

“その人が最後の愛なら・・・”
「人を思いやることができる方が良いです。」
テヤン(23・本名 東永裴)の理想は誠実で清純なイメージの女だ。容貌が優れている女よりは思いやりある暖かい人が良いと。自分がすごく好きになれる人と出会いたいという言葉も忘れなかった。
彼はインスタントな愛よりは真剣な関係を望む。気楽に色々な人に会うことができない自分が時には“馬鹿げてる”と思うが、終わりが見える出会いはしたくないと話した。
「一度会ってみて悪くなければ良い関係でつきあうこともできるのにそれが出来ません。時間がある時会える人でなく、その人がいるから感謝できるような人がいればなぁ。もし明日私に好きな人ができて、その人が最後の愛ならいいですね。」
慎重な性格のテヤンは愛に対しても悩みが多い。だが深い恋愛の経験がなく曲を表現する時心残りな点もある。 深い愛の経験でのひどく辛い傷の記憶がなく、想像だけで表現して出さなければならない事も多かった。
「ケンカして傷つけて別れる出会いよりは、私がすごく好きになれる人に出会って大切にしたいです。ところが愛の痛手を入れた歌を歌う時は「こんなだろう」と想像しながら歌う時が多かったです。「私だけ見つめて」のような場合も、そんな経験がない状態で切なく歌ってますよ。ただ「とても愛してる」という感じで歌いました。」
まだ悩みも多くて、チャンスも多い23歳だ。自分だけの落ち着きと真剣さで一歩一歩悩みながら前に踏み出す姿。「なんでも知っている」というような慢心や子供っぽさを取り除いた淡白さと率直な話がかえってさらに頼もしく見えるように思える。