
“私は舞台で何をしたんだろう?”
テヤン(23・本名 東永裴)にとって去年2009年はとりわけ大変な一年であった。ビッグバンの日本活動とソロアルバムの準備を併行して体も心もますます疲れていった。
「昨年は私の人生でただ空白だったようです。歌手生活3年目のためなのか常に不安でそんな時期でした。」
義務的に舞台に上がったことも多かった。詰められていない状態で歌を歌って、疲れて降りてくればその次は心が大変だった。
観客たちの前で歌って踊ることが一番幸せで、それが自分の最も大きな幸福だと信じているのに、最善を尽くすことができない自分が情けなく感じられた。
「心から歌を歌えなかったという気がして、“私は舞台で何をしたんだろう?”って気がしたんですよ。」
スケジュールに追われながらソロアルバムを準備しなければならなかった時期だ。音楽を最初に始めた時の心ではなかった。何かに追われるように心が安定しなかったしとがっていて結果もでなかった。
「スケジュールが終わればとにかく戻ってソロ活動の準備をしなければならなかったんですよ。 時間に追われて仕事に追われて心の余裕がまったくなかったです。」
音程や拍子を合わせて歌を歌うが、感情がなかった時期。心の扉も閉じられてしまった。人々に会って笑うこともままならなかった。
「人に会うのもイヤでずっと家にいました。眠るのもよく寝つけなくて・・・」
だが、2010年の初雪を見た瞬間、思い直した。
“こんな生き方はとても疲れる”