
“終わりがどこなのかわからない”
G-DRAGON(本名 權志龍・23)が作ったものは大部分が文字通り'大当たり'を出した。 自分のソロ曲に作った“嘘”がビッグバン ミニアルバム1集(2007年)に収録されて途方もないヒットになったし、以後“最後の挨拶”から“ハルハル”“赤い夕焼け”に至るまで連続ヒット記録を更新した。
“人々が“大当たり出た”と言っても実際私たちは感じられませんでした。 外に出て行くことができないから。 いつも放送局・宿舎・練習室周囲をぐるぐる回るだけだからです。 私たちは相変らず“あいつらどうして”と言われる子供たちに過ぎなかった。 1位をたくさん取っても体で感じられる事は全くなかったです。 ただ観客たちの歓声を“歌手だからそうするんだろう”と思っていました。 舞台に出れば誰もが歓声を上げるけど、その時は歌を歌っているから全く気付きませんでした。”
芸能人たちには常に聞く言葉がある。 そして心の底から繰り返して言う言葉がある。 まさに“次が本当に重要だ”だ。
“それが芸能人として最も大変な部分であるようです。 今回うまくいってもいつもいつも“次がもっと大事だ”でしょ。普通の人たちが考える時、芸能人をやる事は簡単だと思われることがありますが本当は違います。”
活動が終わっても安心しない。 “もっと一生懸命やろう”“ここで終わってはいけない”“次がもっと重要だ”という相次ぐ緊張感。
“終わりがどこなのかわからないです。”
だがファンたちを見るとき力が出る。
“「ビッグバンのように夢をかなえたい」というファンたちを見るときは'いい加減ではいけないな'と感じます。 責任感が大きくなるというんですかね。”
もちろんビッグバン メンバーは“休む体質”が違ったりもする。 休暇を与えれば一日二日家にいても“何かやらなければならない”と思って練習室にこそこそやってくる。
“約束をしなくてもメンバーが出てきて踊っていて、歌詞を作っていて・・・練習は本当に生活の一部になりましたね。 だから他の人たちより曲を多く作れることができて、選ぶことができるようになったみたいです。 何より“がっかり”させないために今までやってきたようです。”
走り続けてきた時間、ファンたちを失望させることができないという思いの中でもG-DRAGONはいつのまにかバランスを取る方法を覚えた。 彼が果たして何のために走り続けてきたのかを少なくとも感じることになろう。