪さは2ヶ月続いた。

そのニカ月の辛さは言葉では表せない。

毎日鏡を見て絶望するしかなかった。


もちろん今では打ちすぎた人のために分解注射があるのだが、その頃にはなかった。

分解注射とはいっても、額が緩んでくるまで2週間はかかる。そして効果はちょっとマシかな、という程度なので、完璧には程遠い。

結局、時が過ぎるのを待つしかないのだ。


それから色んなクリニックでボトックスをしてみたが、バブリー美容外科ほどではないが、やはり人相が悪くなるばかりで、満足な結果は得られなかった。


美容外科ではボトックスが一本幾ら、でドクターが適当な量を打ってくれるのがほとんどだ。

だからドクターの技術、注入量が重要になって来る。


色々彷徨った結果、私は神ドクターに出会った。

そこは一本ではなく、一単位刻みで幾ら、という支払額になるクリニックだった。


ドクターは私の今までのボトックス遍歴を聞いて、今日は1単位から行ってみましょう、と仰った。

それは最低量で、効くか効かないか、分からないくらいの量らしい。


その結果は初めて瞼が下がらず、怖い顔にもならないボトックス治療初の成功となった。


今までのボトックスは瞼が下がる代わりに額はツルツル、ピカピカ✨になっていた。

それだけが良い点だ。


今回のボトックスはピカピカ✨までにはならないし、目をあげるとうっすら薄くシワも残る。

でもかえってそれが、最高に自然なのだ。

あぁ、これだ!と思った。まさに神業である。😍

申し訳なさ程度に効いている、この量が最高なのだ。さらに単位数が少ないのでお値段も驚くほどリーズナブルで文句の付けようもない。


それからと言うもの、ボトックスはこのクリニックでしか打たない。

院長は男性のドクターだが、センスの良い、素敵なドクターである。


ボトックスの副作用に悩まされた日々は終わった。

試したクリニックは数知れず、多くの時間とお金を費やした。

美は1日にしてならず、は本当だ。笑