■今年は「真実」を歌う感性ボーカルの年!≧∇≦)〃♪ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。


「歌詞の悲しみを実際に描いてみせたような、とてつもない感情没入」ってテロップ!(((°`∇´°;)))


●「Kポップスター」シーズン4が絶好調


また今年もサバイバルオーディション番組「Kポップスター」が始まり、今年がシーズン4ですが、録画しながら欠かさず毎回、繰り返し観ています。


韓国は人気の歌手のオーディション番組がいろいろありますが、私がこの番組だけをなぜか観てしまう理由は、たぶん特に審査員のパク・チニョンさんの反応や審査を聞くのが好きだからなんですよね。


彼は作曲などの才能もさることながら、専門的な音楽知識が豊かで、審査をしながら、その出場者のどこがどのようにいいのか、素人の私にはまったく分からない世界を分かりやすく解説してくれます。


たとえば、昨年のシーズン3では、個人的には「チャリモンタン(짜리몽땅)」を支持していましたが、彼女らのハーモニーが何がすごいのか、「サスフォー」とか「アドナインス」とかいう、いわゆるテンションコードについてパク・チニョン審査委員が一つひとつ拾って解説するので、和声学に対する関心が一気に高まったものです。


また、昨年はソウルとグルーヴのいわゆる「ノリ」が注目されたシーズンだったとしたら、今年のシーズン4はズバリ何かというと、歌の「真実」ですね。パク・チニョンさんの解説も、「その歌のとおりの感情が、本当にそのまま伝わってくるのに、いったいこれをどのように審査しろというんだ」という発言が出たり、とうとう彼自身がその感情を受け取って泣いてしまうという事態まで起こっています。もちろんそのような時には、私のほうはそのずっと前から激しく号泣してしまってるんですが…。(((°`∇´°;)))



●いきなり音源チャート席巻のスンファン君


番組の中では、それが「感性ボーカル」という言葉で表現されていますし、俳優でいえば演技の真実味ということになるのでしょうが、重要なことは、決して歌のうまさではなく「何を歌っているか」という歌のメッセージが、本当にそのままの気持ちとなって、完全に自分の話、自分の言葉として伝わってくるという、まさに歌というものの本質に迫るような世界なんです。それゆえに、その歌手自身の色がはっきりした、まったく新しく表現された歌の世界が体験できるわけです。


そういう観点で今回注目を集めているのが、チョン・スンファン君という若干19歳の無口な青少年であり、また、パク・ユナちゃんという15歳の高校生であり、さらに20歳のチョン・ソヒョンさんなどが、まさにそういう賞賛を受けています。


そういう中で、今回は一番の注目を集めているチョン・スンファン君をご紹介します。なんといっても、放送後に彼が番組で歌ったそのままの音源が、各種音源チャートで1位を席巻してしまっているわけです。その話題の曲を、下に歌詞と共にご紹介します。


彼は歌手を志して専門的に習おうともしたのですが、「型にはめようとしてくるのを感じて、これは違うと思った」といいながら、独学の道を来ています。「歌では決して嘘をついてはいけない」というのが彼の哲学であり、本当に彼の歌や話す言葉を聞くと、「真実」という2文字しかないということを感じます。


それにしても名前は確かに「Kポップスター」を掲げ、ダンスグループなどを多く出している大型企画社の社長が審査に当たっているのに、すっかりそういうジャンルではなくなりましたね。シーズン2まではけっこう中心だったダンス曲が、今やほとんど姿を消し、そういう曲が歌われたとしてもすべてR&Bやジャズ風に編曲されてしまっています。これは「Kポップ」という音楽世界自体の変化を感じさせる現象かもしれません。





チョン・スンファンの歌う『愛に落ちたい』(音声)。


사랑에 빠지고 싶다/정승환
愛に落ちたい
(→放送映像視聴



운동을 하고 열심히 일하고
運動をして熱心に働き
주말엔 영화도 챙겨보곤 해
週末には映画も選んで観たりする
서점에 들러 책 속에 빠져서
書店に立ち寄って本の中に没頭して
낯선 세상에 가슴 설레지
見慣れない世界に胸を高鳴らせるさ


이런 인생 정말 괜찮아 보여
こんな人生、本当にいいように見える
난 너무 잘 살고 있어
僕はとてもよく暮らしている
한데 왜
それなのに、なぜ
너무 외롭다 나 눈물이 난다
あまりにも寂しい、涙が出てくる


내 인샌은 이토록 화려한데
僕の人生はこれほどに華麗なのに
고독이 온다
孤独が訪れる
넌 나에게 묻는다
お前は私に聞く
너는 이 순간 진짜 행복하니
「お前はこの瞬間、本当に幸せなのか」


난 대답한다 난 너무 외롭다
僕は答える「僕はあまりに寂しい」
내가 존재하는 이유는 뭘까
「僕が存在する理由は何か?」


사랑이 뭘가 난 그게 참 궁금해
愛とは何か、僕はそれが本当に知りたい
사랑하면서 난 또 외롭다
愛しながらも僕はまた孤独だ
사는게 뭘까 왜 이렇게 외롭니
生きることとは何か、なぜこんなに寂しいのか





チョン・スンファンの歌う『過ぎ去る』(音声)。


지나간다/정승환
過ぎ去る
(→放送映像視聴



감기가 언젠간 낫듯이 열이나면 언젠간 식듯이
風邪がいつかは治るように、熱が出ればいつかは冷えるように
감기처럼 춥고 열이나는 내가 언젠간 날거라 믿는다
風邪のように寒く熱が出る僕が、いつかは治ると信じている


추운겨울이 지나가듯 장맛비도 항상 끝이 있듯
寒い冬が過ぎ去るように、梅雨もいつも終りがあるように
내 가슴에 부는 추운 비바람도 언젠간 끝날 걸 믿는다
僕の胸に吹く寒い雨風も、いつかは終わるのだと信じている


얼마나 아프고 아파야 끝이 날까
どれほど痛み、苦しむなら終わりが来るのか
얼마나 힘들고 얼마나 울어야 내가 다시 웃을 수 있을까
どれほどつらくどれほど泣けば、僕はまた笑うことができるのか


지나간다 이 고통은 분명히 끝이 난다
過ぎ去る この苦痛は確かに終りが来る
내 자신을 달래며 하루하루 버티며 꿈꾼다
僕自身を慰め、一日一日堪えながら夢を見る
이 이별의 끝을
この別れの終りを


영원할 것 같던 사랑이 이렇게 갑자기 끝났듯이
永遠だと思った愛がこんなに突然終わったように
영원할 것 같은 이 짙은 어둠도 언젠간 그렇게 끝난다
永遠だと思えるこの深い闇もいつかはそのように終わる


그 믿음이 없인 버틸 수 없어 그 희망이 없었으면 난 벌써
その信念なしには堪えることができない その希望がなかったら僕はもう
쓰러졌을 거야 무너졌을꺼야 그 희망 하나로 난 버틴거야
倒れただろう崩れただろう その希望一つで僕は堪えたのだ


지나간다 이 고통은 분명히 끝이 난다
過ぎ去る この苦痛は確かに終りが来る
내 자신을 달래며 하루하루 버티며 꿈꾼다
僕自身を慰め、一日一日堪えながら夢を見る
이 이별의 끝을
この別れの終りを


이 이별의 끝을
この別れの終りを




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