■『トンネル』以上にリアルなお勧めサバイバル・アクション! | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。


「生存のためのカウントダウンが始まる」――韓国題は『アンダー・ウォーター』。 


●この夏一番スリル味わったのはこの一本!


秋夕連休なので映画紹介を、といっておいて、書かずに過ぎてしまいました。ということで、今日は一本、最近観た米国映画で一番印象に残ったものをご紹介します。先日はハ・ジョンウさんが一人で絶体絶命の危機と孤独と闘う韓国映画『トンネル』をご紹介しましたが、実はその直前に観た、よく似た種類の映画です。しかも、こちらのほうが『トンネル』よりもっと切実でリアルな迫力だっために、こちらも紹介してみたくなりました。(*´▽`)/


それは一人の女性外科医が、人に知られていない秘密のビーチの岩上に孤立して、獰猛なサメと孤独な戦いを繰り広げるという『The Shallows(邦題:ロスト・バケーション、韓国題:アンダー・ウォーター)』です!ドラマ『ゴシップガール』のブレイク・ライブリーさんが、ハ・ジョンウさんとよく似た状況で、満潮になると沈んでしまう小さな岩の上から動けなくなりながら、そこから長い時間を、たった一人でサメと戦い続けるという、絶体絶命ディザスタースリラーでした。米国では6月に公開され、その後、日本でも韓国と7月に全国公開されているため、ご覧になった方もいるでしょうし、そうでない方は、これからDVDでご覧になれますよね。お勧めです!♪ヽ(´▽`)/


実は観に行く直前に選んだために、ほぼ予備知識のない状態での観覧となり、そのせいかけっこうな衝撃と感動が生々しく心に刻まれる体験となりました。サメの恐怖というと、スピルバーグの『ジョーズ』が定番なわけで、これもそれと比べられているようなのであえて比べるならば、私は『ジョーズ』よりもずっとリアルで怖いと思います。でもこれは恐怖映画というよりもサバイバル映画であり、一人の女性の勇気と知恵、決断を観るための映画として、何よりも感動作であったと思います。監督は、『フライト・ゲーム』(2014)、『ラン・オールナイト』(2015)で、リーアム・ニーソンさんを本格アクションスターに仕立てたというスペインのジャウマ・コレット=セラ監督です。



●実は私も秘密の穴場ビーチがありました!


私は米ドラマの『ゴシップガール』は観ていないので、よくは知りませんが、ブレイク・ライブリーさん、すごい女優さんです。唯一私が記憶していたのは、クローイ・モレッツちゃん主演の『Hick』(2011)で、厄介な水商売女性っぽい役を演じていたライブリーさんですが、今回は打って変わって、心に傷を持ちながらも、知的で冷静で勇気ある外科医の役を見事に演じるだけでなく、その抜群のスタイルと共に、ずば抜けた運動能力を発揮しながら、すばらしいサーフィンの腕前も披露しています。


ちなみに、原題の意味は「浅瀬」ですが、閉鎖感のある浅瀬の海に一人で泳いでいるところに恐ろしいサメが襲ってくる、という恐怖を感じさせる題名なのでしょう。韓国題は『アンダー・ウォーター』で、水面下に恐ろしいものがいるという感じを、分かりやすい韓国英語でよく表現しています。それに比べると、日本題の『ロスト・バケーション』は、説明的で怖い感覚が来ないという一点において残念かなあと思いました。夏休み映画風にしたかったのでしょうけど。(^^;)


ところで、観ながら親近感がわいた一つの理由として、私も実は韓国に来て間もない頃に発見した、秘密の穴場ビーチ情報を持っていました。忠清南道泰安半島の外れの「カルミ海水浴場」という所でしたが、そこがこの映画の海岸とよく似た小さな入り江の砂浜で、干満の差も同じように大きく、水がとてもきれいな上に、当時はあまり人に知られていなくて、他の海水浴場よりものびのびと遊ぶことができたのです。さらに私は小学校時代の数年を海辺の余市町で育ったため、海で遊ぶのも大好きでした。しかし、そのような私でも、その秘密のビーチに行くのは、妻とだったり、子供が小さい頃に家族で行ったのであって、決して一人で行ったりはしませんでした。この主人公も一人で危険な所に行ったことが一番の間違いだったんでしょうね。(*´ヮ`)/



【あらすじ】 亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。そこはサーファーにとって最高の楽園。医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は休暇を利用し、ついにそのビーチを訪れる。地形、波、風。全てが完璧だった。母に先立たれた父と幼い妹の世話、医師となるための勉強漬けの日々から解放されるナンシー。そんな彼女の最高の休暇が一転、恐怖に支配される。一匹の巨大な人喰いサメが彼女に襲いかかった―。


脚を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの岩場に泳ぎ着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る。極限の恐怖にさらされながらも、ナンシーは冷静に生き残るためのプランを練り始める。医学の知識を活かし、着用していたラッシュガードを使って止血。満潮までの時間を計算。サメの動きのパターンを解読しようとする…。


満潮になれば海に投げ出される。生存へのリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは――。



















映画『The Shallows(邦題:ロスト・バケーション、韓国題:アンダー・ウォーター)』予告編。

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