経済的利用で受診遅れ死亡 | 子どもたちもお年よりも笑顔あふれる街へ

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経済的利用で受診遅れ死亡

きのうのしんぶん赤旗の記事です

テレビでも報道されました

経済的理由で受診遅れ死亡

埼玉 民医連が事例公表

2018年8月30日【地方総合】

 埼玉県民主医療機関連合会(埼玉民医連)は29日に埼玉県庁で記者会見し、県内で経済的事由によって受診が遅れ、死亡に至った事例や、口腔(こうくう)崩壊に至った事例を公表しました。

 収入が不安定で、自宅も借金の抵当に入っている状況だった60代の女性は、医療機関での受診を我慢していた結果、呼吸困難・食事摂取不良となり、救急搬入され、入院しました。入院後に肺塞栓やがんと診断されましたが、治療ができる状態になく、退院することなく亡くなりました。

 埼玉民医連の増田剛会長は、2015年に保健サミットで193カ国の満場一致で採択された「持続可能な開発目標」に言及し、「日本政府も強く推進しているが、本当にこの目標を医療や介護の現場でやっていけるかが問われている」と語りました。

 生協歯科の鳥海泉治(もとはる)所長は、エキタス(労働法制改悪などに反対するグループ)が若者に対して行った「最低賃金1500円になったら」というアンケートで、「病院や歯医者に行きたい」という答えが多くあったと紹介。「見えない格差と貧困を含む社会的困難が広く進行していることがわかる。みなさんも一緒に考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけました。