MEETING
「え?まだ約束の時間じゃないでしょう?」
「(ちょっと微笑みながら)はい・・・・」
初めてのコンサート会議の日、
誰よりも早く来て心の準備をしようと思っていたのに、
1番乗りはそっくりジヨン君に譲らなければならないようです。
約束の時間よりもはるかに早い時間から会議の準備をしていましたよ。
当然芸能人だから約束の時間に遅れるものだと思っていたのに、
つまらない誤解をしたようでジヨン君に申し訳ない気持ちです。

会議の姿をそばで見ている間、
私がとても驚いたことが二つありました。
一つは、
本当に驚くほどの
ジヨン君の筆記能力でした。
会議をしている間、
いったい何を書き込んだのか
私自身も分からない私のノートと
ジヨン君のノートを比較してみると、
すぐにノートを隠してしまいたい気持ちになりました。
どうやってきちんとこつこつ
会議の内容を書き込んだのか、
その長い時間の会議が
不思議なくらい本当に1ページで要約されましたよ。
普段からきちんとしていないといやだと言っていたけど、
書く時も几帳面な文字でした。
「あの・・・これちょっと・・・見てもいいかな??」
くすっと笑って
何も言わずにすっと ノートを私の方に押してきます。

もう一つは、
各パートのチーフたちが集まって、
会議を進行する間その多くの意見を
調整するジヨン君の姿に驚きました。
普通こういう会議は
ヤン社長の陣頭指揮の下、進行されるのだと思っていましたが、
とても意欲的にアイディアを出して
また別の方々の意見を調整する姿がとても大人っぽく見えました。
どれほど公演に対する考えが多いのか、
照明、音響、舞台、音源、振りつけ、特殊効果などなど・・・
その多くの部分についての言葉が絶えず流れ出ていましたよ。
今回の公演に対するジヨン君の情熱がどれほどなのかを感じとることができましたね。
時間がかなりたったのにジヨン君は全く疲れたようなそぶりを見せませんね。
ホントにこうして見ていると
マシンガン・ラップだなって思っちゃうでしょう?