2016年10月30日にお披露目された26時のマスカレイド。
2022年4月21日に、6周年を迎える2022年10月30日をもって解散することが発表されました。
その後、2022年6月7日のファンクラブイベントにて日本武道館公演が発表。
メンバーも「もう武道館はできないのか」と諦めかけていた矢先の発表でした。
そして解散まで残り1ヶ月半と迫った9月14日。
26時のマスカレイド The Last Year 特別公演『26時のマスカレイド×日本武道館』が行われました。
セットリストとともに振り返ります。
まずはOP映像。武道館が決まった時からレッスン時、そして武道館前に集まったメンバーからスタート。
「諦めずにここまで来れたんだ」
「理由もないまま駆け出したあの日から」
「きっと信じてれば輝く日が来る」
「今なら言えるよ」
「夢は叶うと」
もうここで涙腺崩壊。
そしてメンバー登場、始まります。
「B dash!」冒頭は江嶋さんの「武道館みんな楽しんでいくよ~!」でスタート。
M1 B dash!
M2 ハローハロー
M3 GoWay
この最初の3曲は6年前のお披露目時に歌った3曲でした。
メンバーみんな気合いが入っていて、歌が上手いので定評のあるニジマスですが、さらにいつも以上に歌が上手かった。
「GoWay」の江嶋さんと吉井さんが歌うパートなんか鳥肌モノでした。
M4 チャプチャパ
そのまま4曲目に突入して盛り上がる「チャプチャパ」
日本武道館でジャンプするとは思いませんでしたねw
「チャプチャパ」が終わるとここでMC。
出だしの緊張からか、いきなり噛む来栖。
来栖「うれしさで前のめりになっちゃってる」とのことでした。
M5 ハナイチモンメ
M6 ゼンキンセン
M7 二人だけの初めてをもっと
5曲目「ハナイチモンメ」では会場が赤く染まります。
さらにサビでは火が出てくる演出。(舞台演出用語でファイヤーボウルと言うらしい)
これがめちゃくちゃ熱いw
観客側でも熱さを感じるので演者側はもっと熱いんでしょうね・・・
この特効はメンバー念願の演出だったそうです。
森「リハで焦げかけました」
そして大事に歌ってきた「ゼンキンセン」
吉井さんの高音は武道館でもお見事でしたし、来栖の「ばかっ!」も炸裂し、ラストの江嶋さんの「Will not we cross forever?」は素晴らしく決まってました。
さらに7曲目「二人だけの初めてをもっと」もゼンキンセンと並んで大切に歌ってきた歌唱曲の1つ。
江嶋・吉井はいつも通り最強ですが、この曲は来栖・森・中村も個々の歌声が最大限に引き出されていて本当に聴いていて心地よい見事な楽曲です。
ここの歌唱曲2曲は今までの"集大成"だったなとまさに感じました。
ただただ歌が上手いだけでなく、曲の世界観をきちんと表現していて、「ゼンキンセン」は儚い感じを出しつつ、「二人だけ」は多幸感を個々のメンバーが表現していました。
本当にキラッキラしていた・・・
と思うとMCは安定の面白さ。
森「今日まだMCで笑い取ってないけど大丈夫?」
来栖「1MC1笑いね」
森「緊張してるのかなと思われるけど、緊張してます」
M8 仮面に隠れたセレナーデ
M9 エンジェルナンバー
M10 スノウメモリー
MC明け8曲目「仮面に隠れたセレナーデ」は安定の人気を誇る楽曲。
みんな上手い・・・
初期からずっとやっている曲なので懐かしすぎました。
一転してかっこいい曲「エンジェルナンバー」
江嶋さんのソロパートがいちいちかっこよすぎる・・・すごく良く声が出てました。
「スノウメモリー」も江嶋さんのソロ歌唱から始まります。
この曲も5人の歌声が安定していてすごく心地よかったです。
明けのMCはセンターステージにて。
森「ちょっと目の中に異物が入ったから捌ける」
江嶋「初めて耳の中に汗かいたんだけど」
中村「わたしも」
来栖「だから言ったでしょ!耳も汗かくのよ。スポンジ大事だから」
吉井「武道館まで来て異物と汗の話しかしてないけど…」
さすがの掛け合いです。
来栖りんちゃんと汗と言えば、耳に汗かいてイヤモニを水没させる事件や、その代わりにスポンジを挟んだらスポンジが耳に入ってしまい、忘れた頃に耳から出てくる事件など多数の伝説を残していますw
M11 妄想シンドローム
M12 七色のツボミ
M13 マスカレイドは眠らない
そして後半戦は「妄想シンドローム」から。
すっかり「ハートサングラス」並みの市民権を得てきたニジマスの沸き曲です。
果蓮ちゃんのあまり見ない「まだまだ盛り上がっていきましょう〜!」という煽りがGood。武道館ってほんといいな。。
12曲目「七色のツボミ」はイントロから泣けてしまう。言わずとしれた江嶋綾恵梨さん作詞の曲ですが、ちょうど6人体制から5人体制になったときの節目の曲ということで、メンバーもファンもものすごく思い入れのある曲。
メインのステージは階段が付いていて上にあがれるのですが、ここで上にあがったのが森、吉井のみぃぱるコンビ。この2人で踊ってる姿もエモエモです。
13曲目は一転してニジマスくんのぬいぐるみを振り回す「マスカレイドは眠らない」
おそらく日本武道館で魚を振り回すアーティストは26時のマスカレイドが初めてなのでは…?
江嶋さんが珍しく「あれもこれも全部叶えたいから…」の部分で歌詞を飛ばすハプニング。それだけ武道館ライブが楽しかった、ということなのでしょう。貴重でした。
そして間奏の森みはるさんの煽りでまた泣ける。
「みなさん今日は夢のステージに連れてきてくれて、本当にありがとうございます!
いま、すごくすごくすごく幸せです!
みなさんのことも、もっと幸せにしちゃいますよ〜!
そしてニジマスのこと、もっと好きになって帰ってください。
わたしもみんなのことが、大好きです!」
これが森みはるなのです。
こうやって普段はあまり言わないけどストレートに伝えてくれるぱるちゃん、ニジマスにとっての太陽なんだよなぁ、と思いました。最高です。
そして会場は暗転し、未来へのハーモニーMV撮影時の映像に。
MVの中で果蓮ちゃんが手紙を読んでいるシーンが出てくるのですが、MVなのでどんな内容なのかはわかりませんでした。
その場面の実際の映像が流れたということで、ここは実際は果蓮ちゃんがメンバー宛てにサプライズの手紙を用意してきたんですね。
(いや、もうこのシチュエーションだけで泣けるのだが)という感情は置いといて、果蓮ちゃんの手紙です。
「メンバーのみんなへ。
みんなへのサプライズどっきりをしようと言うことで、手紙を書いてみました。
まず本当に言いたいのは、ニジマスに入れてくれてありがとうございます。
なんでも話しやすい環境を作ってくれて、あのときのみんなの優しさをずっと覚えています。
何にもわからない素人で、迷惑をかけないようにだけはしようと思ってたけど、緊張で思ったことが何も言えなくて、逆に迷惑をかけてるかもっていろいろ考えてたけど、自分の知らないことも1つ1つ教えてくれるし、ニジマスは本当に良い人の集まりやなって胸を張って言えます。
いま考えれば、ずっと憧れだったグループで一緒に活動できてることが不思議で、すごいことやなって思うし、
解散が決まってから今までの自分の携帯の中の動画とか写真を見る機会が多くなって、今までの楽しかったことが頭の端からいっぱい出てきて、夜とか、解散したくないな、とかもっと一緒にいたいな、って寂しくなるときもあるけど、こうやって今日もみんなと1つの想い出を作ることができて幸せです。
スケジュールを見ると本当に残りの活動期間が少なくなってきて、みんなとの最後の仕事も多くなってきてるけど、悔いなく最後まで楽しみましょう。
もっともっと言いたいことあるけど、今日はここで終わりたいと思います。
えじちゃん、みはるちゃん、みゆちゃん、りんちゃん、解散してもずっと大好きです。果蓮の宝物です。ニジマスに入れてくれてありがとうございました。
果蓮より。」
M14 未来へのハーモニー
果蓮ちゃんの手紙からの「未来へのハーモニー」はずるすぎる…
ラストサビで果蓮ちゃんが歌う「大好きなみんなと過ごせてうれしい」がまた泣けるんだよなぁ…
明けのMCでは
来栖「解散が決まったときに、『あぁ、武道館は夢で終わったなぁ』と思ってたけど、まさか最後に夢が叶うなんて奇跡」「ニジマスとしてたくさんの夢が叶ってきたけど、武道館はずっと心に残っていく」
江嶋「6年前の今頃からニジマスはスタートしていって、今頃お披露目に向けてレッスンをしていた。最初はJOL原宿から始まって、『対バンライブで10人呼べたよ』なんてときもあったし、メインステージ争奪だったり、たくさん想い出があるけど、武道館に来れたのは5人でがんばってきた証しだと思う。果蓮が入った2年前からどんどん雰囲気もよくなっていったし、今までのメンバーともたくさんの想い出があって繋いできてくれてる。たくさんの人に支えられて武道館に立ててるということを噛み締めてる。」
武道館のステージが終わりたくないな、と願うメンバーたち。
ちなみにステージを設営するスタッフさんたちは26時入りだったとか。さすがです…
M15 君は青のままで
M16 ダンデライオンに恋を
M17 ハートサングラス
ラストスパートは果蓮ちゃんが加入して初の曲「君は青のままで」を丁寧に歌い上げます。
アーカイブで見るとコーラスが繊細に入っていて、ニジマスの曲はどれも丁寧に作られてるよなぁ、と感動。
ライブではメンバー1人1人の声が見事に決まってました。現体制の原点の曲であり、ここにきて完成されたなぁと。素敵なパフォーマンスでした。
そして16曲目「ダンデライオンに恋を」は会場が黄色く染まる、アップテンポの盛り上がる曲。
高音が特徴的ですが、吉井さんはじめみんな本当に声がよく出てました。武道館全体通して言えるのですが、みんないつもより一段と上手でした。
そんなダンデライオン、めちゃくちゃに良かったです。どこか儚い感じがライブの終わりを予感させます。
そして流れてくる「ハートサングラス」でラストの曲になります。
やっぱりこの曲なんですよね。ニジマスを代表する曲であり、数々の節目を飾ってきた間違いないベストソングで武道館のラストを締めます。
森さんが「もどかしい思い全部武道館のせいにしたい!」と歌詞を変えるとその後の江嶋さんがまたもや歌割りを飛ばすハプニングも。それだけ全力を注いで楽しんだライブでした。
サビでは大量のシャボン玉が出てきたりと、武道館ライブは今までのニジマスではなかった特効演出が盛りだくさんでした。憧れの武道館だからこその憧れの演出だったんでしょうね。
こんなにも楽しめて、こんなにも間奏が寂しくなる「ハートサングラス」は初めてだったかな。
とにかく終わってほしくないな、この時間がずっと続いてほしいな、と思える、多幸感あふれる「ハートサングラス」でした。
本編はぴったり2時間で終了。
アンコールに突入します。
EN1 ニジマスエモーション
アンコールは武道館グッズの推しTシャツに着替えたメンバーが出てきて「ニジマスエモーション」から。
「今宵ホットなんだ Masquerade 踊れや歌え Party Night」というサビの歌詞がぴったり。サビでバンバンと指で銃を作って打つポーズが良いです。ここでもファイヤーボウルの特効演出。
曲が終わるとMCでメンバー1人ずつ感想のコメントコーナーに入ります。
こちらはとても長くなったので別記事にまとめました。
EN2 心から…
EN3 ちゅるサマ!
最後のMC明けは「心から…」
ペンライトで白色に染まった会場がものすごくきれいでした。
たくさんの想い出のある「心から…」ですが、メンバーが感極まってところどころ泣いていて、真っ白に包まれた会場の雰囲気も相まって激エモでした。「尊い」とはこのことだなと。
そしてアンコールラストは「ちゅるサマ!」
メジャーデビューの曲でラストを飾りました。
「心から…」の余韻を吹き飛ばすくらいの「ちゅるサマ!」で、ニジマスらしく元気に最後を締めました。
武道館でのジャンプ、めちゃくちゃに気持ちよかった…
アンコール含めて3時間弱。最高の時間でした。
ニジマスメンバーみんなの夢が叶った日本武道館。
・各メンバーの歌声が最高潮に仕上がっていた
・武道館のステージをフル活用したパフォーマンス
・コメント全てが胸に刺さる名言揃いだった
・平日にも関わらず武道館を埋め尽くしたファンの熱
どれをとっても良かったなと思えるライブでした。
26時のマスカレイドにとって最初で最後の武道館を余すことなく楽しんだニジマスちゃんたち。
こんなにもたくさんの人に愛されているグループが解散してしまうという現実に押し潰されそうです。
まだまだアイドルの最前線で輝いてほしかった…
100人いたら100人がそう思うような、本当に素晴らしい日本武道館コンサートだったと思います。
メンバーたちに感謝。
そして素晴らしいステージを作ってくれたスタッフさん、素敵な曲を作ってくれたアーティストの方々、最強の衣装を作ってくれた衣装さん、全てのニジマスタッフさんたちに感謝。