安全対策工事は終わっていませんでした

 

 不正IDで中央制御室に入室したかと思ったら、安全対策工事が終わって、県民の皆様にご説明のさなか、実は工事は終わってなかったことが発覚!

詳しくは不明ですが、中央制御室を守る装置の工事の一部が未完成だったという事です。

家のリフォームが終わって、引き渡されたら風呂桶が入ってなかった。そんな感じですかね。

 

 多くの方が「何で?」と思われるかもしれません。

しかし、柏崎で東京電力を長く見てきた私たちとしては、ああやっぱり。

これが東京電力の姿なんだ。

福島の事故を経ても、そう簡単に変われるものでないという事を改めて認識した事件でした。

 直前の1月25日から柏崎市を皮切りに、再稼働に向けた地域説明会を開始し、ID不正入室問題で厳しい追及を受けていたところでした。

工事未了問題が発覚した27日の夜には、刈羽村での説明会を予定通り行っていました。

工事未了が発覚した後でも、堂々と (しゃあしゃあと) 安全ですという説明会を開く傲慢さもまた、東京電力の姿です。

 

 長い間こうして東京電力は原子力発電所を動かし、維持してきたのです。

その根本がどこにあるのかは、長くなりそうなので後日まとめられればと思いますが、その結果が福島第一の事故だったことを改めて認識しましょう。

この会社に原発を動かさせるわけにはいかないという思いを改めて強くしました。