こんにちは、宇土市の中小企業診断士 東原啓介です!

雨が、降ってます。

外が暗いとなんか気分も上がりませんねー


それにしても、郵便料金めちゃくちゃ上がる(^^;

さすが日本郵便株式会社、強気ですね。

 

はがき63円⇒85円

手紙84円⇒110円

 

人件費や燃料費が上がっているのは消費者も承知のことでしょう。

 

それにしても、

土曜日は配達しません、値上げもします

と会社にだけ都合のいい話で、消費者は何かいいことあるのでしょうか。

 

郵便物数の見通しはかなり悪く、今回の値上げで1年だけ黒字に回復見込みだが、

その後はまた赤字に転落する見込みだとのこと。

で、その時また値上げを想定しているそう。

 

んーーー?

と思いますよね。

PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)でいえば、郵便市場はとっくに衰退に向かっており、いわゆる「金のなる木」ですが、少しずつ改良を重ねながら延命するというのがやり方かと思うのです。

あまりに大きな値上げ。企業イメージも悪くなるような気がします。

消費者心理をそっちのけで考えられた策のように見えますね。

 

5フォースでいえば、買い手の交渉力や代替品の脅威は、インターネットの登場により相当強くなってきているにもかかわらず、より利用されにくくなるような今回の値上げという経営判断でした。

 

日本郵便に花形事業はあるのか、自社の役割を俯瞰して見て、新たな経営の柱を作るのもひとつ。

郵便サービスの改良はあるのか、値上げするからには業務効率化への投資が進んで配達日数が短縮するとか、「前より便利になったね」と消費者が思える一面を作るのもひとつ。

 

やり方はいろいろあるでしょうが、あまりこれまでの企業努力やこれからの企業努力の報道がされないので、わがまま勝手な企業のように見えているのを理解して、黒字化に取り組んでもらいたいと思います。

 

31歳中小企業診断士4年目の私ですら、赤字に悩む事業者に対して「値上げしましょう」だけで終わることはありません。

ありえません。

 

きっとなにか利便性が向上するニュース「値上げする代わりに・・・」もそのうち飛び込んでくるはずだ、と期待して本日の投稿とします。

中小企業診断士 東原啓介
メールアドレス:ksk.ut.sg.hs@gmail.com
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