チワワがかかりやすい病気
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犬のてんかん

犬のてんかんは、足や顔面、全身の痙攣(けいれん)がなどの症状が発作として現れる病気です。原因不明のてんかんと、脳腫瘍や犬ジステンパーなどの病気によって引き起こされるてんかんがあります。



・犬のてんかんの症状


足や顔面、全身の激しい痙攣(けいれん)

てんかんを発症すると、全身もしくは手足、顔面が痙攣を起こす、意識をなくす、失禁する、といった症状が現れます。通常は、発作がおさまると普段の状態に戻りますが、その後何度もくり返して発作を起こす場合(重積状態)、命に関わる危険な状態です。



・犬のてんかん原因


脳腫瘍などが引き金となるが、原因不明の場合も

てんかんは、脳を形成している神経細胞(ニューロン)に異常が起こることによって発症します。脳腫瘍や、犬ジステンパー、水頭症など、脳やそのほかの病気が引き金となって発症する場合と、原因不明で発症する場合があります。原因不明で発症するてんかんは、遺伝的な要素が関係しているといわれています。


・犬のてんかん治療


てんかんの原因を見極めての治療

てんかん発症の原因となる病気がわかっている場合は、その治療をおこないます。原因不明で発症するてんかんには、抗てんかん薬を用います。原因を明確にするために、てんかんが発生した際の状況や病歴を、できる限り詳しく獣医師に伝えることが大切です。


・犬のてんかん予防


てんかんの予防は困難

てんかんの明確な予防方法はありません。発作が起こりやすい体質であることが分かったら、発作がひどくなる前になるべく動物病院で診断を受けましょう。

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犬の悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性黒色腫(メラノーマ)は、色素(メラニン)をつくる細胞ががん化して、口腔内の粘膜や舌に腫瘍ができる病気です。犬の口腔腫瘍のなかではもっとも多く、平均すると10歳前後の老犬に発症するケースが多く見られます。


・犬の悪性黒色腫の症状とは?


悪性黒色腫になると、口腔内の粘膜や舌に黒色の腫瘍ができます。腫瘍はびらん、潰瘍状になることもあります。腫瘍ができるのと同時に、口臭やよだれが多くなり、口から出血が見られることもあります。いったん発症すると進行が速いため、発見したときには腫瘍がすでにあごのリンパ節や肺などに転移している可能性があります。


・犬の悪性黒色腫の原因


悪性黒色腫は、色素(メラニン)をつくる細胞ががん化するのが原因です。腫瘍の多くは黒い色をしたもの(有色素性黒色腫)ですが、黒くないもの(無色素性黒色腫)もあります。なお、黒色腫には足や頭に腫瘍ができるものもあり、その場合は大半が良性です。


・犬の悪性黒色腫の治療方法


口腔にできた悪性黒色腫では、腫瘍が骨まで達している場合は、外科手術で骨まで一緒に切除します。口腔の奥に腫瘍ができている場合は、患部を適切に切除するのが難しく、予後はそれほど良くありません。また、わずか数ヵ月で再発することも多いので、手術後も注意する必要があります。


・犬の悪性黒色腫を予防するには?


悪性黒色腫の予防は難しいため、早期発見・早期治療が何より大切です。愛犬が6歳以上になれば、月に1回は口を大きくあけさせ、口の中に異常なしこりや潰瘍などがないかチェックするようにしましょう。

犬の膝蓋骨脱臼

犬の膝蓋骨脱臼は、膝蓋骨(しつがいこつ:ひざの関節の皿)が正常な位置からずれてしまうことで、足を痛がったり、引きずったりなどの症状が見られる病気です。原因としては先天性と後天性の両方があります。ひざに負担がかかりやすい小型犬では、症状が脱臼よりも比較的軽い亜脱臼がよく発生します。



・犬の膝蓋骨脱臼の症状とは?


膝蓋骨脱臼が起こると、足を痛がって引きずるようになるほか、脱臼した足を浮かせるようにして歩くなどの症状が現れます。膝蓋骨が内側にずれる内方脱臼と、外側にずれる外方脱臼があり、一般的に症状によって4段階に分けられます。その中でも症状が脱臼よりも比較的軽い亜脱臼は、トイ・プードル、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、チワワ、マルチーズなどの小型犬でよく見られます。大型犬は多くの場合、股関節形成不全をともないます。



・犬の膝蓋骨脱臼の原因


膝蓋骨脱臼になる原因としては、先天性のものと外傷などの後天的なものがあります。先天的な原因としては、膝関節のまわりの筋肉や骨、靭帯の形成異常などがあり、年齢とともにこれらの異常が進行することで発症します。後天的なものとしては、打撲などの外傷や高いところからの落下による骨の変形などが原因となります。


・犬の膝蓋骨脱臼の治療方法


膝蓋骨脱臼の症状が重い場合には、膝蓋骨を正常な位置に戻す手術を行います。手術はなるべく症状の軽いうちに行うのが重要で、特に幼犬でこの病気が見られたの場合は、骨が成長する前に手術するべきです。ただし症状が軽い場合は、関節を保護する薬や炎症を鎮める薬の投与で治ることがあります。


・犬の膝蓋骨脱臼を予防するには?


膝蓋骨脱臼を予防するには、膝に負担をかけないことが大切です。フローリングなどの硬くてすべりやすい床は膝への負担がかかりやすいので、小型犬の子犬を室内で飼っている場合は特に、じゅうたんやマットなどを敷くと良いでしょう。これらの予防方法で、先天的に起こる膝蓋骨脱臼を予防するのは困難ですが、すでに発症している場合は症状の悪化を防ぐのに効果的です。

犬の気管虚脱

犬の気管虚脱は、気管が平たく変形することで、息が荒い(呼吸が苦しそう)、乾いた咳をするなどの症状が現れる病気です。とくにパグやシーズーなどの短頭種で多く発生します。肥満気味の成犬~老犬に起こりやすく、とくに暑い夏場に多く発生します。



・犬の気管虚脱の症状とは?


気管虚脱にかかると、ゼーゼーと息が荒くなり、ガーガーといった乾いた咳をするようになります。悪化すると、よだれをたらす、舌が紫色になるチアノーゼの症状が現れます。

この病気にかかりやすい犬種は、外鼻腔(鼻の穴)の狭さが特徴である短頭種のパグ、シーズー、ポメラニアン、ペキニーズのほかに、マルチーズ、トイ・プードル、ヨークシャー・テリア、チワワなどです。また、ゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーなどは、遺伝的に発生しやすいといわれています。



・犬の気管虚脱の原因


気管虚脱は、先天的な異常や肥満、老化などによって、気管が筒状の形を保てなくなり、平たく変形することで起こります。夏場の暑い季節に発症します。


・犬の気管虚脱の治療方法


症状が軽い場合は薬の投与などの内科的治療をおこないます。悪化を防ぐために、とくに呼吸が苦しくなる夏場は風通しを良くし、エアコンや扇風機で室内の空調を管理します。肥満(太り気味)の場合には減量をおこないます。症状が重く、呼吸困難がひどいときは、酸素吸入や外科手術をおこなうケースもあるようです。治療方法については動物病院に相談するようにしましょう。


・犬の気管虚脱を予防するには?


気管虚脱を予防するには、子犬の頃から食べすぎを控え、適度に運動をおこなって、肥満を予防することが大切です。とくに外鼻腔の狭い犬種は、呼吸に異変があれば動物病院に相談するようにしましょう。

犬のそけいヘルニア(鼠径ヘルニア)

そけいヘルニア(鼠径ヘルニア)は、足の付け根(そけい部)にある隙間が腹圧などで広がって、お腹の中の臓器が飛び出る病気です。膀胱が飛び出ることもあり、その場合には尿が出にくいなどの排尿障害を起こします。



・犬のそけいヘルニアの症状とは?


そけいヘルニアが起こると、臓器が飛び出した部分は外側から膨らんで見えるようになります。原因となる「隙間」が小さければ、わずかに飛び出る程度ですが、大きな場合は腸管の一部(まれに膀胱が反転して飛び出る場合もある)が出入りして、尿が出にくいなどの排尿障害を起こします。



・犬のそけいヘルニアの原因


そけいヘルニアは、強い腹圧などによって、足の付け根にある隙間が徐々に広がることによって起こります。先天性の原因で発生する場合もあります。



・犬のそけいヘルニアの治療方法


そけいヘルニアの治療は、外科的手術によって飛び出た臓器をもとの位置に戻し、隙間を縫合して塞ぎます。


・犬のそけいヘルニアを予防するには?


そけいヘルニアは予防するのが難しい病気です。そのため、早期発見と早期治療が何よりも大切です。足の付け根の近くに異常なしこりや膨らみがあれば、そけいヘルニアの可能性があるので、動物病院で詳しく検査を受けましょう。

犬の緑内障

犬の緑内障は、眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなることで視野が狭くなる病気です。発症すれば、瞳孔が開き、眼に痛みが現れ、眼球が飛び出したような状態になり、視力が低下します。ひどい場合には失明することもあります。



・犬の緑内障の症状とは?


緑内障にかかると、眼に強い充血が見られ、眼(角膜)が白く濁り、眼の痛みと同時に瞳孔が開いたままの状態になります。また、眼の色が赤や緑に見えることもあります。症状がひどくなれば、眼球が飛び出したような状態になり、視力が低下して失明するおそれもあります。犬種ではシーズー、マルチーズ、アメリカン・コッカー・スパニエル、ビーグル、柴犬などに多く見られます。



・犬の緑内障の原因


緑内障は、眼圧を一定に保つ房水(ぼうすい)という液体が眼球内に過剰にたまり、眼圧異常(高眼圧)が起こって視神経が圧迫されることで発症します。なお、緑内障にはブドウ膜炎といったほかの眼の病気が原因で起こる続発性白内障と、ほかの病気をともなわない原発性白内障があります。



・犬の緑内障の治療方法


眼圧を下げる薬や内服薬などで内科的治療をおこないます。ただし、重い緑内障の場合は完治するのは困難となります。


・犬の緑内障を予防するには?


緑内障を発症しても、症状が進行して視力低下がひどくならない限り、犬はわりと不自由せずに暮らせるために、発見が遅れるおそれがあります。それだけに早期発見・早期治療が重要です。愛犬の眼に異変を感じた場合は、なるべく早く動物病院で診てもらうようにしましょう。

犬の水頭症

水頭症は、脳脊髄液が異常に分泌され、脳圧が高まることで発症します。先天性の奇形や脳腫瘍などによる経路の閉塞が原因で、痙攣(けいれん)やてんかん、旋回運動やショック状態を引き起こします。


・犬の水頭症の症状とは?


水頭症にかかると、元気がなくなって疲れやすくなり、歩くときにふらつく、痙攣(けいれん)やてんかん、血圧が急激に低下する(ショック状態)、同じ場所をくるくると歩き回る(旋回運動)、斜視や視覚障害などの脳神経症状が、単独あるいは重なって現れやすくなります。特徴としては、頭に丸い腫れが見られ、頭がい骨が完全に閉じていないので、頭頂部を触ってみると隙間が開いているのが分かります。

犬種ではミニチュア・ダックスフンド、チワワ、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、パグなどの小型犬に多く見られ、大型犬ではあまり見られません。


・犬の水頭症の原因


水頭症は、脳の内部を循環している脳脊髄液が異常に分泌され、脳圧が高まることで発症します。脳脊髄の過剰分泌は、先天性の奇形や、脳腫瘍などによる経路の閉塞が原因となって起こります。



・犬の水頭症の治療方法


水頭症の治療は、脳脊髄液の量を減らし、脳圧を下げるためにステロイド剤や利尿剤を投与します。重度の場合、外科的手術をおこなう場合がありますが、手術や術後の管理は非常に困難です。



・犬の水頭症を予防するには?


水頭症は先天的な原因で発症する場合があるので、よく調べておきましょう。