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壱岐焼酎(GI)

ちいさな商店でも、焼酎が壁びっしりと埋め尽す。
というのも、壱岐は「麦焼酎発祥の地」とされ、「壱岐焼酎」は國酒として初のGI(地理的表示)に指定された焼酎です。
わたしの実家は、島の7つの酒蔵のうちの一つ。昔の蔵の様子はどんなふうだったのか、帰省のタイミングで聞いてみた。

父からは
・室蓋(ムロブタ)の管理方法
・この管理、麹が味に大きく影響する
・子ども頃からこの管理を見ていた、中学生ともなれば完全な労働力だった
etc・・・

おばさんからは
・まかないめしを3食作った。1食1.5 升を釜で炊いていた
・漬物は木樽にたくさん、たくあんや高菜など手づくり
・妊婦でも一升瓶10本抱えてた(木製1ケース、今の1ケースはプラ製6本入り)
etc・・・

機械化されていない時代の忙しさ、自分が病気せず長生きしてるのは、あのとき鍛えられたからー、なんていいながら笑う。

そのほか、壱岐の食文化のことを知るため、支所に行ったり、人を紹介してもらったり、親戚をたずねたり、と。協力してくださったみなさんに感謝。結構な情報量になったので少しずつまとめよう。

食文化の聞き書きの方法は、学女の宇都宮先生や、フードコンシャスの黒川さんにアドバイスいただいた、今後も続けてみたいと思う。
友達を連れて見学、聞き書きするのも楽しそうだな、誰か一緒に行きたい人いれば、ぜひどうぞ。