韓国の歴史の過酷さを表すものでもあると思いますが、韓国には韓国人から時代を超えて愛される伝統ある食堂、というのはそれほど多くないと感じます。そういう中、今日ご紹介するこの『平壌屋(평양옥)』は、70年伝統の最高に美味しいカルビタンがふるまわれることで有名で、平日からいつも大きな建物が満員の盛況です!♪ヽ(´▽`)/
今回、講演を頼まれた仁川の主催団体に連れられて、私も初めていただくことができたのですが、噂どおりの美味しさに本当に感動しました!何より今はだんだん少なくなっている、昔ながらの肉厚の濃厚カルビタンの味であるということが感動でしたね。
私が聞いたのは、「朴正煕大統領も食べた店」ということでしたが、1945年の解放直後に北朝鮮の平壌出身の故キム・ソッカ・チョ・ソノク夫婦が仁川に南下してきて始めたということで、もう72年になります。当時、夫婦の遠い親戚であった仁川の郵便局長がここに小さな土地を買ってくれ、そこで牛肉のクッパプ屋さんを始めたのが始まり。その後、「美味しい」という噂が広がって、周囲の家を一軒一軒買い取っていって、家をつなげる形で店を広げていき、最終的には7軒の家をまとめて建て替えたのが、今の建物になっているそうです。
途中、仁川の米軍部隊からもらう牛の骨によるヘジャングクがヒットしてヘジャングク屋としても知られ、カルビタン、カルビの焼肉なども売るようになって、今のような人気店になっていったわけですが、現代まで3代を経ながら同じ場所で営業を続けて、仁川を代表する食堂となっています。今日、案内してくださった方も、「この辺りは昔は全部何もない畑で、中国人たちがマクワウリをつくっていたんだよねえ」などとおっしゃっていましたね。
ということで、行き方はソウル地下鉄1号線の仁川の手前、桃源(도원)駅で降りてそこから900メートルほどなので、タクシーに乗れば4分くらいです。(→タクシーの行き方
)毎日9:00~20:30、旧正月と秋夕連休以外は営業しているということでした。私が食べたお勧めカルビタンは1万ウォンですよ!お勧めです!ヾ(≧∇≦)〃♪
【行き方】 ソウル地下鉄1号線で、仁川の手前、桃源(도원)駅で降りてそこから900メートルほどなので、タクシーに乗れば5分くらいです。(→タクシーの行き方
)
住所:인천 중구 신흥동3가 18
電話:032-882-4646、032-882-2972
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