こんにちは、宇土市の中小企業診断士 東原啓介です!
さて、さっそくですが前回に引き続き口述試験について
「たぶん不合格はない」
「わかりません」も当然OK(ただし言葉で「分かりません」と伝えること。無言はダメ)
と私が考える根拠をお伝えします。
まずは、どなたのブログかは忘れましたが、あるブログか何かに書いてあって、「なるほど~」と思ったことを紹介します。
それは、国家試験である中小企業診断士試験において、受験者によって面接官からの質問の内容や質問数が異なっているのに、どうやって優劣をつけることができるだろうか、ということです。
口述試験の内容は次のような形で行われます。
・1人の受験生に対して面接官2人程度
・1人当たりの時間は約10分
・筆記試験の事例などをもとに面接を行う
口述試験は受験番号ごとに数時間単位で集合時間が分かれています。
午前中に受ける人もいれば、午後に受ける人もいます。
当然、今私がやっているように「こんなことが聞かれた」とネットに出回ります。
昔は喫茶店に集まって午後の人に内容を伝えていた、とかも聞いたことがあります。
そんなことの対策のためかどうかは分かりません。
ひょっとしたら筆記試験の成績を見て個別に質問内容を決めているのかもしれません。
ここで重要なことは、受験者ごとに質問の内容が異なることがあるということです。
国家試験において、ある人には人材育成について問い、ある人には設備投資のメリットを問い、問題が違うっていう時点でどうやって優劣つけるの?って思いませんか?
なので、そもそも優劣をつけたり、知識レベルを問うという目的は無いように思うのです。
1次2次でそれは済んでいるので。
なので口述試験の目的はおそらく、例えば緊張するような場面や難しい問題(困難な場面)に出会ったときに、あまりに失礼な態度や攻撃的な態度をとる人がいないか、を見ているだけではないか、と思います。
診断士資格は試験合格後に、実務補習や実務従事などを行って初めて登録ができます。
なので、ほぼ必ず事業者と接して経営診断・助言(報告書作成など)を行う必要があり、そこのステージへ送り出して良いか、を見極めているだけではないでしょうか。
なので、確かに難しい質問があったりもしますし、なにか試されているような、知らないと落とされるような緊張感はありますが、分かることは答え、分からない時は「時間をください」と考えたり、「分かりません」で次の質問に移ってもらったりと普通の面接を行っていれば、大丈夫でしょう。
そして、そうは言っても試験ですが、これまでの1次2次試験で全部答えてきてますか?確実に正解ですか?
分からない問題があったはずです。一部変なことも書いてるかもです。
口述試験も、知識が絡む問題が出ることがあります。「分かりません」はおそらく想定内です。
こんな感じで、筆記試験の各事例がどんな企業だったかを、ある程度頭に入れて臨めば、不合格ということはないでしょう。
長くなったので、私の口述試験体験記は次回に回します。
中小企業診断士 東原啓介
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