
“メールを送れるガールフレンドがいたなら・・・”
テソンはこの頃孤独だ。 交通事故で携帯電話をなくしてから、かろうじて続いていた昔の友人たちとの連絡が切れたためだ。
「デビューの過程ではとても忙しくて昔の友人たちと連絡がなかなか取れませんでした。そうしているうちに“嘘”がヒットして友人たちへの思いがたくさん湧きあがりました。休みの日に、みんなが外に出かけて行って一人でいると昔の友人たちが懐かしかったです。」
“嘘”でビッグバンがある程度の軌道に乗った後、テソンは自分の周りを振り返る余裕ができた。 ところが実際に周りに残ってくれた人がいないという気がした。
激しいデビュー戦を体験しながら、疎遠になった友人たちに申し訳ないと言って丁重に連絡をした。 やはり長い間の友人たちはテソンの状況を理解してくれ、彼をまた受け入れてくれたのだと。
「友人たちは理解してくれましたね。とても申し訳なかったんですよ。携帯電話を検索して友人たちの名前を見ると思いがたくさん溢れたが、あまりに久しぶりで簡単に連絡ができなかったんですよ。」
休みの間は昔の友人たちと連絡も頻繁に取りながら過ごした。だが、“交通事故”というやつはテソンに全治8週間の怪我を負わせただけでなく、友人たちの連絡先まで奪い取った。
「事故が起きた時携帯電話がなくなりました。気を失ってしまったから。だからもう友人たちに連絡したくてもできません。卒業アルバムもどこかに消えてしまったし・・・」
彼は歌手活動をしながらファンたちの愛を受けて自分の才能を広げながら大きい喜びを得る。 だが、広く顔が知られた芸能人として生きるということは彼にもやはり容易なことではない。
「私は歩く事がすごく好きでした。歌を聞きながら歩く事がとても好きでしたね。この頃は思う存分歩いて通うことができなくて少し辛いです。たまに名節で家に行く時、顔を隠して家の近所を何周も回って入ったりします。」
メンバーたちに各自の部屋ができたのは最近の事。3ヶ月前まではスンリと一緒に過ごした。末っ子スンリといくら隔たりなく過ごして空気のように感じられるといっても、別々の部屋が出来れば素直にとても嬉しい。誰でも一人だけの空間が必要なものだから。
「この頃部屋から絶対出て行きません。(笑)ご飯も自分の部屋で食べて。主に一人で映画をたくさん見ます。感傷的で穏やかな悲しい恋愛映画が好きです。コミック映画は特に好きではないのにバラエティー番組は好きです。毎晩一人で映画見るのが楽しみですね。」
テソンはこの頃は友人を作りたいととても思っている。「ファミリーがやってきた」で兄さん・姉さんを得たが同じ年頃の友人たちとも出会いたい。
「私の携帯電話は時計なのか電話機なのかわかりません。たまに公演のために会社の方々に預けていて後で確認すると本当にメール一通来てないです。TT メールでもやりとりできるガールフレンドがいたらいいですね。
今年はタジョンシク(大晦日の除夜の鐘みたいなもの)も一人で見ましたから。ヨンベ(テヤン)兄さんが一緒だと思っていて特別な約束をしていなかったら、気付いたら一人で迎えることになりましたね。3・2・1鐘の音を聞いてTVを消してお祈りをして寝ましたよ。TT」
この頃のテソンはとても孤独で寂しいようだ。
2010.03.18掲載
掲載先リンク↓
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2010031713123349286 ;