
“一日だけT.O.P兄さんのように生きたい”
「ビッグバンですか? 家族ですね。」
ひとつの空間にいても互いを空気のように感じられるビッグバンのメンバーたちは、テソンの家族も同然だ。初めはお互いの存在が慣れなかったり気を使ったりもしたが、今は互いに信じて頼れる存在だ。
「ビッグバンのメンバーとは生涯一緒でしょう。」
互いに違う個性を持ったメンバーだが足りない部分は互いに補う家族のような存在になった。
「ヨンベ(テヤン)兄さんとは同じフロアを使っています。 二人ともクリスチャンなのであれこれ話をたくさんします。音楽の話もたくさんするし。 日常生活で多くの教えをくれる兄さんです。
一番おもしろい人はT.O.P兄さんです。ある時朝起きてみたらT.O.P兄さんがケーキに顔を埋めて気絶していました。 私は本当にT.O.P兄さんが死んだと思いました。 ヨンベ兄さんが揺さぶって起こしたら底にどすんと落ちました。驚いて救急に電話をしようと思ったらすっと起き上がって歩いて部屋に入ったんです。映画で死んだと思った人が生き返ったみたいですごく驚いたんですよ。(笑)」
芸能活動をしながら大変な点を克服する方法はメンバーごとにそれぞれ違う。
「活動中に本当に心理的肉体的に大変な時がありました。 メンバーもみんなが疲れていましたね。 メンバーが集まってあまりにもしんどかったら、サボって一緒に遊園地とかに逃げて遊ぼうといってみんな眠りにつきました。その次の日私が見たらまた、T.O.P兄さんがいないんです。 テーブルを見るとこんなメモがありましたよ。“兄さんはやめる。 ビッグバン、ごめん愛してる。”」
メンバーはT.O.Pが本当にどこかに姿を消したと判断した。 だがもしかしたらという思いで宿舎中を探し回り、結局YGファミリー10周年コンサートのために一緒に来ていた他の先輩の部屋でT.O.Pを発見することができた。 その時T.O.Pがいった言葉がさらにすごい。
「やめようと兄さんに挨拶しに来たら寝ちゃった。」
他人に嫌味も言えず総てのことに用心深いテソンから見たら、こんな大胆な性格のT.O.Pが時々うらやましい。
「ヨンベ兄さんと二人で時々こんな話をします。「本当に一日だけでもT.O.P兄さんのように生きたい」と。だけど性格をそうしてみろと言われてもできません。(笑)」
テソンはカリスマあふれるリーダージヨン、可愛いスンリまでいろいろな性格のメンバーに会えたことを幸運と感じる。 メンバーとの友情が一生変わらないことを心から望んでいる。