2012年12月、衆院選で自民党が大勝し政権交代第二次安倍政権が発足して以降、自民党は選挙に強いなぁと思っていた


毎回、私の肌感覚を上回る勝ち方だった


後になって、河井案里元議員の公職選挙法違反での有罪判決や統一教会問題、裏金問題が選挙戦の強さの源だったのではないかと腑に落ちる


何が起きていたのか、正確なところは分からない



ただ、勝った陣営の選挙戦の戦い方が『賢い生き方』に登録される



今、『賢い生き方』とは何か?と問われたら


権力者が優遇措置を行ってくれる業界、組織に属しましょう

権力者の予算や権限に食い込みましょう


極論ではあるが、真実の一面は突いていると思う



東京都知事選挙が近づいてきた


勝った陣営の戦い方が『賢い生き方』に登録される


評価する側が、何を基準に投票するのか?

どういう生活環境を望むのか?

災害対策はどうか?


『ハリケーンに襲われたショックで住人が思考停止している間に、普段なら絶対に反対されるような過激な政策を一気に入れてしまう。ただしその際には、迅速に動くことが肝心だと強調していました。

危機に便乗して過激な新自由主義を強引にねじ込むこの戦略を、クラインは「ショック・ドクトリン」と名づけます。』(100分de名著 ショック・ドクトリン ナオミ・クライン著 堤未果 NHKテキスト2023年6月 p.17)


『一つ、注意しておきたいことは、「一番悪い敵は、誰なのか?」という思考に陥らないようにすることです。善悪二元論に陥った民衆ほど、扱いやすい存在はありません。異なる意見を持つ相手に、レッテルを貼り排除するようになったら要注意。偏見と分断は、ショック・ドクトリンを仕掛ける側にとって、甘い蜜だからです。『ショック・ドクトリン』に繰り返し登場する、メディアという強力なプレーヤーの役割を思い出してください。9・11で、イラクで、私たち民衆は、なぜショック・ドクトリンを許してしまったのでしょうか。

今は独裁者や悪い王様など、わかりやすい敵を倒せばいいという時代ではありません。二十一世紀のショック・ドクトリンの最大の特徴は、敵の顔が見えないことです。見えないだけでなく、限りなく増殖していき、今日の味方が明日の敵にもなる。全てはお金で動いていくので、敵の顔が見えたと思っても、それはどんどん変わり、複雑に絡み合うので、追い切れません。

『ショック・ドクトリン』に出てくる多くの事例が示すように、〝犯人探し″をしたくなる私たちの本能は常に、国民を分断し、攪乱し、戦うべき相手を見誤るよう、利用されてきました。

〜中略〜

物事を深く、長く、広く見る力を失い、自分の頭で考えることを放棄してしまった時こそ、ショック・ドクトリンは牙を剥き、私たちはいとも簡単に餌食にされてしまうのです。

相手は人間ではなく、果てなき欲望を現実化するための「方法論」に他なりません。それを打ち負かせる武器はたった一つ、物事を俯瞰して眺め、本質をすくい上げる、人間の「知性」なのです。』(100de名著 ショック・ドクトリン ナオミ・クライン著 堤未果 NHKテキスト2023年6月 p.122〜123)


普段は考えないことも、選挙がきっかけとなり意識し始める



『賢い生き方』が、多くの人に恩恵をもたらすものでありますように