こんにちは、宇土市の中小企業診断士 東原啓介です!

中小企業診断士2次試験(筆記試験)の日が近づいてきました。

私が受験した令和元年までは、口述試験の合格発表まで年内で完結してましたが、今年度は筆記試験の発表も年明けなんですねガーン

 

本日は2次筆記試験の勉強で、「財務・会計が苦手!!!!!」という方に、ちょこっと勉強への向き合い方について体験談とともに書いていきます。

 

よく、『事例Ⅰ~Ⅲは明確な答えがないが、事例Ⅳは明確に数字で答えが出るため解きやすく、事例Ⅳを得点源にできると強い』という記述を目にします。

う~んショボーンと思います。

 

結論から言うと、答えは様々あったとしても、アプローチの仕方(フレームワークの使い方や思考順序)はある程度決まっているので、事例Ⅰ~Ⅲの「答えがない」をそのまま捉えるのは短絡的だと思います。

1次試験対策で勉強したフレームワーク等を適切に使えばある程度方向性は定まるはずで、あとは記述として上手くまとめられるか、だと思います。

多くの受験生がご存じの「ふ〇ろいシリーズ」がおススメです。

 

本題の事例Ⅳを極めるべきかですが、結論はこうです。

「苦手じゃないなら極めよ、苦手ならほどほどに!」

ほどほどに、加減が難しいですね。

最低限、財務指標は完璧に解けるように。

利益やキャッシュフロー計算、損益分岐点分析はゆっくりでいいので解けるように。

投資の評価は答えが合わなくてもいいので、手は動くように(最終値にこだわらない)。

 

正直、限られた勉強時間で、難関といわれる2次試験の、苦手とする財務会計を克服しようって厳しい話です。

他にやることあると思います。

国家試験の受験経験が豊富な方はよく耳にする「基本的なところを落とさない。難問は合否に影響しない」は本当だと思います。

足切りはあるにしても、4事例平均で6割取れていればいいので、Ⅳの半分は解けなくても他事例で取り返すことはできます。

過去問を眺めると、毎年同じような設問があると思います。まずはそれの対策をしましょう。

目標は、

①財務指標

②利益やキャッシュフロー計算、損益分岐点

③記述問題(意外と計算だけではなく記述問題もあるので得点源にしましょう)

ここまでは自信がつくまでやったほうがいいでしょう。本番では①②を丁寧に計算してください。

④投資評価は「解こうとしました」の形跡を残す

おそらく最終値は合いません。しかし、分からないからと言って空欄はやめた方がいいです。

「どうにかD社の力になろうと考えましたが時間が足りませんでした」の方が良いですし、計算過程でも書いていれば配点があるかもしれません。

 

以上、これらを参考にして、どこまで時間をかけて勉強するのか残り少ない日数ですが工夫をしてみてください。

 

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私の事例Ⅳの勉強を振り返る

財務会計、苦手でした~

当日試験が終わって、Ⅳで絶対足切りだ、また来年か~と落ち込んで帰りました。

でも50点くらい取れて2次試験合格しましたニヤリ

たしか、事例Ⅳの「全知識と全ノウ〇ウ」みたいなテキストで勉強しました。

上記の通り、損益分岐とかは確実に取れるようにと勉強しました。

投資の評価などは解答模写で、考えるより体で覚えるみたいな勉強方法を採りました。

とはいえ、たしかキャッシュフロー計算から間違えてたみたいで、資格学校の模範解答見て青くなりましたが、そんなもんで合格するんだ、といえばそうなんだと思います。

投資の評価も計算過程の途中まで書いて、ヘンテコな数字になって途中でやめてます(^^;)

事例Ⅳだからといって肩ひじ張らず、メリハリつけて勉強するのが効果的だと思います。

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中小企業診断士 東原啓介
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