■秋夕の始まりは『Frontier』の旋律と共に!*´▽`♪ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。


秋夕連休の初日、「芸術の殿堂」で梁邦彦さん(一番左)の音楽に酔いしれました。


昨日は秋夕(チュソク)連休の初日でしたが、ソウル瑞草区の「芸術の殿堂」コンサートホールで、以前にもご紹介した、韓国で人気の日本の世界的クロスオーバーアーティスト、梁邦彦(りょう・くにひこ/ヤン・バンオン)さんの公演があって、息子を連れて行ってまいりました。


梁邦彦さんは日本では、NHK『十二国記』、『彩雲国物語』などのOST、ジャッキーチェンさんの映画『デッドヒート』(1995)などの音楽を手がけたことで知られていますが、韓国では特に2002年アジアンゲームの主題曲『Frontier』で有名であり、また、彼が韓国の女性の印象を曲にしたという『Flowers Of K』でキム・ヨナ選手が演技をしたことで知られています。また、この間の2014ソチ五輪閉幕式では、次回の平昌五輪を知らせる『アリラン』公演を行われました。


私も前回、7月の「ヨウ楽フェスティバル」で衝撃を受けて以来、大ファンになってしまって、その後も曲を聞き込みながら、今度は、バイオリンを習っている我が息子を連れていくぞ!とひそかに心に誓っていたので、今回いよいよ願いがかなったというわけです。



●梁さんの曲が国楽の魅力と一つに


曲を聞き込んでお馴染みになった中で、今回は前回にも増して感動でした。梁邦彦さんの曲は、心から愛と勇気、未来と希望を感じさせてくれるものばかりです。私の知り合いの韓国に住む日本女性は、かつて韓国での生活に挫折して日本に帰ろうと思っている時に梁邦彦さんの『Frontier』を聞き、「頑張ろう」という勇気を何度ももらって、今では韓国人の旦那さんと幸せな家庭を築いています。


そういう意味で今回少し残念だったのは、今回の企画が「梁邦彦&フレンズ」だということで、梁邦彦さんが最初に『Our Steps』、『Mint Academy』、『Asian Beauty』、『Merry-Go-Round』とお馴染みのナンバーを披露してくれた後に、お知り合いの方々を3グループ、ゲストとして招いて、中間にそのお三方の公演がとても長かったことでした。


新興のミュージシャンの方々にスポットライトを当てられる梁邦彦さんの開かれた心に感動しつつも、やはり曲の雰囲気もかなり違い、どうしても「これを聞きに来たんじゃないのに」と思ってしまいました。


そういう中で再び、梁邦彦さんが出てこられて、一気にご自身のヒット曲を、『Forbidden Feathers』、『Everlasting truth』、『Flowers Of K』、『Wish to Fly』と奏でられた時には思わず涙が溢れました。すっかり待たされたからですね。最後にアンコールに応えて『Frontier』を演奏してくださいましたが、もう最高、「これを聞きたかったんだ!」という感じですね。


私はやはり韓国の国楽楽器が大好きで、もちろん、全体は梁邦彦さんの繊細なピアノと、日本の山田わたるさんの力強いドラム、そしてとってもノリのいいチョ・ユンジョンさんのバイオリンが引っ張っていたのですが、そこにやっぱり、パク・セラさんの「テピョンソ(太平簫)」の強烈な旋律が踊ると、それだけで胸が一杯になって涙が出てしまいます。


もともとパク・セラさんのファンであったこともあるのですが、「テピョンソ」大好きです!私は梁邦彦さんの曲が、韓国的な美を放つポイントになっている楽器だと思います。大ヒットした『Frontier』しかり、キム・ヨナ選手の韓国的な美の世界を引き出したといわれる『Flowers Of K』しかり、やはり韓国的な音の妙味なわけですよね。ということで、そんな国楽の魅力をかみ締めながら帰ってきたので、帰りの地下鉄で乗り換えを知らせる国楽メロディーまでも懐かしく聞きながら、幸せの中で帰路につきました。(^^;)



●息子も「胸が高鳴る喜びを感じた」


さて、そんな中、今回の主役だった息子はどうだったか。いわく「最高だった」ということでした。やっぱり中間のゲストに関しては「寝た」ということでしたが、梁邦彦さんの音楽に関しては、「何か新しいことが始まる時のような、胸が高鳴る喜びを感じた」といっていました。特に『Flowers Of K』がよくて、梁邦彦さんのピアノと、激しいバイオリンがよかったということで、おまけで、「これは99,000ウォンを払う価値がある」とずいぶんキャッシュなこともいってました。(^^;)


今回のこの公演は、「ブルームーン・フェスティバル」と題されて今日を皮切りに秋夕連休の9/6~8に、三人のアーティストが公演を行います。1日目の昨日が梁邦彦さんの回だったわけですが、梁邦彦さんは、韓国の民族の名節であり、皆が故郷に帰るのが当然の秋夕連休であるということで、観客に対してしきりに「皆さん、秋夕なのに、こんな所にいていいんですか」と心配の言葉を掛けていました。そのたびに観客は、「ケンチャナヨ~(大丈夫です~)!!」と返していましたが。(^^;)


梁邦彦さん、ますますファンになってしまいました。特に韓国の国楽楽器と一つになった梁邦彦さんの曲、お勧めです!☆*。o(≧▽≦)o.*☆(お勧めの演奏動画を下につけました)




コンサートホールに入る息子。前回の日本行きと同じ服ですね。(^^;)


R席で一緒に観ました。


フィナーレで勢ぞろいする出演者。最高でした。





『Frontier』梁邦彦さんライブ


『Flowers of K』梁邦彦さんライブ(ヨウ楽)


『Prince of Jeju』国楽ライブ


『Prince of Jeju』国楽ライブ2


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