オーナーのサトルは2世だけれど、日本語が話せない。
テナントはみな英語圏で、日本人街にいても日本語は
まったく聞こえてこない。
一世の時代は、みな日本語とジョン万次郎のようなカタカナ英語を
話すのが常だったようだけれど、一世はもう100歳に近く、次の時代の
二世は英語教育で育ってきているから、もはや日本語を必要としない。
三世、四世、早や五世の時代に入っているから、完全に英語オンリー
の日系人であることは間違いない。でも、彼ら日系人であることは、
はっきりと意識している。日系人という言葉を誇りに思っていることも
確かなのだ。
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