今の日本は「高齢者社会」といわれています。そんな中、活躍するのが
「ヘルパー」という職業に漬かれている方々ではないでしょうか。
「介護」に関する記事が以前、雑誌「報道ニッポン」や「現代画報」で特集されていたように
記憶しています。

テレビで放送される番組で、ヘルパーさんにインタビューする場面が放送される事が
たびたびあります。「人が足りない」という声をテレビを通じてよく耳にします。
また、かなりの労働力でありながらお給料が安い・・・ということも耳にします。
こういった部分は「政権交代」後、どうなるのでしょうか。改善されるのでしょうか。

私の家の近所に住んでいる人でヘルパーの仕事をしている人がいます。
最初は、「何か資格がほしいからヘルパーの資格でも取ることにした」という安易な考えだった
ようです。実際に資格を取って仕事を始めた頃というのは「本当に体がつらい」と思いながら
仕事をしていたそうです。掃除をしに高齢者の家に行き、別の家にはご飯の準備で行き、別の
家には買い物へ行き・・・。そうしていると、いざ自分の家に帰るともう何もしたくなくなった
そうです。毎日のように「今日もすごく疲れた」と私に言っていました。

何年か経ったある日、その人のお子さんが熱を出したと聞きました。それでも、お子さんを留守番
させて仕事へ行こうとしていたので、聞いてみると「うちは、あとでおばあちゃんが来てくれる。
でも、私が担当している人は、私を待ってくれてるからね。」と笑顔で話をしていました。
その言葉を聞いて、私はその人を尊敬しました。普段は世間話ばかりをする人なのですが、
とても素敵に見えました。

きっと、私の近所の人だけではなくヘルパーとして仕事をしている人は自分が担当されている方
1人1人をとても大切にしてらっしゃるのでは、と思います。
「介護」というものは、精神的にも体力的にもかなり厳しいものだと聞いています。ですが、
毎日明るく、そして元気に仕事をこなしていらっしゃると思うのです。
私は、そんな「ヘルパー」という仕事に就かれている方を心から尊敬します。


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