復活した猛暑で夏バテでしょうか?
頭の痛さは熱中症?

直し用の胡粉が緩くなってしまい
練り直す気になれず作業は中断しています。

先月、市内の某小学校で作品の展示をしてきました。
五輪やインバウンドの風潮で世の中「和」ブームですから
展示作品は和装した人形と洋装の人形を用意しました。

金ぴかの長袴を履いた水干が人気かと思いきや
ブルーのドレスの洋装の人形がかなりの人形でした。
子供は正直、馴染んだものに引かれます。まだまだまだ
生徒たちに和装と洋装の違いを話しました。
「お着物はまっすぐ、お洋服はカーブをつけて布を切ります。」
「まっすぐ切った布地はいろんな用途でつかえます。体に添って切ったら個性的なものがつくれます。日本と欧米の歴史的な文化のか 違いがわかります。」

作者はアジアの日本に生まれて日本人そのものの顔立ちで
ドレスアップをすることもありません。
生まれた時から洋服で
バレエと宝塚を愛して育ちました。
華やかな世界が好きです。

周囲の方に伝統技法に挑戦するなら
「いかにも日本」というような人形作品を作ってみては?
とアドバイスをいただくこともあり、「挑戦しなくては」と。
すっきりとした雛や市松さんの顔作りは難しく
指導を受ける機会もなく、
顔づくりに迷って迷っていい作品になりませんでした。

二年前に参加した公募展の人形そのころのものです。
作者が迷いと不安がある人形は
自信のないのです緊張した顔をしていてかわいそうとしかいいようがありませんでした。

あの人形たちの
犠牲で今のわたしがここにいます。
「 作りたい人形を作ろう。わたしらしい作品にしよう
上手くないのだから」


写真は同じ人形です。
赤紫の振袖とワイン色のベルベットのドレスをもっています。
衣装持ちの人形は「小公女」からの憧れです。
絹のものも大好きです。





文献頼りの独学なので胡粉には苦労しました。
先日は胡粉を指導、監修していただいている深作先生ところに
顔色の相談にうかがいました。
胡粉のマット感に透明感をだすにはどうすればいいか。
いつもありがとうございます。