納棺・お別れの会・葬儀と…
バタバタでしたが、全て滞りなく終わりました。
3年前、胃がんになり胃を全摘出した義父。
今年6月の検査では何事もなかったのに、7月に腸への転移が発覚し、末期でいきなりの余命宣告…
これがスキルスがんの進行の早さなのですかね。
年は越せない…からの10月いっぱいは持たないと言われ…結果、9月末に亡くなりました。
旦那さんは、1年半前から絶縁状態でした。
闘病中〜何度か会いに行かなくて良いのか確認しましたが、全く彼は興味を示さず、結果亡くなるまで会いに行くことはありませんでした。
亡くなったと聞いた時、私はあまりの早さにショックだったのと、これで良かったのか⁉︎
旦那さんに何か出来なかったのか…と後悔もあり泣きましたが、旦那さんは訃報を聞いても全く動揺しませんでした。
私は旦那さんに出会うまでの、両親との人生を知らないし、彼が受けてきた計り知れない苦労を理解することはできません。
1年半前、まぁそれ以上前から分かっていたけど…
浮き彫りになった両親の問題を解決できないまま、両親からは話し合いすら拒絶され…
そして実父が亡くなり、納棺の日にようやく家族全員が集まり、話し合いができました。
亡くなった義父はすぐそばにいるけど、悲しんでいるのは義母だけでした。
全ては両親の生き方に、考え方に問題があるのですが、いつまでも気付いてはもらえません。
これからも残された義母は気付けないままなのでしょう。
義父は、会えないままお別れすることになった旦那さんに生前手紙を残していました。
手紙を残してくれたことに、旦那さんも私も父親として、最後に何か言葉を託してくれたのだと思ったのですが…手紙の内容にも愕然としました。
これが息子への最後の言葉…⁉︎
手紙の中には、旦那さんに向けられた言葉など無いのです。
受け継がれた家の歴史や義母との出会い、ただただ自分達の人生を否定しないでほしいという、自己保身でしかない手紙に、私たちは更に落胆しました。
苦労をかけて申し訳なかった…
その一言を、ほんの少しでも期待していた自分たちが恥ずかしくなるくらい… 結局1番大切なものは変わらず、息子のことなど考えてはいなかったのです。
両親は愛情を注いだつもりでいるけど、とてつもない勘違いで、旦那さんは愛されていません。
私は絶対、これからも暑苦しいほど沢山の愛情を注いで、両親から与えられなかったものを、たまに垣間見える彼の心に欠けている部分を埋めてあげるんだ!と強く決意しました。
親族として、義兄のお嫁さんと一緒に2日間葬儀のお手伝いをし、お姉さんと沢山お話しできたのは良い時間でした。
火葬される時、見送り…扉が閉まる瞬間はなんとも言えない気持ちになりました。
誰しもが、いつかこうして最後を迎えるのですね。
旦那さんと骨上げをしました。
亡くなるって、本当にあっけないです。
69年の人生があったのに、小さな骨壷に収まってしまうのですから。
全てが終わり、これから親族で集まることはあるのかな…。
旦那さんは最後まで、1度も目を潤ますことすらありませんでした。
とにかく、この2週間は心身共に疲弊しました。