障害者のみなさんを3重にも4重にも苦しめる支援の切り捨てがおこなわれます
在宅重度心身障害者手当の支給額を、月額8,000円から5,000円に減額し、対象年齢を65歳未満に縮小するというものです
2,000人以上の障害者のみなさんが対象となります
10月開催の障害者プラン推進委員会で枠配分予算の実施に伴い削減される事業があることが説明されました
委員の方からは、「参加している団体とか市民の意見は聞いてほしい。丁寧に意見を聞いた上で、市は方向性を出してほしい」という意見が出され、委員長からもぜひ設定してほしいという意見がありました
しかし、その後、説明の場はなかったことについて民生常任委員会で指摘しましたが、「手当のことを言われたわけではない」と都合のいい解釈で、市は説明を行ってきませんでした
2月の障害者プラン推進委員会は、まん延防止措置期間中だったため、書面会議となりましたが、委員から寄せられた意見は
「3,000円の支給減はとても大変だと思う」「限られた財源のなかでということは理解できるが、決められた根拠や減額された金額が、
どのように活用されていくのかが知りたい」「もうすでに決定されてしまったことなのか」
と厳しい声が数多く寄せられています
それでも市は削減を強行しました
障害福祉サービスの利用者は65歳になると、介護保険サービスへの移行を求められます
これまで無料で障害福祉サービスを利用できていた方が、介護保険に移行すると原則1割の利用料が強いられます
朝霞市ではこれまで実施してきた介護保険利用料負担軽減対策補助の収入認定に、非課税年金である障害年金まで収入の算定に入れる改悪をあわせて行いました
重度心身障害者医療制度の所得制限の経過措置が終わる10月から、所得制限が全面導入され、朝霞市でも40人くらいの方対象外となります
在宅重度心身障害者紙おむつ支給についても、所得制限と年齢制限、他制度との重複支給廃止により、40人くらいの方が利用できなくなります
障害者のみなさんにとっては、次々と負担が強いられていく予算に反対しました