ブラック校則は見直しを | 子どもたちもお年よりも笑顔あふれる街へ

子どもたちもお年よりも笑顔あふれる街へ

日々、感じたことを投稿します(個人ブログです)

 

 

校則のあり方が社会問題となるなか、日本共産党は「校則問題プロジェクト」を立ち上げ、ウェブ上で「校則アンケート」を行いました

 

全国の中高校生をはじめ保護者、教職員、市民、約3,000人から回答をいただきました

 

最大の特徴は、校則をめぐる苦しみや要望が、予想以上に深く大きいことです

 

中高校生の82%が、学校の校則に疑問に思うものがあると答えました

「ツーブロックなど特定の髪型の禁止」「靴下の色、長さ、ポイントなどの指定」などです

 

頭髪や服装が校則通りかどうかを調べる検査は、中高生の7割が「ある」と回答し、同じく7割が「いや」と答えました

 

1列に並び、教師2、3人に囲まれ顔を近づけられたり、髪を触られたりしながら検査される」「下着の色まで確認されるのはいやだ」「膝立ちさせてスカート丈を確認される」など具体的な記載が多くありました

 

「気持ちや日常生活への影響」についての回答のトップは、「監視されているようで窮屈」で約半数でした

「学校にいきたくなくなる」との答えも4人に1人にのぼりました

個性をつぶさないでほしいという中高生の記述が多数みられました

 

子どものためのはずの校則が、多くの子どもを苦しめている現実は抜本的見直しが必要です

 

アンケートでは教職員の91%が、「おかしいと思う校則がある」「子どもの権利、人権の視点で見直すべき」と回答しています

 

保護者や市民も同様です

 

人権の立場から校則を見直す地方自治体がうまれ、文部科学省が設けた外部有識者の会議でも「人権に配慮した校則」を求める意見が出されました

 

個人の尊厳と多様性の時代にふさわしい学校のあり方が問われています

 

朝霞市内の学校の校則のなかにも、「下着の色は白」「靴下は白」「ツーブロックは清潔感があれば認める」「三つ編みは認めるが編み込みは禁止」 「タイツは80デニール以上」など、その必要性がわからない校則がいくつもあります

 

教育委員会の答弁でも、「現在では必要かつ合理的と言えなくなった決まりも残っているものととらえている」と認めています

 

子どもたちへの説明について、日本共産党がおこなったアンケートでも、校則を守る理由について、「説明を受けていない」が52.7%、説明を受けている場合も「その説明に納得していない」が71.5%

 

おとなでも日頃の生活の中で納得していないことが7割もあれば耐え難いと感じるのではないでしょうか

 

子どもにとって、どれほどのストレスか心を寄せるべきです

 

説明は十分だと考えているのかと教育委員会に質しましたが、明確な答弁はありませんでした

 

校則を守らせることにばかりこだわるのではなく、なんのために設けた決まりなのか、その背景や理由について十分に説明する必要があります

 

アンケートでは、校則を変えたいと思っている 86%

「校則を変えたいが手続きがわからない」「変えたいと言ったら怒鳴られた」という声もよせられました

 

校則の見直しについて、子どもたちや保護者等の学校関係者からの意見を丁寧に聴くこと

生徒会や保護者会などで話し合いの機会を設けること

校則を見直す必要がある場合にどのような手続きを踏むべきか、その過程についても示しておくこと

校則を見直す際に、すべての子どもたちが主体的に関われるようにすることなどを求めました