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[スター日記]スンリ
“全部脱いで人前に立っている感じ”


グループ ビッグバンでデビューして夢のような幸せを満喫していたスンリ(21・本名 李勝賢) 。彼にもスランプは偶然のチャンスに必然のように訪れた。

“ある瞬間から放送で表情管理が出来なくなりましたね。 気分が良くなくても笑わなければいけなかったり、気分が良いのに反対に深刻な表情にならなければいけなかったり・・・”

若いエネルギーや子供っぽさを思う存分発散し、羽目を外したり試行錯誤もしてみなければならない時期に、TVという四角いステージに閉じ込められてしまったスンリは苦しさを感じ始めた。

困難な質問や気分が悪い状況で自分の感情をそのまま表わしてしまったスンリ。

“G-DRAGON兄さんに本当に話せない程、すっかりひどい目にあいました。 そしてわーわー泣いてしまいました。 なんで私が作りたい表情さえ思いのままに作ってはいけないのか。 仕事だから? 私にはできないと思いました。”

ヤン・ヒョンソク社長は疾風怒涛の時期を体験しているスンリを呼んで言い聞かせた。
"君自身もコントロールできないのに、他の人たちの心をどうやって揺り動かすことができるの?"

スンリは先輩たちの話は正しいという気がした。 その次からは放送が気楽だった。 困難な質問でも気分が悪い状況も機転で受け流すことができるようになった。

“失敗は絶対繰り返さないように努力します。”

話すことも多くトラブルも多い芸能界生活。その後にもスンリは色々な難関を越えなければならなかった。

“芸能界は本当にうわさというものが恐ろしいところです。 例をあげれば私とク・ハラは友人です。そうすると「友人だって→二人でご飯を食べたって→二人デートしたって→遊びに行ったって→二人ってそんな関係なんだ」っていう風にうわさが広がります。 人間の心理というものは誇張して聞かせようとする部分があるようです。 それが本当に恐ろしいです。 だから私は悩み相談は絶対しません。”

悩みがあっても打ち明けることができないというスンリ。 明るくて自信があふれるように見える姿は、もしかしたら彼の生まれつきの性格と同時に自らを守ろうとする保護膜なのか。

“それが芸能界で生きていくことができる方法です。 以前に親しいある方に悩みを話しましたね。 「兄さん誰にも言わないでください」とお願いしましたよ。 ところがその翌日、別人がきて「がんばれよ、お前」と言いましたよ。 その瞬間本当に服を全部脱いで人前に立っている感じがしました。”

心の中を数多くの人々の前に示すことは嫌いだった。 特に大衆に私生活が簡単に露出される危険を持った芸能人たちが感じる恐怖感は想像を絶する。

“人々の前で服を着ていることを望みます。 幼い年齢だが早くにそんなことを悟ったみたいです。 感情で近付くべきなのに、「この人は私を探っているんだね」っていうように計算をしてしまって、機械のように人と接する時もあります。”

本来の姿と大衆の前で見せるイメージの間で悩みが多いスンリだ。

“私が末っ子ですよ。 兄さんたちが出来ない仕事を私がやらなければならない時があります。 監督さん会えば愛嬌もふりまいて、放送でも末っ子だからしなければならないことがあります。 けれども、兄さんたちと一緒にこの場所にいるということ自体に感謝しています。”

“そしてさらに発展しなければなければならないと思います。 電話とメールだけの携帯電話より、色々な機能がある携帯電話を人々が好むのには理由があるでしょう。 私も万能にならなければならないと思います。”